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魔法練習 1日目

ーー翌日ーー


「まず、腕輪を外してみな」


「な、なんで?」

ミカの言葉を聞いてとっさに、アランは腕輪を手で覆い隠す。


「本格的に魔法を教えるとなると腕輪は、邪魔なんだよ」


「・・・・・本当ですか??」

ミカの説明を聞いたアランは、疑いの目を向けている。


少し前まで腕輪を外して火達磨になりながら、練習しようといっていた人物からの言葉だ。

すぐに信じる事は出来るであろうか・・・・いや、無理だろう。


「腕輪は属性変換以外をできない様になっているからね」


「・・・・」


「・・そんなに気になるならノンティクスに聞いてみるかい?」

段々と疑いの目が強くなっていくアランを見たミカは、ため息を吐きながら『ノンティクス』の名前を出した。


「分かった。はい、腕輪」

アランの祖父のノンティクスはかなりの孫に甘いので嘘を言うことは無いだろう。

そう考えたアランはミカに腕輪を渡した。


「属性変換をした魔力を手から出してごらん・・こんな風に」

手から水が滴り落ちていく様子を見せて、アランにするように言った。





「「・・・・・」」

アランの前には、水を被りずぶ濡れになったミカがいた。


属性変換した魔力を手に移動させるは簡単だったが・・・・魔力が多すぎたようだ。


「・・・・いやー、ばあちゃん・・ちょっと魔力込めすぎちゃったよ!ハハハ・・ハハ、ハ・・・」

ミカは無言でこちらを見ている。


「ごめんなさい!!」

全く反応の無いミカの姿に恐怖を感じたアランは土下座で謝った。

しばらく経つとミカが声を出した。


「・・まあ、これくらいならいいさ」

そう言ったミカは魔法を使って服や体を乾かした。



「こんなに魔力があるなら、戦闘訓練の内容を考えなおした方がいいか」

少し戦闘訓練のキツさが上がった。


・・・・お仕置きの方よりはいいのかな?



ーー練習中ーー



「今日は、ここまでだね。じゃあ、おやつにお食べに行こうか」

全ての属性をやり終わるとミカから声を掛けてきた。




ーーーー

「・・疲れたぜ」

「ただいまー」

「アラン!帰ったぞ!!」

夕方になると仕事が終わりシグ、グラン、ノンティクスの3人が帰って来た。

グランが珍しく疲れた顔をしている。


「あれ?・・グラン、何かあったのかい?」


「ああ、最近盗賊が出る様になって書類仕事が増えたんだよ」


「王国騎士団の副団長も大変だね」


「ほんとだよ。面倒事ばっかりあるからな」

聞き逃せない言葉が聞こえた気がするのだが、『王国騎士団の副団長』??

・・気のせいだよな?


「・・あの、父さ「アラン!今日は何をしたのか教えてくれるか!!」」

グランに詳しく聞こうとするとノンティクスに抱き上げられた。


「いや、ちょ「取り敢えずリビングに行こうかの!!」」

ノンティクスはリビングに向かっていった。

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