挫刹が誓ったひとつの約束
※いきなり、同著者が別に投稿していた作品物語の途中から始まります。
ご注意ください。
この作品は、ある連載作の中で2019年4月1日に投稿したお話をそのまま再度、短編としても投稿したものです。
「……なんつってねぇっ!」
……ッえ?
ぅをっ?
……pッはァっ?!
「……お甦り」
……?
……半野木昇が、……こちらを見ている……?
「生き甦らせておいてみたよ。
一度やってみたかったんだよね?
人を生き返らせるってコト……。
やっぱり人は、死なせるんじゃなくて、
生き返らせるってことを信条としないとね?
それが出来ない人間は全て、クズだッッッッ!!!!!!!!!
架空も現実も、
今も昔もッッッ!!!!!!!!
日本も、他の外国も、その他のすべての全世界もッッッッ!!!!!!!!!
人をどうやって殺そうか、死なせようかってことだけしか考えていないッッッッッ!!!!!!!!!
なんだよ?
一度、人を殺してみたかったって?
ふざけんなよ?
一度も人を生き返らせることも出来ないようなヤツラがよぉ?
粋がって「人を殺す」なんて言ってんじゃねぇよ?
そう言うのはなァっっっっ!!!!!!!!!!
一度でも人を生き返らせることができるヤツが言ってもいい、
言葉なんだよッッッ!!!!!!」
貴様らの事だぞっ?
現実人ッッ?
「いいねッ?調子戻ってきたね?著者の人ッッッッ?!!!
そうだっッッッ!!!!!
虚構や架空の物語で、人を殺して夢売ってる書いてるヤツラには「平和」は絶対に掴めないッッ!
平和があると物語にならないッッッ!!!!
だから殺すッッッッッ!!!!!!!
物語を創作するヤツらなんて、みんなそうだッッ!!!!
登場人物を面白おかしく殺すんだッッッッッっっっ!!!!!!!!
殺人事件でも戦争でも、なんでもそうだよなぁッッッッッ???!!!!!
オマエラってそうだよな?
戦争や殺人事件で起こるスリルとサスペンスとバイオレンスなモメ事を、
これからどうやって起こそうか?とか、
そういうことばっか考えて自分の物語、作ってるんだもんなァッッ?!
だったら平和なんて、現実でも無理だろうなッッッッ!!!!!
だってそんな物語にゃあ平和なんていらねぇだろう?
だったらッッッ!!!
現実でも同じことをやりゃあいい。
死の商人って云うのはお前らの事を言うんだよッ!
創作者どもッッッッ!!!!
人殺す物語を平気で書いてるヤツラには、
現実でも戦争で悲惨な目に合う事が相応しいしッッ、それ以外に能がないッッッッ!!!!!!
当たり前だろ?
虚構でも、平和を描けないなら、
なんで、それが現実でなら出来るって思ってんだよ?
クソじゃねぇのッッッッっっっっ?????!!!!!!!
現実で平和叫ぶ前に、虚構でまずやるべきことがあるだろうッッッ!!!!!
なんだよ?
なんか文句あんのかよ?
文句あんなら書いてみろよッッッ!!!!!!
虚構でよぉッッッっっっっ?????!!!!!!!
いい加減ウンザリだなッッッッ!!!!
あ?
モノ食うのもやめとけよ?
食事も禁止だ。
当たり前だろ?
一家団欒の食事の最中っていうのは、命に対しての大虐殺だッッッッ!!!!!
ほのぼの系でも食事の場面を持ち出したら認めないし許さないッッッッ!!!!
それら全てを書いてるヤツラは全て戦争がしたい軍人の権化だッッッ!!!!
そいつら全員にはすべて!!!!!!!!!!!
平和を語る資格はないッッッッッッ!!!!
当たり前だろ?
食事まで禁じ手にして、平和を考えるんだよッッッッッッッ!!!!!!!
当たり前だろ?
できねぇの?
お涙頂戴で命を笑って殺して美味しく奪っていく物語を造らねぇと、
オマンマ食う為の物語も書けねえのッッッ????
それで平和、語ってんのかッッッッ?
ま……あ、いいや。
なら、戦争だな?
じゃあ、戦争だな?
ほら戦争だッッ!!
第三次世界大戦っッッッッ!!!!!!!!
竹島防衛ッッッ!
自衛隊を出動させろッッッッッッ!!!!!!!!。
今すぐにッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
鳥のようにッッッッッッ!!!!!!!!!!!
これは防衛だ。
竹島に自衛隊を出撃させろッッッッッ!!!!
ドンパチやろうぜ?
もう韓国とは会話しなくていいよ?
暴力で解決できるからさ……?
国交断交なんてなマッチョろいこと言ってんなよっッッッ!!!!!!
遺憾とか外交ルートで抗議しただとかさ?
下らない手ぬるい生ぬるいまどろっこしいことやってんじゃねぇよッッッッッ!!!!!
とっとと竹島を離島奪還だッッッッッ!!!!
撃て。
それでその次には東京に照準発射だッッッッ!!!。
核弾頭。
それで消えるッ。
ハイ消えるッッッ!!!!!
おれはその気だ。
いつでもいいよ?
やれよ?フヌケども?
それで偉そうに今まで兵器持とうとか、憲法変えようとか、
在日がどうとかほざいてんのか?
だったら今使えよ?
できるだろう?防衛だッ!
その兵器で今すぐ、竹島にいる韓国の軍人殺すんだよッッッッッ!!!!!
やれッ!
それができなきゃ、てめぇら全員ッッッ!!!!
クソのフヌケだッッッ!!!!!
威勢のいい事ばかり威張りやがってッッッッ!!
威張ることしか能の無いヤツラだなッッッ!!!!??????
ろくに本土で防衛訓練もしてこなかったオマエラがそれをできんのかッ?
言っとくけど、おれ?
わりぃけど、そこまで考えてるからね?
災害からの避難訓練以前に防衛時での防衛訓練をさぁッッッ???!!!!?
なんだよ?
ミサイル来たら机の下に隠れろってさッッッ?????!!!!!!!
昭和かよッッッ?????!!!!!!!!!!!
防衛すんだったら自分の地元さえ……戦場にする想定も覚悟も出来ねぇのかよッッッ?????!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????!!!!!!????!
言っとっけど?
この虚構、そこまで考えてるからね?
わりぃけどッッッ???!!!!
名古屋、戦場にする事まで考えてるから?
そして、ああ、もちろんオレもフヌケだよ?
おれはもちろん文民だから、臆病者だ。
だからオマエラ、みんなを道連れにするッッッッッッ!!!!!!
それがおれのフヌケの流儀の文民統制だッッッッッ!!!!!!!!!!
これでオレは怖いものなしッッッッ!!!!!
大丈夫ですよ?自衛隊さん?
あとで一緒に後を追いかけてあげますからね?
あなた方を竹島に送り込んだ後に韓国と日本で道連れに死者が大量に出たら、
その混乱に誰かが日本を撃つだろう……、
核兵器でさ?
それでチキュウだッッッッッッ!!!!
……ったくさぁ?
待ってたんだよ?
おれ?
でも、なにも期待したことが起こりゃしないんだもんなぁッッッ……ッッ。
やっぱり、待ってるだけじゃダメだな?
待ってるだけじゃ『最期のチャンス』は掴めないッッッッ!!!
だから、ぼくは勝手に進みますよ?
やっぱり、待つことは性に合わない。
待ってても何も起きないなら、
こっちからわざわざ起こしてやるッッッ!!!!!
だから竹島だッッッッ!!!
防衛行動で極度の軍事的緊張を高めてやるッッッッッ!!!!!!
どうする世界?
オマエラってさ?
現実の人たち?
よく待ってるだけで、ずーーーーッと動かないっていう事ができるよね?
おれは窮屈だったわ?
半月が限界っッッッッッッ!!!!!
だから、ぼくはもう動きます……。
アンタらは……また待ってるだけか……」
言って昇は、
こんなくだらない文で蘇った虚構をまだ読んでいる、
貴様らを見下すッッッッ!!!!!!!!!!
「……また、待ってるだけなんですね?
それとも動き方が分からないってヤツですか?
アンタらって、他人から動き方をイチイチ小学校からやり直して教えて貰って習わなくちゃ、
なんにも出来ない無能ニンゲンですか?
ぼく中二ですよ?
中二が、
待ってる事しかできないアンタらの先を行きますよ?
その中二に教えてもらいたいんですか?
この世界での動き方を?
でも教えたって……、
どうせ、できないでしょ?」
昇は我々を見下すッッッッ!!!!!!!!
「教えても、どうせ出来ないでしょう?
だって、ぼくがこれからすることは、
アンタラじゃ絶対に出来ない事ですからねェッッッ!!!!
だから、諦めろよ?
自分で考えろ。
指咥えて見ていろよ?
それとも、できるんですか?
教えたら、できるんですかッッッッッ???????
じゃあ言いますよ?
自分を否定しろッッッッッ!」
昇はまだ言う。
「自分を嫌いになれッッッッ!!!!!!!
ほら?
教えましたよ?
できますかッ?
はい!
ムリでしたねッッ!!!!!!!!!!
だからさぁ?
諦めろよ……ッッッッ。
くかかかかかかかかっかっかっかかっかかkっかっか!!!!!!!!
それが出来ないヤツは何やっても無駄だッッッッッ!!!!!!!!!
……これが『ぼくが動く時の超基本』なんですからねッ?……ッッッッ!!!!!」
ほらね?ムリでしょう?
だから諦めてください……。
「……おい。
……アンタもぼくに生き返らせてもらった割に偉そうだね?
作者さん?」
いや、君ほどではない。
「はんッ!!
なら、もうちょっと続けてやろうかッ!!!
ぼくは自分を嫌いになることしかしていないッッッッ!!!!
わかりますよね?
今までもこれからも、
ぼくは、それしかしてこなかったッッッッッッ!
それしか、してこなかったんですよ?
ぼくはね?
それだけしかしてないぼくに、
それさえも出来ないアンタらに何を教えられるって言うの?
自分を嫌いになれッッッ!!!!としか言えねぇよ?
おれは?
だから『竹島』は、さっさと防衛して韓国から離島奪還してくださいねッッッ??????!
はよやれッッッッ!!!!!!
はよ、やれやッッッッッッッ!!!!!!
このザコ共がよぉッ!!!!!!!
報酬は払ってやるよ、ノーベル賞だッッ!!!!
総嘗めのなッッッッ!!!!
名古屋が消えたらだッッッッ!!!!
あ?
無理?
あのな?
ムリって言うのは「フヌケ」が使う言葉なんだよ?
だから、やれ。
ほら、やれよ。
今すぐ、やれッ!
おいフヌケの総理大臣?
お前、
今すぐ、自衛隊使って、竹島の韓国軍、潰して来い。
1プレイ目で潰して来たら、
お前らの今までの威勢のいい行動と発言には目をつぶってやるよ。
できませんでしたじゃ、済まされねぇぞ?おおぉ?
わかってるよなぁッッッッッ??????!!!!!!!!
って……、
……んふふふ♪
……やっぱ、いいな?
この台詞。汎用性高スギィッッッッッッ!!!!!!
これぞまさしくッ!
本当の日本語の美しい言葉ってヤツだよぉぉぉぉぉおっ、
んほぉッッッっっっっっ!!!!!
そう思うだろ?お前らもさ?
だから今すぐ自衛隊、出動させて、
竹島、奪還して来い。
大丈夫だ。
アメリカは何も言わねェし、出来ねぇよ?
出来るワケねえじゃん。同じ同盟国だもん?
アイツも、本当にくそフヌケだからさ?
韓国とおれたち日本の仲裁も出来ねぇフヌケ野郎だッッ!!!!
だから竹島は日本単独で、離島奪還で防衛しろ?
それでトーキョーだから?
トーキョーになるからッッッ???!!!!!
はよやれ!
はよやれやッッ?
おい言葉だけが過激なだけの威勢のいいクズ野郎の連中どもッッッッっっっっ?????!!!!!!!!
はよ、やれよやぁッッッ!!!!」
……半野木昇。
「なんだよ?
おれが生き返らせてやった、この物語の著者のクソ死人……?」
……もう、
こんな現代人は相手にしなくてもいい。
「あ?
今まで散々、オレの口を使って、ここまで言わせておいて?
もう店畳む気か?」
……いや、そうではない。
この現実世界の連中は、君が何を言っても決して変わらない。
もちろん、著者も含めてだ。
なぜなら、君自身が君自身を変えられる人間ではないからだ……。
分かっているハズだろう?
この現実は、
「自分を変えられる人間にしか、世界は変えられない」
……その通りだ。
だから、もう君は、
現実のことは何も相手をしなくてもいい。
あとのことは、こっちに任せて置け。
現実のことは、同じ現実の連中だけに任せてやらせておけばよいのだ。
それに、どうせこんな文など誰も決して見てはいない……。
だからこそ、
こっちはこっちで……、
勝手に死んでいけばいいのだからな……?
「アンタは……それでもいいの?」
いいとも。
君が叫んでくれたおかげで幾分、私も溜まっていた気が晴れたよ。
あとは……、
この理不憫な現実のヤツラにも、
これからの、
この虚構の展開でもお見せするとしようかね……?
「……なるほど、ね。
それがアンタのやり方ってワケだ?」
……当たり前だろう?
私は表現者だよ?
それに君もさっき言ってくれたじゃないか?
『現実の世界で、平和を実現させたいのならば……、
まずは虚構の世界で、その平和を再現するべきだッッッ!!!!』
……とね?
「やれるの?」
……その為に……、
今の虚構には、いったい誰がいるんだい?
「……本当に……、最悪だなッッッ……アンタッ!!!!」
その為の報酬は与えてある……。
やれるね……?
「……できれば、代わってくんない?」
ならば、君には代わりに著述をやってもらえるのかな?
「……っぃッ……ッ!
やればいいんでしょッッ??!!!!
やればッッッ!!!!!」
大変よろしい。
聞き分けの良い子供は、私は大好きだよ。
それでは期待しているよ?
半野木昇くん?
「……じゃあ、
まずは、
今までの、この虚構の中で料理にされて食べられてきた全ての命を、
今ここで、この場で生き返らせればいいワケ?
できるんだけどさ?」
そんな事はしなくてもいい。
いままで、
この虚構の中で料理して奪ってきた全ての命の位置エネルギーは、
彼女たちも記録して今も保存し維持しているはずだ。
だったら……、
そんないつでもできる事を今ここで、しなくてもいいだろう?
この『地球転星』で、
今まで奪われてきた命の位置エネルギーは全て、
全く完全に記録されて維持されており絶対に『失われてはいない』のだからッッッッ!!!!!!!
「……じゃあ、どうするの?
いまも、この足元の街の下で身体がどんどん欠けていってしまっている人たちも全て元通りに蘇生魔術すればいい?」
それも後でいい。
というか、
それは目の前のあの彼らの行動力を削いでから実行しないと意味がないぞ。
人に二度も、無闇に地獄を見せるようなことはしない方がいい。
「人を生き返らせれば……あとはどうなってもいいっていうのッ?」
それはそうだろう?
……すくなくとも、
君に生き返らせてもらった今の私は……、そう思っているからね?
「経験者、過ぎるでしょ?その発言ッ」
しかし、あんな経験はもう二度としたくない、というのも本音だッッ!
既に一度、味わえばそれで十分すぎるのだよ。
こんな体験はね?
だからキミにはこれから、やって貰えるかな?
準備はどうだい?
「いつでもッ!
たぶん行けるッッッ!!!!
それは結構。
ではさっそく出撃ッ!……と行こうか……ッ?
「……でも、ちょっと待って」
ん?
「その前に、
最後に、現実には言っておきたいことがあるんだけど……」
現実に?
「そう。現実に。
聞いてます?
現実の人たち?」
だそうです。
今も、
これほど下らない文を読んで下さっている、現実のみなさん?
「ぼくはもうこれ以上、
現実の相手は出来ない事になりました。
だから、
最後にアドバイスっていうか……、
今までで感じていた、
現実世界に対してのぼくの感想を言っておきますよ?
……それではまず、北朝鮮の人へ。
去年の正月ぐらいでしたね?
急に、そっちが「武器の役目は終わった」って言って宣言し出したの……。
あれ、今のぼくはこう思ってます……。
あの時の、
あの宣言……、
あれ、オバマさんの時にやってりゃ良かったのになぁ……。って、
ぼくは今も本気でそう思っています。
あなたにとって……、
オバマさんとトランプさんって、どっちが話しやすそうですか?
北朝鮮の指導者さんはトランプさんですかね?
全世界のみんなの感想ではたぶん、あなたと相性が非常にいいのはトランプさんだと間違いなく言うんでしょうね?
でもね?
ぼくは……、どうせ非核化宣言するんだったらオバマさんの時にやってりゃよかったのになぁって、そう本気でそう強く残念に思ってますよ?
今でもね?
オバマさんの時だったら、楽だった。
オバマさんがアメリカ大統領の時に、あなたが非核化を宣言していたら、平和だけで釣る事が出来た。
でもトランプさんはね……ぇ、
平和に経済まで紐付けしてあげないと、釣り針にはかかってくれないから……。
メンドクサイでしょ?
そんなの?
だから……オバマさんの時にやってりゃよかったのになぁって、ぼくは非常に残念に思っています。
きっと今のオバマさんも、ぼくと同じ気持ちだと思いますよ?
『なんで、オレの時に「非核化の宣言」をしやがらなかったんだッ!北朝鮮のバカヤローッ!!!』って、
そう言って叫んで、
きっとそう悔しがっていますよ?
……やりましたね?
オバマさん、悔しがってますよ?
一泡噴かせることができたんじゃないんですか?
じゃあ、今度はトランプさんですかね?
頑張ってやってください。
もう、これ以上アドバイスはもうしません。
独り立ち……してくださいよ?
自分で考えてください。
いつでも止まれたでしょ?
だから。
これから最後に、その見本だけ、先に見せておきますね……?
では、
現在2019年4月時点での現アメリカ大統領の人へ。
ちょっと個人名をここでは名指しさせていただきます。
トランプさん。
あなたですよね?
あなたにも少し、
一般の日本人の子供でしかない、ぼくから伝えておきたい事柄があります。
今度……、近々、日本と自由貿易協定、
つまりFTAの交渉を始めるそうですね?
その時のFTAの交渉の為に準備しているカードの中に……「これ」ってあります?」
そう言って、
昇は一枚のカードを指に挟んで出現させると、現実に見せる。
そのカードの表には、こう書かれてあった。
『日本国内での銃市場の開放』
「……この手札、
もし準備して用意しているのなら……、
いまが撃ち時ですよ?
カードの切り時です。
使い時ですよ?
おススメします。非常に強くね?
ウチの総理大臣に迫ってやってください。
たぶん頷きますから……。
たぶん……ね?
確証はありませんよ?
案外、耐えるかもしれない……。
その時は褒めてやってください。
hahaha、冗談だよ☆ってね?
……でも、
二回も米朝首脳会談で拉致問題を取り上げてあげたんでしょ?
だったら、それぐらい言う権利ぐらいありますって。
どんどん言っちゃってくださいッッッ!!!!!
日本に銃、を売りたいでしょ?
アメリカ国内では結構、それで問題起きてますもんね?
でも、丁度いい具合に、
最近、日本では「武器」を持ちたいらしいんですよ?
おススメしてあげたらどうですか?
アメリカ製の武器は優秀ですからねぇ?
きっと銃市場も開放してくれるでしょうよッッッッッ!!!!
ウチの総理、日本国内での銃市場を開放しますよ?
喜んでやるでしょうッッッッッ!!!!!
そうすれば、
きっと憲法も変えやすくなりますからねぇッッッッッ!!!!!!」
そう叫んで言って、
昇は日本が美しい国の総理大臣を見る。
「銃社会にすれば……憲法も変えやすくなるんじゃないですか?
ぼくが憲法を変えるんだったら「この手」は絶対に使いますねッッ?
ほら?
憲法、変えたいんでしょ?
だったら日本の中も根本的に銃社会に変えた方がいいですよ?
ほら、銃社会にしちゃいましょうよ?
拉致問題、取り上げてもらったんでしょ?
ほら、お礼をしなくちゃ?
銃市場、開放してあげたらどうです?
それで日本も銃社会です。
やりましたね?
これでまた常任理事国入りに一歩近づきましたよ?
ほら、トランプさん?
銃市場の開放、どんどん迫って押しちゃってくださいよッ。
ぼくが許可します。日本人のぼくが許しますッ!!!!
大丈夫ですよ?
イヤだったら断りますからね?
ぼくだったら、ちゃんと断りますよ?
ウチの総理大臣もイヤだったら、ちゃんと断るでしょう。
イヤだったらね?
ついでにウチの外務省の大臣も振り回して、顔真っ赤にしてやってくださいよ?
あの人、また医者通いしなきゃいいけど……、
うくくくくくく。
あ、日本の政治屋の人たちへ、
トランプさんが、もし銃市場の開放を日本に迫って来ても、
それ、ぼくの所為じゃないですからね?
当たり前でしょう?
たかが日本人の中二の言葉で?
あの一国の大国のアメリカの大統領が動くとでも思います?
そんなワケないでしょおォぉぉッぉぉぉぉぉッッッッッ??????!!!!!!!!
……あのですね?
こんなワケの分からないクソガキの言葉で、
あのアメリカの大統領がイチイチ動いてたらですねッッ????
あんたら、大の大人の日本人の政治屋の言葉でもアメリカ大統領は動くッッッ!!!!
……って事になるんですよッッッッ????!!!!!
で?アンタらにはそんなことが出来ないのに?
なんで、ぼくには、そんな事が出来るとでも思うんですか?
そういうのを、そっちではなんて言うか知ってます?
『無能』って言うんですよ?
だからッ?
これから、
アメリカの大統領が日本に銃市場の開放を求めてきてもッ?
それは「たまたま」ですからね?
ぼくがアメリカの大統領なんて動かせるわけないでしょッッッっっ????!
……でも。
ぼくだったら、FTAでの交渉する対象には「法律」も含めますけどね?」
笑って昇は、現実を嗤う。
「ぼくだったら自国や他国の法律までも通商交渉の対象にしますよ?
当たり前でしょう?
自由貿易協定なのだからッッッッ!!!!!!
もちろん?
日本の法律、動かすんだったら?
アメリカの法律もズタズタにしますよ?
当たり前でしょ?
平和で、アメリカの法律もズタズタにして差し上げますよ?
アメリカの国内法律もねッ?
これはお互いに対する交渉なのだからッッッッ!!!
アメリカも例外じゃねぇよ?
だから、
覚悟してろ?アメリカ?
……だからトランプさん?
ぼくとの交渉は楽しいですよ?
ぼくだったらサービスはおろかッ!
「法律」でさえもFTAの交渉の対象に含めちゃいますからね?
それって、わくわくしてきませんか?
アメリカの法律と日本の法律!
いったい、どっちが強いのかッッッ???!!!!!
でも残念ッ。
あなたとの交渉の相手は、残念ながら我が国のつまらない総理大臣です。
ですから残念ですが……、
あなたは、ウチのつまらない首相との、つまらない交渉をしていて下さい♡
よろしくお願いしますね?
押せば、
かんたんに、キモチいい股を開くでしょうよ?
……う、なんか気持ち悪い表現になっちゃった……。悪寒が……。 ホ?┌(┌^o|
オマエはすっこんでろッ!
……あ、
あとアメリカ大統領さんには、もう一つ伝えたい事がありました。
中東の方、あんまり強引に刺激しないでやってくださいね?
ぼくちゃんと見てますからね?中東の方も?
でも日本は、今は中東よりも自国周辺で手が一杯です。
優先順位はつけきゃいけない。
まずは極東で、平和というものが何なのかを見せつけてやらないとね?
でも見てますよ?
既に、日本からも中東情勢には「二つの火」が入ろうとしている……」
昇は、そこを見つめる。
「エジプト、シナイ。
ここは重要な所ですよね?
ここを失敗すると、日本はもう後戻りできなくなるッ!
だから非常に注意深く見つめています。
何事もなく……済めばいいなぁ……。
さてと、アメリカさんとの話はここまでです。
ちょっとは、みなさんの『お手本』にはなりましたかね?
では次はロシアさんです。
ロシアのプーチン大統領。
ぼく、あなたのこと好きですよ。
ぼくはあなたのことを非常に高度な皮肉屋だと思っています。その皮肉屋な一面を、ぼくは凄く好意的に受け取っているんです。
皮肉屋な人とする交渉は「面白い」ですからね?
イイ所も悪い所も、比喩と暗喩で揶揄しながら弄んで結論を求めて導いていく……。
それが交渉の醍醐味ってモノでしょう?
しかし、残念ッ!
やはりあなたも対日交渉の相手は、日本のくだらない首相だったッッッ!!!!
だからまあ、我慢して付き合ってやってください。
時間をかけてね?
あなたと話す時には、そりゃモノ凄く覚悟が要りますもん……。
あなたのその両手は常に誰かの血で塗れているから……
ロシアのトップの手は、常に血で塗れているものです……。
だから、あなたと話す時には……、
日本も、口を血で汚す覚悟をしなくちゃいけない……ッ!
血の滴る生肉を喰い破る覚悟でも持っていないと……、
ロシアさんとは会話する資格さえもありませんからね……?」
そう言って、昇は次の話し相手を見る。
「では、次は中国さんです。
習近平国家主席。
ぼくが、あなたに抱いている印象は『ただ一つ』です。
辛くないですか……?」
言って、昇は思いやって中国の方角を見る。
「最近……辛くないですか?
任期……無くしてしまいましたよね?
それで、辛くなってきていませんか?
国家主席の任期期間をなくしてから、辛くなってきていませんか?
辞め時が分からなくなってきている……とか?
そういうことって……特に感じてないですか?
だって任期なくしちゃったら……失敗できないでしょ?
失敗できないですよね?
失敗は汚点だから……。
だからいつも部下に圧力をかけて成功だけを求めて課している……ッ!
あなたのその下にいる部下の人たち……汗だくですよ?
失敗すると、自分の首が切られると思っているから……。
任期をなくすと、ここが一番の障害ですよねぇ……?
失敗が出来なくなる。
だから自分の部下にその責任を押し付ける……。
で?
成功だけは掠め取るんですよね?
あなた、主席ですもんね?
成功という栄光だけは自分の手柄として欲しいでしょう?
でないと箔が付かない……。
成功し続けないと、自分が国家主席であるという威信と意義を肯定できないッ!
うわぁ、
任期をなくすと大変そうだ……。
他の国の国家元首の皆さん?
自分の今の地位から任期をなくすと、こういうことになりますからね?
気を付けた方がいいですよ?
任期はあった方が楽ですよ?
失敗できますからね?
失敗したら責任とって辞められるっていうのはね?
任期があるからなんですよ?
任期をなくすと失敗しても辞められなくなるッッ!!!
それが、なぜだか分かりまか?
替えが利かなくなるからですよッッッ!!!!!
代替わりも出来なくなるッッッッ!!!!!!
生きてるうちはね?
失敗しても辞められない。っていうのは本当に辛いことです。
失敗をしない人間なんていませんからね?
生き恥を晒しても元首で居続けなければならない地獄ッッッ!!!!
しかし……それも……人間でなければ出来るのかもしれませんね?
人間ではないのに、任期のない国の頂点に近い存在……。
そんな存在が実はいるんですよ?
日本にもいるんです。
象徴としてね?
しかし、そんな国民の象徴という存在も結局、所詮はヒトだった……。
やっぱり同じ人間だったから……ッ、
だから、日本の象徴も……音を上げましたッッ!!!
もうムリだ、とッッッッッっっっっっ!!!!!
……しかし、その話はもう少し後にしましょう……。
なぜなら、まだあと残り三つの国が残っているのだから……、
……とは言っても、
あまり、この残り三つの国にはもう特に言うことも無いですけどね……?
三つの国の内、二つはイギリスとフランスさんのことです。
しかし、この残った二つの常任理事国の首脳の人たちは、
申し訳ありませんが、名指しする価値さえもありませんね?
すみませんがイギリスとフランスさんの首脳の人は「名無しのゴンべ」です。
よかったですね?ぼくに名指しされることもありませんでしたよ?
どっちがいいです?
名指しされるのと名指しされないのとでは?
ウくくくくくくくくくくくッ。
本当にどっちがいいんでしょうねぇ?どっちが実利があるんでしょうか?
ま、どっちでもいいでしょうよ?
所詮、中二のガキですよ?
戯言です。
それにどうせ、
もう五つの常任理事国とその首脳の人たちとは、ぼくはもう完全に接点はありませんからね?
もう二度と会うことも無いでしょう。
もう会うことはないし、会う必要もないッ!
さよをなら。常任理事国の五大国家の首脳の人たち……。
では最後に残った国は……オマエだ。韓国」
言って、昇は前髪の深い闇で視線を隠す。
「ぼくはもう、オマエとは言葉を話さない。
次は竹島で逢うことになる。
その時にやっと会話を始めようか?暴力でな。
それで終わりだ。
日本から行ってやるから安心して。
首長くして待ってろよ。
安心しろ。日本から動いてやる。
始めようや。
これって防衛出動だからな?
自衛隊を動かして日本から防衛として竹島を離島奪還で始めてやる。
第三次世界大戦の開始だ。
その時に、お前は騒ぐだけ騒げばいいさ。
きっとお前は侵略だと泣き叫ぶだろうな。
でも、日本も防衛だと言う。そんな下らない応酬が繰り返すだけだろうな?
だが、そんな事はどうでもいいんだよ?
それで、ようやっと始まるんだから。
地球がチキュウにな?それでもう、どっちが侵略でも防衛でもどうでもよくなる。
あとは、オマエらが好き勝手にアメリカにでも泣きつけばいい。
きっとアメリカさまが何とかしてくれるさ。その時は核でも、使うのかな?
ま、それもいいか?
こっちにも日米安全保障条約はあるからな?
アメリカどうすんだろうな?
ま、いいや。その時は中国やロシアも動いて何とかしてくれるだろうさ。
泥沼にしてな?
それで、オマエの街にも同じのが行く。
それでいいんじゃないか?なあ?
我慢比べと行こうじゃないか?
我慢比べは得意か?こっちは既に二発、耐えてるからな?
オマエも耐えて見せろよ?
けけけけけけけけけけけけけけけけ。
最近のオマエ見てるとアレだよな?
日本と同じ感覚で他の国にも発狂して面倒や迷惑をかけてまくってるみたいだから、
なんかオマエの北にある北朝鮮の方が、日本人や世界中の人たちにとっては「好感度」が高くなってるかもな?
そう思いません?日本人や他の世界の皆さん?
最近、
声と態度だけがくそデカい韓国よりも北朝鮮の方が好感度、高くなってませんか?
くくくくくくくくく。
よかったね?北朝鮮さん?
今の日本にとっては、同じ同盟国の韓国よりも北朝鮮の方が好感度高いみたいだよ?
まったくもって、今の世界って、どうなってんのやら?
あ、
じゃ、ここで、もう一度、北朝鮮さんにはお話を戻しましょうか?
よくミサイル撃たずに耐えましたね?
北朝鮮さん?
3月14日からこの4月1日までの間に?
ぼく、
きっと、また撃ち始めるかなぁ?とか期待してたんですよ?
でもちゃんと撃たずにこのままで保っていてくれたみたいですね?
ちょっと意外でしたよ……。もちろん、いい意味でね?
……だったら……、
国際情勢にも、もう少し期待は持てるのかな……?
では、
日本の国外的には、
ボクからの主なお話は以上で終わりです。
現実世界の国際社会の皆さんへ、
これからも頑張って自分なりに生きててくださいね?
ぼくは、もうそちらの相手は出来ません……。
それでも、世界の動きはちゃんと見てますからね?
ほんじゃ、ま、
ここまでありがとうございました。
それでは……本当に、さよをなら」
そう言って。
前髪で視線を隠すのを止めた昇は、今度は日本国内に目を移す。
「では今度は日本国内です。
ぼくが日本国内へ最後に伝えたい事は結構あるんですが……まず、何にしようかな?
取りあえず、まずは、
広島と長崎と沖縄ですかね?
広島と長崎と沖縄の人たちへ。
ぼくはあなた方に対して、非常に強く凄く残念に思っている事があります。
それは、
あなた方の『その時』の日時に読まれる平和への宣言の中で、
その他の戦災にあわされた『他の土地』の名前が出てこない事です。
……ぼくは……ですね?
『沖縄の日』の時には……、
それから次に来るだろう夏の時に、
また起こるの待っている広島や長崎の原爆の事をイヤでも考えてしまう名古屋人なんです……。
そして、
広島や長崎の『それぞれの日』には、
今度は逆にヒドイ被害を既に受けてしまった戦場にされたあとの沖縄の惨状を考えてしまう名古屋人なんですっ。
沖縄の日には……原爆が落とされる前や後の広島や長崎の事を想像してしまい……、
広島や長崎の日には……先に戦場にさせられてしまった沖縄の姿が頭に浮かぶんですッ!
それを、毎年毎年、
どうしても浮かべちゃうんですッッッッ!!!!!!
それで……、
それで、ですよ?
名古屋のぼくは、そう思ってるのに……、
その時の沖縄の人たちも、広島の人たちも、長崎の人たちもッッッ!!!!
みんな、みんな、
自分の日には、自分の事しか考えてないからッッッッ!!!!!
考えて言わないからッッッッ!!!!!
……ぼくには、それがもの凄く歯痒いんです……っ。
名古屋人のぼくには、それがもの凄くツラくて歯痒いんですッッッッ!!!!!
だってッ!
だってッッッ!
沖縄の平和も!
広島の平和や長崎の平和も!
全部、同じなんですよッッ???!!
広島や長崎の平和も!
沖縄の平和も!
それら全部が、名古屋のボクにとっては一緒なんですッッッッ!!!
一緒なんですよッッッ!!!!!
名古屋にとっては……それらの平和は全部、
全て『同じ平和』だと思ってますッッッ!
同じ一緒の『日本の平和』だッッッ!!!
そんなだから……ですね?
ぼく、
ぼくはッ!
沖縄の日には……ッ、
どうしても沖縄の人たちの言葉から、『広島』や『長崎』への思いやりの名前が聞きたいんですッッッ!!!
そして、
広島や長崎の日にはッ!
広島や長崎の人たちの言葉から、
当時や今も苦しんでいる『沖縄』の姿を、共に悲しんで苦しむ名前が聞きたいんですッッッ!!!!!!
名古屋で生まれて、
名古屋で育った日本人のぼくは、
それらの土地の日には、
その土地に住む人たちの言葉からッ!それ以外の地名が聞きたいッッッ!!!!!
それが……名古屋の平和ですから……ッ。
だから……、
だからッ……、
今年は……聞けそうですか?
沖縄の日には、沖縄の人たちから広島や長崎の名前を?
そして、
広島や長崎の日には……、広島や長崎の人たちから沖縄の名前を?
それを……
今年は、期待しても……いいですか?
期待しちゃって、いいですか?
それらの言葉が、それぞれの日に、やっと今年こそ聞くことができたのなら……、
きっと絶対にッッ!
名古屋人のぼくは有頂天になりますよッッ!
だってそれが……、
一番、戦争被害から遠く無関心な場所の名古屋に住んでいた、
ぼくの『理想の日本』なんですから……ッ。
ですから今年こそッ!
理想の日本を、ぼくに魅させてくださいねっ?」
願って言って昇は次に目を移す。
「……では次は……大阪ですかね?
突然ですが、大阪の人たちへ、
今回、あなたたちの事は、ぼくは利用させて頂きます。
今の時期の、大阪の知名度は抜群に高いでしょうね?
『大阪都構想』
これによる地方選が非常に活発になっていることでしょう。
その、この時事の情報の知名度を今回、名古屋のぼくは利用させて貰います。
おそらく4月1日現時点での大阪の統一地方選で目玉になっているのは、
大阪府知事選と大阪市長選のW選挙ってヤツでしょうね?
しかし、このW選。
実際の所、
大阪市民の人たちの本音はこんな所といった感じでしょうか?
『大阪都構想そのものはイヤだけど、
勢いのない都構想反対派である既成政党が市政や府政をとるのもイヤなんだよなぁ……』
……だから、
今の大阪市市民の皆さんの現在の本音は……、
『実質問題、大阪市を大阪都に飲み込んで欲しくはないけど……、
大阪都推進派の政党の力強い勢いだけは欲しい……』
……っていうか、
……こんな所でしょうかね?
大阪市民さんたちの本音としては?
たぶんこんな感じでしょう?
現在の大阪市民さんの無党派層の人たちが考えてる事って?
じゃあ、
ここで部外者の名古屋人である選挙権もない中二の子供から、
そんな悩める善良な大阪市民さんたちに、少しだけ『入れ知恵』を差し入れて言っておきます。
ぼくが大阪市民だったら、
大阪市長選の方には『大阪都構想に反対の候補者』に票を入れます。
そして、
大阪府知事選には、若い『大阪都構想推進派の候補者の人』に票を入れますね?
……これで……、
これがそのまま当選として実現すれば、
大阪都構想を推進する政党の強い勢いは保ったままっ!!
大阪都構想だけは阻止することができるッッッ!!!
これが、大阪市民さんたちが待ち望む墜としどころだと、
ぼくはそう思いますね?
まあ、他所者の意見ですけどね?
でも、
ちょうど、
脂ののった府知事だった人は府知事よりも格下の大阪市長選にまでわざわざ堕ちて出向いて来てくれた。
ぼくだったら、ここで、この人は切り落としますッ!
これで大阪都推進派政党の要である重鎮の力は削ぐことができるッッ!
そして、
前市長だった若輩者の若い衆の都推進派の人を、
今度は逆に府知事として祀り上げるッッッ!!!!!
どうです?
これって……、
想像してみて、凄く面白い見世物になると思いません?
大阪市民のみなさん?
糸の切れたタコですよ?
これ?
ぼくだったらこの一手に、自分の貴重な一票は使いますねッッ!
せいぜい、
新しく知事になった勢いのある推進派の若い人には頑張って踊って貰いましょう?
柱の無くなった市政政党の基盤が弱くなった土俵の上でね?
大阪の波は、きっと名古屋なんかと違って凄く高いし荒いんでしょう?
難波というぐらいですからね?
揉んであげたらどうですか?
くくくくくくくくく。
都構想の推進派の若い人を府知事に置いて、
大阪市長には都構想の反対派の人を、そのイスに据える。
これで何も決まりませんよ?
それでも都構想推進派の政党が持っている新鮮な勢いだけは保つことが出来るでしょうね?
若い知事の人に根性があれば?
けけけけけけけけけけ。
では4月7日の投開票を楽しみにしていますよ?
大阪の人たちはいったいどんな答えを出すのやら?
あ、っと。
忘れてました。
今も、こんな下らない虚構を読んでいる現実の新聞記者の人たちへ……、
きっとあなた達マスメディアの一部の人たちって、この虚構、読んでますよね?
なんか、そっちの新聞記事を虚構でも盗み見ていると、そんな感じの新聞社が少なからずあるような気がする……。
……だから今回は、その人たちにも忠告しておきます。
今回のこの虚構の回のお話……紙に起こす行為はやめた方がいいですよ?
それは、今回は禁止させていただきます。
その行為は、今回は公職選挙法に引っかかりますからね?
引っかかりますよ?
抵触します。
っていうか抵触させますッッ!
この今回の地球転星の文章の内容を紙にプリントしてどこかに流布でもしたら、
それは公職選挙法に引っかかります。
だから四月七日の地方選の開票時間までは、この回のお話を紙にプリントする行為はやめた方がいい。
忠告はしましたよ?
クククククククククククク。
いやあ、やっぱりぼくって『IQ300』はありますよねッっっ!?
国の法律はこうやって利用しないと?
やっぱり大阪さんは知名度が高くて助かったなぁ。
名古屋だと、こうは行きませんからね?
名古屋の地方選は今回も地味で、非常に味気ないものです。
でもまぁ、そういうのは、
長所は短所ですし、短所は長所です♪
名古屋は大人しく、のんびりマイペースでやっていきますよ。
名古屋は、全国規模の波を巻き起こすってことは性に合わないッ!
勝手に自分の速度で進んでいきます。
ん?
そう言えばあの3月14日からここまでの間で、
なんか同じ愛知の人が、ある分野で現役から引退をしたそうですね?
でも、同じ愛知県民としては、それってあまりどうでもいいことなんですよね?
ぼくたち、愛知県民って人種はですね?
同じ愛知県民には無関心なんですよ?
この考え方は同じ愛知県民同士でないと分かりませんッ!
他の県の人たちだったら、
同じ県が出身地の著名な人の事って凄く自慢したり一喜一憂したりするもんなんでしょうね?
でも愛知県民は違いますッっっっ!!!!!
愛知県民は日本国民で唯一っっっっ!!!!!!
同郷の人には超無関心な県民性を持つ日本人なんですッっっっっっ!!!!
愛知県民はね?
それが、たとえ、どれだけ偉大な世界に名を轟かせている愛知県民であったとしても……、
同じ愛知県民には興味はないんですよ?
愛知県民は、すべて総じて等しくっっっっ!
孤高不恭の生き物なのですからッ……?
クククククク。
そういう人だったでしょ?
最近、話題になったスポーツ界で引退を表明した世界的に有名な愛知県民の選手の人も?
だからこれは同じ愛知県民同士でしか分かり合えない『唯一の心』なんですッ!
これは同じ日本人の中でも、同じ愛知県民同士でしか分かり合えない誇り高きっ!
唯一の県民性なんですよ?
くくくくくくくくく。
あ、そういえば有名で思い出しました。
そいういえば、
なんか最近、スポーツとはまったく違う別の分野で、
日本のメジャーと呼ばれる界隈で活躍されている人たちの中で、
ぼくや咲川さんが、転星へと出発する時にいた地球の日本の海岸に、わざわざ行った人たちがいるそうですね?
その海岸……砂丘で有名な海岸なんですけど……、
そこは、愛知の隣県にあるんですけどね?
名前は言いません。
でも、
その海岸に行って、今のぼくと同じそれっぽいことをしていた人たちがいるらしいんです。
その時の結果の映像も動画として、ある動画サイトに投稿されてるんですけど?
ぼくも見ましたよ?
アレ、もし本当にそうだとしたら……、あんまりよくないですよね?
ああいう表現の仕方って、ぼくはあんまり感心しません。
不特定多数の待ち望んでいる応援してくれている人たちに向けた筈の表現の中でっ、
ある特定の個人にも向けて宛てたような隠れた表現をする、
ああいう、やり方っていうのは、ぼく、余り好きではないんです。
ああいう自分の身内にだけ分かるような事を自分の発表した作品で主張するやり方って、自分の作品の出だしやあとがきの中で自分の家族をとくに特別扱いして感謝するアメリカ的な感じがするんですよね。
でも、それは血縁関係もなく無条件で応援してくれている回りの人や、いつもその続きを待ち望んでいる人たちの心を翻弄する行為にも繋がってしまいますから、ぼくはあまり好きじゃないんです。
だから、その件の投稿された動画のコメント欄にも、そういう感想がなかったですか?
あなた方の大切なファンの方たちから?
せっかくイイ音なのに、音と動画の映像が合ってないなぁ、って?
ダメですよ?ああいう表現しちゃ?
特に表現で、お金を頂いているプロの方たちはああいう表現はしちゃダメだと思います。
自分のファン、大切にしてあげてくださいね?
ファンの人にすら分からないような意味を隠して表現するのはダメですッ。
すくなくとも虚構の中で生きているぼくという人間はそう思っています。
それをしてもいいのはアマチュアの人だけですよ?
プロの人はやっちゃダメですよ……。
……でも本当を言うと、実は嬉しかったです。
わざわざ、あの海岸まで行って撮ってたみたいだ、ってファンの方のコメントを見たときはあまりの事に吹き出しましたよ?
わざわざ動画の投稿日にまで拘ってくれましたよね?
……ですから?
もし、本当に?
あの映像が、
この地球転星という虚構から影響を受けているのなら?
その事、言ってもいいですよ?
その事をファンの人たちに言って伝えてあげてください。
この虚構の題名を出してもいいです。
構いません。
ぼくたちの事よりも、
あなた方のファンの心のモヤモヤした感じを晴らす方がよっぽど大切ですから。
その為なら、
あの音とは合っていない映像の意味はこうだったんだよ?って。
言ってもいいです。教えてあげてもいいですよ?
それごと、こっちは無視して、シラを切り通しますから?
あなた方の仕事と、虚構は完全に無関係だとね?
あまりファンの人、困らせちゃダメですよ?
でも、もし本当に、地球転星と無関係だったのなら……、
それは凄く謝ります。それはぼくの早合点でした。
はやく忘れてくださいね?
オーロラ……、
転星でも起こる現象らしいですから……ぼくもいつか見れるといいな……」
そう言って昇は視線を変える。
「……では、
それじゃあ、次は……、
この春から全ての中学校へ入学してくる新一年生たちに宛ててのプレゼントを贈りましょうかね?
……ぼくの後輩になる君たちへ……。
読んでるかな?
そんな君たちには、
これから先輩のボクから、
入学のお祝いとして、とっておきの勉強のコツを教えてあげちゃうよ?
よく聞いててね?
たぶん、この春、
小学校から中学校に上がった君たちにとって……、
これから一番の学力の壁になるのは「英語」という教科だろう……。
『英語』……、
小学生の時にはなかった、この新しい授業を受けるのはちょっと身構えちゃうよね?
だから?
その英語という新しい教科を、
これから苦手じゃなくなるようにする勉強のコツを、今から教えてあげるよ?
心の準備はいいかい?
それじゃあ、教えるよ?
えっとね?
中学一年生から中学三年生までで受ける、全ての英語の授業の内容っていうのはね?
実は、
〝英語の絵本三冊分の内容しかない〟んだよ?
……信じられる?
これが現実の事なんだ……ッ!
中学校一年から三年生までで習う英語の教科書の内容はッ!
全て!
洋書の英語の絵本三冊分の内容しかないッッッ!!!!!
そんな英語の内容に、ぼくたち中学生はいつも四苦八苦してたんだよ?
信じられるッ?!
これを嘘だと思うのなら……試しに覚えてやってみればいい……。
たったの絵本三冊分だ……。楽勝でしょ?
洋書の英語の絵本でだよ?
絵本の水準は……そうだな……、
1ページにつき4行以上だッ!理想としては、6行は欲しいところだけどね。
でも1ページにつき4行以上、物語の内容を全て英語の文章で書いている絵本を三冊分だッッ!!
ページ数は16ページぐらいある絵本がいいかな?
紙の枚数でいうなら、たったの8枚だよ?
8×2=16で合計16ページある絵本だ。
もちろん表紙抜きでの枚数だよ?表紙込みだったら10枚だッ!
それを三冊分。
あらかじめ用意して、覚えて、ソラで読めるようにしておけばいい。
それで多分、
もうこれからの中学校三年間の英語の授業とテストでは、苦労しなくて済むよ……。
それをするだけで五十点は軽く取れると思う。100点は流石にムリかな?
ぼくも英語は適当に勉強してるだけだからね?
ただしっ!
ここにも落とし穴があるッッ!!!!
たぶん英語の絵本だけに頼って高めた英語の読解力で学校の英語の教科書を読んでいると……、
中学校の英語の教科書の中で読めない部分が出てくる。
いわゆる『受験英語』ってヤツだ。
その『受験英語』っていうヤツが、よく意味の分からないおかしな英文の箇所として、
英語の教科書の中では出現してくるだろう。
その部分の英語はおそらく、日本人が書いた英語だ。
日本人が書いた受験用の英語だから、実際には本場では使えないッッ!
それが分かるようになるよ?
英語の絵本で英語を覚えているとね?
そして、
ここでついでに言っておくと、
その受験英語の読み方のコツは和訳した文を「まるまる暗記する」ことだ。
たぶん受験英語の大半は「熟語」で出来てる。
Going to ~みたいな感じだよ。
まどろっこしいよ?こういう熟語の和訳を更にそのまま覚えてないと使えないからね?
熟語の後に同じ意味の単語を躊躇いなくぶつけてくるんだよッ。
例えばbe going to leaveなんて典型的な受験英語の文を、実際に英語の教科書で読んだ時には、
ぼくだって吹き出したからね?
これは直訳すると『出発に行くつもりだ』になるんだけど、
先生たちが実際には訳させたいんだろう本来の目的の意味の『出発するつもりだ』なんて、going to leaveじゃ絶対に意味が通じないからッッッ!
既にleaveが要らないッ!Going to だけで十分なんだよね。
逆にleaveが使いたいんだったらleaveだけを残して、その前にwillとかを付けて、その後に出発させたい地名の名詞をつければ、それで終わるじゃないかな?よく知らないけど。ぼくからすると、leaveとGoing to ~って殆ど似たような意味の単語にしか読めないんだよね?
「出る」か「行く」かぐらいの違いしかないんだよ
こんな意味不明な英語の文が、
ホントに中学校の教科書に載ってるんだからやってられないッッ!!!
そりゃ外国の人も読めないよ、こんな文の英語っッ!
まあ、だいぶ古い教科書の時の話だけどね?
ぼくの父さんが中学生の頃の教科書だったよ。
あれを見た時には本当に笑っちゃった。
あ、ちなみにぼく、
学校で使ってる英語の辞書は『英英辞典』を使ってるからね?
親にそれ使えって強制されてるから。
だから宿題でもさ?
単語の意味を辞書で調べてノートに書いても先生を仰天させちゃうんだよ?
だって、英単語の意味を英語で書いて提出してんだもん。
もう、ぼくそれだけで学校の超有名人……っ、やれやれ……。
leaveの意味もさ、英英辞典で調べればわかるんだよ?
leaveの意味を英英辞典で調べるとこう出てくる。
go away
これにさっきのGoing to をくっつけるとGoing to go awayになる。
……やっぱちょっとおかしいなよね、この英語。
どれぐらいおかしいかって言うと、この虚構の文章ぐらいおかしい感じがするよね?
でもまあ、それもちょっとの差か。
ちょっとならアメリカじゃHAHAHAで通るか。
すんませんHAHAHAで通りました。だからこれは深く考えなくていいです。
んで、
あ、そうそう、ここで英英辞典の使い方のコツもついでに教えておくよ?
英英辞典の使い方のコツはね?
中学校一年からだったら、まずは名詞から調べて引いてみるといいよ?
例えばまずは英英辞典でbridgeという単語を引いてみればいい。
橋を英語ではどう説明すればいいのかが、そこには書いてあるからさ?
このカラクリはもう分かったかな?
そうだよ?
英英辞典で名詞を調べていけばッ!
君たちはその名詞の英単語の意味を、英語で説明できる英語力も同時に手に入れる事ができるようになるんだッッッ!
これで……ちょっとは、英語も面白そうだっていう気持ちが湧いてきたかな?
これで……キミたちの中学校生活が、少しでも楽しくなるといいね?
……それじゃあ次は、動画サイトで動画を投稿している人たちへ。
動画サイトで注目を集めたいなら『マクスウェルの悪魔を召喚してみた』とか言って、
その儀式の実験の動画を作って投稿してみたらどうですか?
きっと世間の注目を集められると思いますよ?
でもその時には、この虚構の名前は出さないでくださいね?
出すと知りたくない事まで全部、芋づる式で出てきちゃいますよ?
例えば?
オマエの正体がただの〝熱〟だった。なんて事は、みんなには知られたくないでしょ?
だから、その時には自分の力だけで?
その実験がなんでマクスウェルの悪魔の召喚儀式になるのかを理論立てて確立してくださいね?
でないと痛い目見るのはアンタたちですよ?
これは単なる虚構なのだから?
ぼくたち地球転星の登場人物はいつまでもそう言い張ります。
もちろん、名古屋がナゴヤになるまでね?
くくくくくくくくく。
あ、そうそう。
ちなみに、そのマクスウェルの悪魔を召喚する例の儀式の実験?
あれ、
この今回、一回、死を経験した、この虚構の著者の人もやってみたそうですよ?
で?
その時の実験をした時の結果で出た現象をその目で目にして見た、
この物語の著者さんの感想はと言うとですね……ッ?
どうやらマクスウェルの悪魔というものは、
この現実世界には……」
いるっぽい……。
「……だそうですよ?
実際はどうなんでしょうね?
まあ、どうでもいいですよね?
だって、もう次は残すところ……最後の一人になったのですから?
ね?
明仁さん」
言って、昇は遠くを見る。
「明仁さん。
すみません。下のお名前で直にお呼びしますね?
苗字を探したんですけど、あなたの名字は結局見つける事が出来ずじまいだった。
だから失礼ですが、お名前でお呼びしたいと思います。
すみませんが、
ぼくは変にプライドが高い中坊でして、陛下とお呼びすることは極力、避けたいと考えています。
ですから明仁さんと、失礼ながらお名前でお呼びしますね?
それでは大変、恐縮で不敬なのですが、
明仁さん。
あなたは去年の夏、七月の頭に一度、お風邪を召されましたよね?
あれって……、
もしかしなくても、ぼくの所為ではありませんよね?」
……お許しください。
昇は真剣な目であなたを見つめております。
「まさか……読まれてなんていませんよね?
沖縄の時のあの虚構の回を投稿した時、あなたのお風邪はその後のことでした……。
それをまさか、
一国の象徴ともあろうお方が……、
こんな下賤のモノが描く醜悪な文など間違っても目にはしてはいませんよね?
ダメですよ?
所詮、下賤の者の血は下賤ですッッッッッッ!!!!!!
あなたとぼくは、
間違っても接点などあってはならない住んでいる世界が根本的に違う人間なんです。
だから、もう読むことはやめてください。
読んでいないのなら、それでいいんです。
でも、もし本当は読まれていたのなら……
もう読むのはやめてください。
やめて、こんな虚構は気にしないでください。
気にせず、これからはご自分のお身体を大事にしてください。
ぼくは心配なんです。
ぼくには父方にも母方にもどっちにも「おじいちゃん」はいなかったから……、
だから、日本の象徴のあなたが……、
「おじいちゃん」という存在としての象徴にも、きっと見えてたんでしょうね。
もし今もぼくのおじいちゃんが生きてたら、
こういう感じの人だったのかなぁって……。
今も想像してるんだと思います。
改めて考えると、ちょっと、っていうか、かなり畏れ多いですけどね?
でも、そんなもういないおじいちゃんを……、
あの戦争から行って帰ってきた、ぼくのひい爺ちゃんはその手で抱いたんですよね……?」
言って、
昇は自分の手の平を見る。
「何をしたんだ?……」
そう呟いて、昇は自分の手の平を見続ける。
「いったい何をしたんだ?
ぼくのおじいちゃんの父親でもあった、ひい爺ちゃんは、
戦争に行って、そこで一体、何をした手で……、
日本に帰って来てから……、
自分の子供のおじいちゃんを、その手で抱いたんだ?」
そして、ようやく手を握って、視線を戻した。
「お身体、本当に大事にしてください。
もっと退位の事とかも侮辱に繋がる位嫌味ったらしく言いたかったのですけど……、
それはやっぱりやめておきます。
いつもテレビとかで風邪をひかれたとか、ぼくが転星に来てからも聞いていると、
やっぱりボクでも心配になりますから……。
奥様の方もね?
では、
もうこれで、お話することもないでしょう……。
もう言いたいことは全て言いました」
……本当に?
「ん……いや、あともう一つ、いや二つだけあったよ」
言って、
昇は再度、我々を見る。
「最初の一つは元号についてですね。
新元号。
『令和』でしたか?
なかなか気に入ってますよ?
すごく『冷たい感じ』がする元号だ。
ぼくはこの元号に響きには、刀剣の刀身のような冷たさを感じている……。
これからの日本は、冷たいながらも波風を立てない時代に入る……。っていうところでしょうか?
まさに未来のことですよね?
未来も重く冷たくなっていくんですから?
絶対零度という変数によってね?
冷たさで、冷酷に静かに支配されていく時代にして世界……ッッ!
いいッ!非常にいいですねッ!
ではっ!
その冷たさで、国の頭さえ切り刻んで見せましょうかッッ?
トカゲっていう生き物は尻尾までしか切れませんけれど?
国っていう生き物は、頭まで切れちゃいますからねェッッッッ!!!!
トカゲの尻尾切りならぬ、国の頭切りですよッ!
クッッ!くくくくくくくくくくく。
国っていうのは、頭まで切っても、簡単に次の頭が生えてくる生き物ですから……ッ。
ゲけけけけけけけけけけけけけけけけ。
令和……本当にいい、実にいい響きの元号だッ。
……さて、では最後に残った二つ目は、『言葉』です」
そう言って昇は正面を睨む。
「あの3月14日から、この4月1日までの間に……、
ぼくは聞いてはいけない言葉を聞いてしまいました……ッッ!
その言葉が何か……、分かりますか?
その言葉を放ったのは日本人ではありません。
外国の方です……。
その外国の人が言っていたらしいんです……ッッ!!!!
確かにッ、ハッキリとッッ!!!!
『許す』ってッッッッッッ!!!!!!!!!」
急激に、
剣を握る少年の手に……怒りが宿る。
「許す……?
許すってなんですか?
その外国の人は『奪われた』人でした……。
大切な人を突然、奪われた人……ッ、
その人が言ったらしいんです。
自分の大切な人を奪った存在の人間を……許すってッッ!」
昇が、目の前で立つ十一人の獣支たちを睨みつける。
「……ぼくには……理解できません。
ぼくの友達も同じような目に合わされました……。
命が尽きる寸前でした……。
なんとか持ちこたえてくれたみたいですけど……、
あの時のあの子のあれ……、
あんなの、とても許せる姿じゃありませんでしたよッッッッッッッ!!!!!!!
そんな姿にしやがった存在が……いまのこの目の前にいるッッッ!!!
それなのに?
それを許す?
許す?
許すっっっっ????」
そして昇は、剣の柄をへし折るぐらいに握りしめる。
「……絶対に許さないッッッ!!」
震える手で、更に強く握りしめる。
「絶対に許せませんし許しません!
ムリです。ムリですよッ。
今のぼくには怒りしかないッ!
怒りと憎しみしかありはしませんッッッ!!!!!!
いまのぼくにあるのは怒りと憎しみの捌け口を求めるている心だけだッッッっっ!!!!!
求めて探してッ!血眼になって追い駆け回して振り下ろす復讐の心ッッッ!!
それだけが、今のぼくの心の中にあるッッッ!!
同じ目に合わせてやるッッッッっっ!!!!
その怒りだけがッ、今のこのぼくを支配しているッッッ!!!!」
復讐の心に濁る刃が、震えながら敵に向けられようとしている。
「きっと、その人は、今のぼくのこの姿を見ると「止めたい」と思うでしょう。
でも、ぼくもその人に言っておきたいことがあります」
そして敵を睨み据える。
「怒りは何も生まない?
いいえッ!違いますッッッ!
怒りは生みますッッ!
人を別の人に変える力を生みますッッッッ!!!
怒りは、人を変えますッ!
怒りは、人の心を変える力を持っているんですッッ!
でも本当の問題は、その怒りが向けられる方向性にあるッ!」
だからこそ少年は、その怒りを使いこなす。
「ぼくはその怒りのコントロールの仕方を自分の父親と兄からイヤって程に叩き込まれました。
怒りは自分を変えられる貴重なエネルギー源になる、とッ!
それを決してムダにはするなッ!と。
怒りはコントロールしろっ!と。
だが溜め込むなッ!と。
溜め込んだ怒りは突然、暴発し爆発するとッ!
暴発して爆発するから、上手く怒りの矛先を瞬時に見つける力を養っておけとッ!
怒りをッ……振り下ろす先を間違えるなッッ!!!!とっッ!!!」
昇が自分の怒りを向けるべき矛先を睨む。
「怒りを振り下ろす先は……取り返しのつく場所にしろ。と。
それがウチの親父から叩き込まれてきたことです。
取り返しのつく場所に、
上手く怒りを向けることができれば、それでお前は変われるんだ、と。
怒りを覚えたら、それは自分の変えたい方に上手く誘導しろ、と。
ヤケになって短絡的に使うな!と。
それが親父から散々、言われてきたことですッ。
それを……今も上手く……出来るかな?」
昇が、自分の漲る怒りを向けたい一点に見る。
「怒りは、虫も殺せない人間を、人を殺せる人間に変えてしまう。
怒りは、なにも出来ない人間を何かができてしまう人間に変えてしまう。
だからこそ、
その怒りは、自分がいつも変えたいと思っている方向の姿に……使いたいものですよね?」
少年はやっと、
現実から目を離して虚構に向き合う。
「お見せしましょう。
もう現実世界の事は、この虚構では顧みませんし取り上げません。
現実で黙って見ていてください。
これからは、この虚構が先をお見せしますッ!
誰も、命を奪われない平和の姿というものをッ」
叫んで、これから虚構を始めようとする少年の胸に、
唐突に、背後から黒い手が伸びて、
抜き手で貫く。
「……え?……」
おっと手が滑ってしまった。
半野木昇の青い服をメリ込んで、背後から伸びてきた黒い腕が太く貫通している。
背中から背骨ごと巻き込んで……肋骨へと、
ちょうど昇の真ん中の心の臓を貫き通している。
そんな惨事の少年が、後ろから胸を貫かれたまま振り返った。
血が、滲んでいく少年の背後には、悪魔がいた。
黒い山羊の体をした巨大な悪魔が。
黒い山羊の獣人の姿で立っている。
そしてそのさらに背後の奥には白い羊の獣人まで……。
ここから遂に、現実の世界に完全に別れを告げて、
本当の虚構が始まりを向かえる……。
黒い悪魔と白い天使の出現によって……。
そう、
いつも悪魔というものは、唐突に背後から忍び寄ってくるものだ……。
背後の悪魔を凝視する昇の口から、きちんと瀕死の重傷を負ったことを証明とする、
死を予感させる為の赤い鉄の味が膨らみ零れると、伝って落ちた……。
彼らと誓った、この約束を忘れないために……。