不良♂ストーカー→不良♂無双→不良♀!!
はい、すいません
17:00現在某パチ屋
僕の顔はニヤけていた、何故かって?、言うまでもない、目茶苦茶勝っているからだ、最初の期待値はどんどん良い方向に裏切られ計算し直す度に心踊る、何時も勝っているが今日の勝ち方は異常だ、休憩を挟まないと現実を離れてしまいそうなくらい今の僕は浮わついてる。
「ふぅ、ヤバイな~」
期待収支を計算するとコーヒー片手に煙草を吸う、その間、台は放置だ、時間は勿体ないが脳のクールダウンの方が大事だ、
「閉店まで打たなくても良いかな、今日はゆっくりしよぅ、」
休憩中に今後の予定を立てる、今日はもうのんびりするつもりだ、朝から右肩上がりの収支は遂にプラス10万円の域を超え完全勝利と言っても過言じゃない。
「ふぅ~、いいや、帰ろ、」
休憩のつもりだったが、今の収支に満足してしまった僕は、今日一日の疲れを癒したくなってしまった、
そのまま流れる様に玉交換、景品交換をすませ、帰りのタクシーを呼ぼうとした時、ふと見知った顔が目に入った、
「あれ?皐月さん、かな?、」
見間違うはずが無い、皐月さんだ、しかも複数人の男に誘導......自分から誘われてる?、個人の時間にわざわざ首を突っ込む必要は無いかなと思ったが、気になって仕方無かったのでその後を追う、正直皐月さんなら襲われても大丈夫だと思うが、一応、だ。
☆★☆★☆★☆★
男共と皐月さんは人の少ない、建物と建物の間を沿って、日の届かない程暗い路地を進んで行く、進むこと数分やっと広い場所に出る、そこは裏路地の本当に誰も来ないような場所だ、
「姉ちゃん、昼はよくもやってくれたなぁ?、ちゃんと倍にして返してやんよ....。」
「あぁ、昼はどうもね♪、おかげでガッポリ儲けたよ、お返しはいいよ別に~、私は優しいし、今は儲けて気分が良いからさ、お返しとか気にしないで、気にしないで。」
「このクソ女!!、」
「ハハハ、お返しなんて良いのに~、まぁどうしてもって言うならさ、さっきも言ったけど私は優しいうえに今、最高に気分が良い!!だから私はこの場から動かないし、あんたらにも手は出さないであげる。」
「あぁ!!!、舐めやがって!!おい!!お前らこの女ひん剥け!!盗れるもん全部剥げ!!そしたら俺が、ハハ、気が狂うまで玩具にしてやる!!、ハハハハ絶対に許さねぇ、男を舐めたこと後悔させやんよ!!」
男共に囲まれてる皐月さんは何故か男共を挑発していた 、男sのお話を聞いている限り、皐月さんが過去、......お昼に何かしたらしい、そしてその仕返しをしに来たという流れだろうか、
「流石に全員の隙は突けないかな.....」
流石にあの激情した男sを相手皐月さんが無傷で凌げないだろうと思った僕なのだが5、6人を相手に一瞬で勝負を決めるには全員の隙を突かなくてはいけない、しかし只今絶賛尾行中の僕が姿を現したら、隙は生まれるかもしれないが全員の注目が僕に向いてしまう、そうなると厄介なんだなぁ。
「ん~流石に今の状況じゃ隙は突けないか、」
「あぁん?何言ってんだ?てめぇに隙を突く暇なんざねぇ!!有るもん全部剥かれて俺に犯されるんだよぉ」
彼女はスカートのポケットから煙草を取りだし火を着ける、そして僕の居る方向を見て、
「ん~、まぁいっか、んじゃ来るなら早く来てね~」
「~!!!やっちまぇぇぇぇ!!」
恐らく僕に向けて発したのであろう言葉を、自分達に向けられたと勘違いした男sは皐月さんに襲い掛かろうとする、僕はもう行くしかないかぁ~と一歩踏み出すが、皐月さんは落ち着いた様子で手に持っていた煙草を前に突き出す、そして真上に弾いた、その意味不明な行動と反射的な意識が自然と煙草を目で追ってしまう、僕以外は。
「はは、完璧だ。」
その完璧すぎるお膳立て?、に思わず笑いながら僕は踏み出した足で今度は空を蹴る、そして一番近くに居た男sの一人の後頭部に超手加減した膝蹴りを入れる、そのまま男の肩に足を掛け踏み台にして二人目の男に飛び蹴り、ラ○ダーキックをかます、そのまま一度地面に足を着けた僕は、今度はバック転しながら三人目に狙いを着けた男の背後に着地、振り返る前に頸に空手チョップをきめて速攻気絶させるそこら辺でようやく男の人数が五人だという事に気付いた僕はもう一回空を蹴って残りの二人とすれ違う間に顎に一撃ずつ軽いパンチをいれる、着地して振り返ると丁度皐月さんが煙草をキャッチしたところだった。
「あれ?光君?偶然~」
「皐月さん白々しいよ」
「えっ?と言うことは私の事つけてたの?、ストーカーさん?」
「わかってるくせに。」
「なんのことだか?、それで感想は?」
「.......もし僕が何もしなかったらどうするつもりだったの?」
「はは、それだけは無いね、光君なら絶対に助けに入るでしょ?しかも瞬きする間に間合いを詰められるんだから、本当に凄いよね~。」
「.....僕が瞬きする間に間合いを詰められるって分かってる事も十分凄いと思うよ、普通見えないから」
「ん~まぁ毎日私の蹴り避けてるしぃ?私もやとうと思えば瞬きする間に間合い詰める程度ならできるし」
そう言うと、彼女は一瞬の間に僕の隣に移動した、そして
「詰めるだけなら出来るけどそこから攻撃に入るのはワンテンポ遅れるんだよね~。」
と言った。
「いや、十分だ、正直ビックリだよ、間合いを詰めてからの攻めは、応用だからね、こんな風に、...っ!」
僕は彼女が瞬きをする前に彼女の手から煙草を奪い一口吸った。
「........今.....何したの?」
彼女は目をパチクリさせて僕に聞いた。
「とんでもない速さで煙草を取っただけだよ。はいこれ返す。」
彼女は僕の言葉を理解して、更に固まっていた。
何か自分でもよく分かんないです。
.....修正