水晶玉
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水晶玉について、アランはあることを思い出した。
「そういえば、ばあちゃんなんで水晶玉は、魔力量と属性で分かれてたの?」
「・・ああ、それは昔に貴族達から『分かりにくい』って声が出たから王都の魔道具職人に頼んで作ったんだよ」
「それで、2個に分かれたんだね」
「貴族達が独占してたから、手に入れるのが大変だったよ」
「そうなんだ・・・・ん?」
(・・・ばあちゃんどうやって手に入れたのだろう?)
話を聞くと手に入れるはかなり難しそうだが、もしかして貴族の知り合いでもいるのだろうか?
「どうやって、手に入れたの?」
「『魔法の勉強をし始めた』ってアルトに言ったら、直ぐもらえたよ」
「1歳の誕生日に来た人だっけ?」
「そうだよ、良く覚えてたね」
ミカがアランを関心した表情で見ているが、それよりも『アルト』の正体の方が気になる。
「ねー、ばあちゃん『アルト』って「さあ、ご飯の準備しないと」ちょ、ばあちゃん!!」
ミカに『アルト』の正体を聞こうとすると、ミカはご飯の準備に向かっていった。
(・・・本当に何者なんだろうか?)
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「今日は何なんだ?」
「今日は唐揚げだよ」
「よっしゃ!」
「はあー・・・」
ガッツポーズをしているグランと、それを呆れた表情で見ているシグを横目にノンティクスに小声で話しかけた。
「じぃちゃん、聞きたいことがあるんだけど」
「儂の知っている事なら何でも答えるぞ!アラン!」
「なら、『アルト』って人について聞きたいんだけど、貴族の人なのかな?」
「・・・・貴族では、・・・無いのう」
「じゃあ、商人なの?」
「そ、それはー・・・「ほら、2人も速く椅子に座りな」」
ノンティクスが口こもっていると、ミカから声をかけられた。
周囲を見てみれば、アランとノンティクス以外はもう椅子に座っている。
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結局、『アルト』について聞くことが出来なかったが、『貴族では無い』ことだけ分かった。
(本当に、何者なんだろ??)
ベットに寝ころびながら『アルト』について考えていたが、いつの間にかアランは眠ってしまった。




