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亀裂

13人もの方が読んで下さって恐悦至極に存じます。

読んで下さる人がいらしゃる限り、続けてみようと思います。

あと、官能小説ばりの性描写したら、怒られますかね?

でも、勇気を持って小保方さん口調で宣言しますね。

「いつか必ず書きます」

作品消えてたら、彼奴やりよった!と思って下さい。

13人の方に愛を込めて…

旅立つ日が決まった。


ソルの町の北に、ソルの丘がある。

その丘は良質な魔力結晶の産地で、ウレルガナ商会という、ソルの町で一番大きな商会が、魔力結晶の発掘から販売までを独占している。

独占と言えば響きが悪いが、きちんと商業ギルドを通して商売している、健全な会社である。

半年に一度、社長のウレルガナ自ら西ドルガ領キコラの街まで、魔力結晶の販売に行く。

ギルド長の計らいで、セイン達はその護衛として同行する事になった。

リンガ山脈を越える危険な護衛だか、大部隊だと、山脈を住処とするドラゴン、シューティングスターを刺激する為、少数精鋭が鉄則である。

ランクセカンド指定の依頼だったが、剣聖に勝った実績が認められ、セインは採用されることが出来た。

ランクセカンドのラルラは、最初から護衛として、ランクサードのマギーニャもウレルガナの好意で同行が許された。

セインのパーティー以外は、ランクセカンドとランクファーストの二人組のパーティーが採用されている。

ランクセカンドの方は、バルという名のドワーフで、中年のやや太めな大男だ。

陽気で豪快な性格で、大きなメイスと盾を使い、大地母神アースゥの名の下に光魔法まで行使するオールラウンダーである。

ランクファーストの方は、ダイアという名のエルフで、27歳の細身で鋭い目つきの美人だ。

見た目通り無愛想な性格で、長めの弓を使い、弓神という二つ名を持つ凄腕の持ち主である。

出発は5日後に決まり、バルの提案の元、お互いの実力を確認する意味で、簡単な依頼をセイン達と受けることになった。

受けた依頼は、ウォーウルフの群れの討伐、ソルの町から半日の距離にある草原の、魔物退治だ。




「セインはウォーウルフは初めてか」

バルがセインに聞く。

「はい、まだ討伐依頼も2回目で……」

セインが申し訳なさそうに言う。

「フッ、素人ね、なんでこんな者と……」

ダイアが不機嫌に言う。

「感じ悪っ」

「はい、あんな言い方ないですよね」

マギーニャとラルラが小声で話す。

「ははは…ごめんなさいダイアさん」

ダイアに声をかけるセイン。

「気安く話しかけるな」

ダイアは鬱陶しそうに言う。

「何よ‼︎ せっかくセインが話しかけてるのに‼︎」

「そうですよ、そんな言い方ないです」

マギーニャとラルラが怒る。

「ふん、うるさいわ、あなた達も気にくわないわ」

面倒くさそうに言うダイア。

「やめんかダイア、すまんな、ダイアは人嫌いでな……」

バルがダイアの代わりに謝る。

「余計なこと言わないで‼︎ バル」

ダイアが怒ったようにバルに言う。

「あんた、態度悪すぎよ‼︎」

マギーニャが更に怒る。

ダイアは突然、マギーニャに向かって弓に矢を番える。

あまりの早業に誰も反応できない‼︎

なんの躊躇も無く矢を放つダイア。

矢は、マギーニャの顔をかすめるように飛んでいく。

ダイアは矢を放つと同時に、背中に背負った矢筒から次の矢を抜きながら、マギーニャの横を走り抜けていく。

走りながら立て続けに2本矢を放ち、更に立ち止まって、弓に2本の矢を同時に番え放つ。

セインはかなり目をこらせて、放たれた矢の先を見ると、5匹の魔物らしきものが倒れているのが確認出来た。

ダイアはセイン達の元に帰ってくると

「戦士は実力がすべてよ」

と蔑むような目で、セインを見て言った。

「カッケェ〜」

セインは素直に賞賛する。



しかし、マギーニャやラルラとダイアの間の溝は深まるばかりであった…。






「おぬし、見事な腕前よのう」

セインの腰のサルの剣がダイアに言う。

「うわぁ‼︎ 剣が喋った⁉︎気持ち悪いわね‼︎」


サルの剣だけはいつもの日常であった……。

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