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勉強 2

文字の勉強を始める1週間が経過すると、アランはある程度文字が読めるようになった。

「ある程度、文字は読めるようになったね」


「・・でも、まだ絵本しか読めないよ」


「1週間でそこまでいけば上等だよ」


「そうかなー」

1週間で絵本が読めるようになったのは、「ミカに貰った文字の本のおかげでもあるが、1番は発音や文法が日本語に近かったから」とアランは思っているが、普通に考えて1歳の赤ん坊が1週間で絵本の読むことが出来るようになっているのは異常なのだが、アランがそのことに気がつく事は無かった。


「こんなに、早く絵本が読めるようになるとは思って無かったから、まだ本が届いてないんだよね・・」


ミカは、途中経過を見ながら教材となる本を知人や商会から取り寄せようと考えていたので、アランに何を教えようか迷っていた。


「それなら、ばあちゃんこの国について教えてよ」


「それでいいのかい?」


「うん!」


「ここ、グラリーン王国はーーー」

ミカはグラリーン王国について説明を始めた。



グラリーン王国は、南方面に豊かな土地が広がっているから農業が盛んで滅多に飢饉が起こることが無いので、他国が不作の際は食糧を支援しているので、他国の関係は良好である。

しかし、東方面の森に魔物が多数生息している為、数年に1度はスタンビートが起こるので、その被害や規模を抑える為、騎士団と冒険者ギルドが調査と討伐を定期的におこなっている。



「スタンビートってどんな規模なの」


「2、3000くらいのが、森から出てくるけど大半はゴブリンだね」


「なんでそんなに、ゴブリンが多いの?」


「ゴブリンは数が増えるが早くて、森の魔物で1番弱いからだよ」


「ああ、なるほど・・・」


スタンビートの大半がゴブリンなのは数が増えすぎて森の食糧では足りなくなり、食糧を求めて森の外に出てきているという事だ。


(まあ、他の魔物に出会ったら殺されるってのもあるんだろうが)

森の中では魔物に、森の外では騎士団と冒険者に殺されるゴブリンをアランは少し同情した。



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