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勉強 3

魔力操作の練習をしていると廊下から足音と声が聞こえてきた。

「ーーー」


「・・ん、誰かな?」

今の時間だとシグは料理中で、ミカは買い物に行っているはずと考えていると勢い良く部屋の扉が開いた。


「アランーーー、本が届いたぞーーー」


「・・・・おじいちゃん・・仕事はどうしたの?」


部屋にノンティクスが入って来た姿を見て、アランは困惑の表情を浮かべた。

本が届いたのは嬉しいが、ノンティクスがここにいるのが分からない。

今の時間は仕事中のはずだ。


「仕事は抜け出してきたぞ」


「それって大丈夫なの?」


「仕事なら他の人任せておるから大丈夫じゃよ」

ノンティクスが笑っていると部屋に男性が入って来た。


「大丈夫なわけないでしょう?ノンティクス様、仕事が溜まっているのですから早く帰りますよ」


「いいじゃないか。コリンズ、もう少しだけアランと一緒にいさせてくれ」


「商会に泊まり込みになりますよ」


「さあ、早く仕事に戻ろうか」

ノンティクスは『商会に泊まり込み』と聞くと部屋の外に向かって歩き始めた。

そんなノンティクスの後ろ姿をコリンズはため息を吐きながら、ノンティクスの後を追った。






ーーーー


「アラン、ご飯の準備ができたからリビングにいこうか」


「うん」


晩飯の準備ができたので、シグががアランは、シグに抱えられながらリビングに移動した。



「あれ・・おじいちゃんはまだ来てないの?」

リビングに着くとミカとグランが座っていたが、ノンティクスは居なかった。


「爺さんは今日は泊まり込みで朝まで仕事って聞いたぞ」


「誰から聞いたのグラン?」


「仕事終わりにコリンズが教えてくれたんだよ」


「そういえば、コリンズさんから『ノンティクス様が仕事を溜めすぎている』って聞いたことがあるわね」


「しっかり仕事を終わらせないからだよ」


「明日の夕方には終わるって聞いたから、まあ大丈夫だろ」


「・・どんだけ、溜めてたんだい・・」


「・・ほんとに、パパは・・・」


「・・・へ、へーそうなんだ・・・・・」

アランは自身の頬が引き攣るのが分かった。




ーーーー


晩飯を食べ終えるととグランが何かを思い出したのか手を叩いた。

「そういえば、爺さんから本が届いたって聞いたな」


「意外と速かったのね」


「じゃあ、明後日からアランの勉強を始めようかね」


「うん!」

明後日から勉強を開始することが決まった。

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