誕生日 4
ーーアラン視点ーー
「アラン、魔法は危険なものだからミカが居る時だけ、練習するんじゃぞ」
アランはまだ気がついてないが、ノンティクスは「アランのお願いは何でも聞く」と心の底で思っていた為、そのノンティクスが真剣な表情でアランを見たので、かなり驚いた。
「おばあちゃん、まほうってなにができりゅの?」
「そうだね、火の玉を飛ばしたり、土に壁を作ったり、体を強化したりもできるね」
「おおー、すこしまほうをみせて!」
「なら、簡単な魔法を『水球』」
ファンタジーぽさが満載の魔法を聞いて「実際の魔法を見てみたい」と思いミカにお願いして見せてもらったが、どうやって魔法を発動したか全く分からなかった。
「どうやったの?」
「これから先は、その魔法初級編を読んでからだね」
「ええーーー」
魔法初級編を読まないと魔法の習得をする事が出来ないと言われ、アランはショックを受けた。
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「みんなー、ご飯できたよーー」
シグの声がリビングから聞こえたので、みんなリビングに移動した。
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「今日は、なんの料理なんだ。フリス?」
「グランさん、今日の料理は肉のステーキと鍋物とサラダですよ」
「よし、肉があるのか」
「シグの買い物を手伝ったんじゃないのか、グランは?」
「いや、シグがお楽しみって事で教えてもらえなかったんだよ」
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「アランは、これね」
アランが席に座ると野菜が細かく切られたお粥のような料理が目の前に運ばれてきた。
赤ん坊なので、まだ離乳食を食べているが、アランは意外と離乳食が好きだった。
(素材がいいのか、いい出汁が出ているんだよなー)
アランはシグに離乳食を食べさせてもらった。
「やっぱり、肉は美味しいな」
「グラン、サラダも食べるんだよ」
「分かった、分かった」
「はあー、本当に分かってるのかな」
シグがグランにサラダを食べる様に言うが、グランは肉を食べることに集中していて、シグの言葉を聞いてない。
「私も、ご飯に同伴しても良かったんですか?」
フリスが周囲を見渡しながら聞いた。
「大丈夫だよ」「全然いいぞ」「いいですよ」「そんなの気にしなくていいって」「あい」
全員がそれぞれ返事をした。
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ご飯を食べ終わるとフリスは仕事があるといって帰っていった。
「アラン、そろそろ寝る時間だよ」
「わかっ・・た・・」
アランはご飯を食べたことで眠気がきたのか、体がフラフラしている。
ミカが抱っこして部屋に連れて行く途中で寝てしまった。




