6/6
5
多音が家に帰って来たら、一真の家の車が無かったので多音は、帰ったのだと思った。
「ただいま。」
多音は自分の部屋に行き、お風呂に入った。
夕飯の時間は決まっていないのでいつも多音はお風呂に入った後に夕飯を食べる。
夕飯を食べ終えた多音は学校の宿題を始めた。
1時間後、多音の携帯に1通のメールが届いた。
そのメールは春馬からだった。
春馬からのメールにはこんなことが書かれていた。
[相田、お前が嘘をついている事ぐらい分かる。
お前と何年の付き合いだと思っている。
部員やクラスの奴に相談出来ないなら、せめて…せめて…
俺か秋林には頼れ! いい答えは出せないけど少しでもお前の役にたてるならいつでも相談にのるから。]
多音の目から少し涙が流れていた。
(先輩、ありがとうございます。)
多音は、春馬に返信をした。
[先輩、メールありがとうございました。
明日の部活後、私と先輩と凛とでお話し出来ますか?]
それを読んだ春馬は、“分かった”とだけ返信した。
お久しぶりです!
出来る限り早く出そうとは、思いますが私の性格上多分無理なので、でも、頑張って早く出します。