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まさかの人

サルの剣featuringテヘペロヘビ、それがこの剣の正式名称である……。

グリップエンドに彫刻されたサル…そのサルの口が腹話術の人形の様にパカパカ開き喋るのである。

もはや悪夢としか言いようが無い……。

声が遅れて聞こえていないのが、唯一の救いだ‼︎


「う〜持ってるだけでも恥ずかしいのに、喋るなんて気持ち悪すぎるよ」

セインの正直な気持ちが口から出る。

「気持ち悪いとは無礼な‼︎ 拙者は武士だぞ、無礼は許さん‼︎ そこになおれ、手討ちに致す」

と、サルの剣が怒る。

どう見ても西洋のロングソード、武士ならせめて刀であるべきであろう、その上サルである……。

「ごめん、少し言い過ぎたよ、でも自分の意思じゃ動け無いでしょ、手討ちにできないよね?」

セインは素直に謝る。

「不覚、斯くなる上は切腹致す、セイン殿!かいしゃくを頼む」

潔すぎるサルの剣……。

「だから、切腹なんて物理的に無理‼︎」

律儀に相手にしてやるセイン。

「む、無念じゃ…」

落ち込むサルの剣……。



取り敢えずセイン達は、ギルドでラルラと合流した。

冒険者ギルドの受け付ウーケに、パーティー申請の用紙を提出した。

セインがリーダーでマギーニャとラルラがメンバーだ。

マギーニャとラルラは、とても喜んで両側からセインに抱きついた。

「セインにくっつかないで‼︎ セイン、私との食事の約束、忘れてないでしょうね‼︎」

何故か?ウーケまで張り合ってくる。

セインは必殺技、お茶を濁すのスキルを発動し、その場を切り抜けた…お茶を濁すのスキル、ぐう聖である。

「セイン、ギルド長が用があるそうよ、案内するわ」

とウーケは他の職員に受付を頼むと、セインの腕に組み付いた。

マギーニャとラルラの視線が怖いセインであった……。



同じパーティーメンバーという事で、入室を許可されたマギーニャとラルラと共に、初めてギルド長と対面するセイン。

「やぁ、呼び出して悪かったね、僕がギルド長のゼクス、剣聖とも呼ばれてるけどね」

ギルド長は意外に、若い男だった。

身長は、セインより少し低いから167前後、細身で、年齢はセインと同じぐらいに見えるが110歳、ソル人族だ。

「ご用があると伺いましたが?」

少し厨二病のセインは、ギルド長より剣聖の二つ名に緊張する…。

「ああ、君の活躍は聞いてるよ、ランクセカンドの赤斧に勝ったそうじゃない、僕と手合わせしようよ、もしも君が勝ったらランクファーストにしてあげるよ」

剣聖ゼクスは微笑を浮かべ、セインに問う。

負けるにせよ、セインには良い経験になるだろう。

「お受けします」

セインは剣聖の目を見て答える。

剣聖はランクファースト、最強クラスの男と戦う事に戦慄を覚えるセインであった。





「拙者も助太刀致す‼︎」


張り切るサルの剣だが、物理的に振られるだけの存在である。

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