属性変換 2
ーー1週間後ーー
腕輪のガラス玉の色の濃さが安定していないのを見てアランはため息をついた。
「・・・・やっぱり、イメージを変えた方がいいのかな?」
川に流れる水を想像しながら属性変換をしているが、色が安定してない。
ばあちゃんの様にするには、どうすればいいのかアランは考えたーー
「ばあちゃんー、ばあちゃんの属性変換のイメージって何なのー?」
考えても分からなかったアランは、ミカの聞くことにした。
「・・・・もう少し考えると思ってたんだけど・・・」
ミカが少し呆れたようにアランを見てきた。
「とりあえず、アランの属性変換のイメージは何なの?」
「僕は、水が流れていくイメージしてやっているよ」
「あー、それじゃあダメだね。そのやり方だと『流水の流れが安定してない』から属性が安定しないだろ?」
「・・あー、そういうことか・・・ばあちゃんは、どんなイメージなの?」
「アタシは、どこかにある水を手元に置くイメージだよ」
「手元に置く・・・分かった。じゃあそれで、やってみるよ」
アランは川をそのままをイメージしていたが、それをコップに汲み上げた状態にしてみた。
するとアランの腕輪はスカイブルーの様な透き通った色に光った。
「よし、出来た!!」
「・・ほう・・じゃあ、他の属性変換も練習をしようか」
そんなに直ぐに出来るとは思わなかったのかミカは驚いていた
「次は、何の属性をするの?」
「アランの得意な属性の土と闇だね」
「・・あれ?そういえば、最初はなんで水属性から練習をしたの?」
1週間も水属性の練習をしている事を今更ながら疑問に思ったので、聞いてみた。
「一番怪我がしにくい属性からね。属性変換の練習は最初に水属性をするのさ」
「じゃあ、水属性は結構使える人多いんだね」
「そうだね。ただ、戦闘に使う人は少ないんだよ」
「・・なんで?皆使えるんでしょ?」
皆が使えるなら戦闘に使う人も多いと思うんだけど
「生半可な実力だと攻撃力がないのさ」
確かに前世では、水を圧縮して攻撃力を上げたり、大量の水で敵を吹き飛ばしたりなどが想像できるが、水を圧縮するにも技術が高いといけないだろうし、大量の水を出すにしても魔力消費がえぐい事になるのだろう。
それに、化学技術は全くないこの世界では、確かにいきなり水で攻撃しろと言われて有効な攻撃手段を考え付く人は少ないだろう。だから、最初の練習に使うことになっているのか
「戦闘に使う人はどんな人なの?」
「学園の教師か城の魔法師団で仕事しているよ」
「そうなんだね」
教師も魔法師団もかなり高い実力が無いと入ることが出来ないと言われてる所なのに、水属性を戦闘に使えるだけで入れるって、水属性の難易度はどんだけ高いのだろうか。
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「アラン、土属性の変換をしてみな」
水属性について、少し考え事をしているとミカに話しかけられた。
「分かった」
水属性と同じように手元に土を持ってくるようなイメージでーー
腕輪が黄土色に光った
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それから他の属性をやるとミカから及第点を受けた。
「それだけできるなら、本格的に魔法教えようか」
「今からするの?」
「明日から始めるよ」




