水魔法の極み
三時間目は水魔法の授業だ。だが、俺は二時間目に引き続き自習をしている。
理由は同じ。中学校レベルの水魔法は身につけ終わってしまったので、自分で学習し実践しているのだ。
さて水魔法の極みだが、これは意見が色々あるかもしれないが、俺が思うには水のプラズマの生成だ。
これが出来たらどうなるのか。とりあえずめちゃくちゃ熱い。数万度くらいはないといけないからな。
だが、これだけを見るとただの熱い水蒸気なだけじゃないか。そう思うかもしれない。だがちょっと違う。
詳しいことは省くがプラズマ状態にすると相手の分子結合をぶっ壊す性質を持たせることが出来るのだ。だから防御が難しい。ただ当たって来るだけならまだしも、結合を壊す攻撃は防ぎようがないだろう。
まあ、数万度の水なんて防御できる奴がいるのか甚だ疑問ではあるが、もしかしたらいるかもしれないからな。
ああ、もちろんクオンには効かない。水は質量を持っているからな。重力によって当たらず、防がれてしまうだろう。
うーん。難易度としては多分透明な炎よりも簡単かな?光子レベルでなく電子レベルで済む話だからな。
水魔法の極みについてはこんなところか。さて、外へ行って訓練をしてこよう。
とりあえず水魔法で出した水をどれだけ熱する、分子の運動を速くさせる、エネルギーを加えられるのかを試してみよう。
よし、百、二百、五百、千度......。
くっ、五千度......。ここまでか、もう無理だっ。
とんでもない圧力がかかった水蒸気球を上空に向かって投げ飛ばす。直後、けたたましい破裂音と共にそれは霧散していった。
どうやらまだ上手くいかないようだ。でも、やれば出来るようになるだろうという確信も得た。多分これはその内出来るな。




