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正八面体な俺は  作者: 爬虫類さん
第一章〈テイマー編〉
4/6

はじめて会う人は大切にしましょう

ブックマークしてくださった方々には、とても感謝しております!!

***************

やっと人間が出てきます。

やった、やったぞ!!ついに、ついに緑のあるところに来た!!よっしゃー!!

おれは、クレーターの外側に緑の植物を見つけて喜んだ。

なんせ今まで見てきたの岩だけだったからな。猛烈に地球が恋しくなってたところだ。

さっそくあたりを見学してみることにした。


ツィーーーッ 

いやー楽ですねー移動。落下中に制御できるようになってよかった。ここであの動きしたら速攻で木にめり込みそうだ。

俺が落ちたところは林のようなところだった。

それにしても、やけに木がデカいな。そこら辺の木ですら直径が俺の20倍はあるぞ。


適当に歩いて(浮いて?)いると、道のようなところに出た。道といっても、地面をちょっと平らにした舗装されていない道だったが。

せっかくなので、道に沿って進んでみることにした。


3分ほどたった頃だろうか、前から足音が聞こえた。

興味があったので、近づいてみることにした。

足音の正体は、ぼろい服を着た子供だった。なにか呟きながら走っている。


「*****!*********...」


意味わかんねー!そこはふつう主人公補正だろ!!

だが、俺には無限の魔力がある!多少の不自由など魔法で無理やり解決してくれるわ!!

ぬおおおおお!!


【称号:言語の完全理解者パーフェクト・ワードマスター を獲得しました。】


..........できちゃったよ。やってみるもんだねえ。MP無限ってどんだけチートなんだよ。後でいろいろ試してみよう。

とりあえず、今はあの少年と会話してみよう。

俺は、草むらの中から少年の前の道にとび出した。


「やあ、こんに「くそっ、こんな時に魔物かよっ」.........。」


結果。少年にナイフ向けられました。

うん。俺、人じゃないことすっかり忘れてた。

あと今わかったんだが、俺、結構小さい。少年の手のひらくらいしかない。たぶん10㎝くらいだと思う。

巨大じゃなくてよかった。ラミ〇ルの二の舞になりかねん。

そんなことを考えていたら、少年がナイフをこっちに打ち付けてきた。


カンッ カンッ


当たってはいるんだが、まったく痛みが感じられない。

俺の防御力って高いんだろうか?ステータスのパラメータの部分見てなかったな。

(ステータス。)


――ステータス――

name:『』

種類 魔力塊

出現から200万年

HP   -   (【機能】・破壊不能 のため)

MP   ∞

攻撃   5

耐久   -   (【機能】・破壊不能 のため)

精神   -   (【機能】・破壊不能 のため)

速さ 22500


【機能】

・破壊不能 ・解析

【スキル】

・魔力検知

【称号】

『魔素の管理者』

『言語の完全理解者パーフェクト・ワードマスター


うわーーっ。これはチートだわ。俺の存在が「物」でよかったー。

つまりこれって無敵ってことだよな。あ、でも中二病がよく使っている「魂を刈り取る」とかの効果は効きそうだ。

なんか心配だし、解析で調べてみよう。

(解析っと。)


『【機能】破壊不能・・・この機能がついている物体は破壊することができない。その物体が、知能ある物体インテリジェンスアイテムの場合、その物体の精神、意識、記憶も破壊不能の対象になる。』


んー、ってことは俺は知能ある物体インテリジェンスアイテムになるのか?なら俺無敵じゃね?

いやいや、よく考えろ、俺。どこか落とし穴があるかもしれない。ほら、「魂」という文字がないじゃないか。それに、閉じ込められたりしたらアウトじゃん。

危ない危ない、危険だらけじゃないか。少しでも俺TUEEEEだと思った俺がバカだった。

少し体が丈夫くらいで考えないとな。


カンッ カンッ ペキャッ


そうこうしているうちに、少年のナイフが折れてしまった。悪いことしたな。


「ゼェ、ハァ、」


少年は疲れ切っているようだ。今なら話せるだろうか。中二病的な魔法を使われるとまずいし、丁寧に行くとするか。


「もう落ち着きましたか?」

「っ!?しゃべっただと!」


いや、言うとは思ったけども、ここまでストレートだと、傷つく。


「はい。僕は話すことができます。悪い魔物ではありません。」

「本当なのか?」

「もちろん。現に、あなたに反撃していないではありませんか。」

「....信じていいんだな?」

「信じてください。」


俺がそういうと、少年はいきなり土下座をしてきた。


「は?あ、いやどうしたんですかいきなり」

「さっきはいきなり切りかかっちまって、本当に済まなかった!どうか許してくれないか?代償はいつか絶対払う!」


んー今回は許そうかな。はじめて会った人だし、俺に被害は全くないからな。


「許しますよ。あと、代償はいりません。」

「えっ、いいのか?」

「ええ、最初はちょっといらっと来ましたけど、幸いこちらにダメージはないですし。それより、さっきは急いでいましたけど、何かあったのですか?」


俺がそういうと、少年はハッとした顔でこちらを見た。


「そ、そうだった。あいつらに追われてるんだった!もう奴隷なんてこりごりだ!!」

「なんですって!」


魔力検知を強くしてみたら、もう追手は50mまで迫ってきていた。


「それを早く言ってください!ナイフのお返しです。ほら、僕を掴んでください!!」

「は?!」

「はやく!!」

「お、おう....」

「放さないでくださいよ!!それじゃ、いきます!!」


俺は、少年がしっかり握ったのを確認してから、少年にも浮遊魔法をかけて音速ぎりぎりを出して逃げた。

若干勘違い要素出てきてますね。主人公はそんなに軟じゃありません。

***************

読んでいただきありがとうございます!!

更新は完全に不定期です。更新速度はかたつむり以下と考えてもらってかまいません。

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