非行♀→非行♂→非行♀
前話から大分開きました、申し訳ありません。
今回は試験的に視点変更を入れています。
~~~~~ 皐月玲 視点 ~~~~~
「あ~眠い、」
何となく口にしてみただけなのに、教師がビクッっと震えた、今日で8回目だ....、私は生徒なんだから教師のあんたが注意するとこだろ、何を怖がっている..........。
今日は朝っぱらから数学だ、余計に眠い、授業なんて真面目に受けた試しがないけど基本的に教室にはちゃんと居る、ほとんどの生徒や教師は、私を見ると何故か目線を反らし早足で居なくなる、又授業中も何もしない私を注意するどころかまるで私がこの教室に居ないかの様な扱いだ、そうすると必然的私は暇になり、暇になると眠くなる、そうして.....
「あぁ~、ね~む~い~」
なんて言ってしまい、今度は教室がビクッとした、教師が肉食獣に睨まれるとても可哀想な小動物に見えてきた、私は然り気無く教室を出てそのまま校舎の屋上まで一休みしに行くことにした。
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授業終了のチャイムの音で目が覚める、少し温かいでも生温かい訳では無い、なんと言うか温かいけど確りとした冷たさも含むなんとも心地良い風がどうやら私を眠らせてしまったらしい。
「ふぁぁ~、ん~、今何時~?」
スマホを取り出し時間を確認すると既に昼を回っていた、
「あ~怠い、サボろ、」
寝起きで何時もに増してやる気の出ない今日、そんな独り言を口にして私も校門に向かった、この頃、向かう先?
まずは服の調達→競馬場かな?、その前に一儲けしないと....。
まず最初に、私は先ほど一儲けすると言ったが、自ら拳を奮いに行く訳ではない、自分で言うと恥ずかしいが、此でも私は可愛い部類に入る.....らしい。だから待っているのだ、私の姿に惹かれる金蔓、最初は釣られて着いく、そして相手が上手くと思ったところで「ごめんなさい帰ります。」と一言呟く、そうすると面白いくらい引き留めようとするのだあいつらは、そこまで釣れたら楽勝だ、力任せに引き留めようとするナンパ野郎達を技術、体術でねじ伏せ降参の意志を聞いた後に脅すそしてたんまり頂くのだ、私を襲おうとした事の口止め料を。
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ざっと1時間程で4、5万、巻き上げたいつもより少ないがしょうがない、平日で1グループしか釣れなかったのと時間が昼を過ぎていたのが原因だ、まぁこれだけ有れば増やせる、増やしおた金でまた遊べばいい。
「うわぁメイン前走っちゃうじゃん!!」
時刻は14:30過ぎ、なんとか増やす方法を考えながら私はせかせかと競馬場に向かった。
~~~~~ 月下光 視点 ~~~~~
時は14:00頃それまで好調だった連チャンが終了し追うか追わないかを決めると同時に、コーヒーは基本ブラック派の僕だが期待値計算で酷使した頭を休めるため普段は飲まない甘いコーヒーと、そのコーヒーのお供に火を着けた、打っている時は意識しないで吸って、飲んでいるので、ふと我に帰ると吸いすぎと飲み過ぎで滅茶苦茶気分が悪くなる、しかし一息つく時に甘みのある優しくしかし冷たい味のコーヒーと、味なんてしない筈なのに、まろやかでいてシャープな味わいが癖になる煙をゆっくりと吸うと、頭の中がクリアになり、賭場独特の高揚感を抑えてくれる、そうする事で今までの表面上の収支だけでなく、時給換算やその日の予定収支を計算出来る、今のこの時間は休憩時間であると同時に、機械的な計算を放棄して人間的な計算をする大事な時間だ、僕は滅多に負けない、何故なら、この時間が何処までも冷静に勝ちを掴む計算をしてくれるから、この計算が根拠の無い自信を確信に変えてくれるから、僕は負けない、今の自信は確信の自信だから、僕は負けない、天才賭博師だから、今僕は絶対に負けないくじ引きを引いている何を引いても最後に残るのは絶対の勝利、その勝利の要素は全て、期待値が示しているから。
なんて事を考えながら勝つ方法を冷静に考える、無駄にヒートアップした思考は妄想で何時か冷めるのを待つ、それが最も楽だ、期待値の再計算を終えた僕はこのまま同じ台を打ち続ける事にして、持ち玉で再び当たりを引きに行く、開店から4時間、収支は+10000発程一撃で得た出玉だけに計算上打ち続けるが確率収束上また都合良くドッカーンとは来ないだろう、それでも打ち続ける、打たない理由が無くなるまで。
~~~~~ 皐月玲 視点 ~~~~~
「よっし!!順調、順調♪」
徒歩10分の距離にある競馬場に着いた私は早速メインレース前のレースの馬券を買った、今日の馬場や騎手の状態、今日の狙いを定める為に最初は人気どうりに買った、結果として当たったのは当たったが人気どうりだったので払い戻し自体は大したことない、ざっと4、5万が8万程になっただけだ、今日は逃げ馬場な上にメインレースの人気馬に乗っている騎手は今さっき勝った馬の鞍乗だった、今日は彼を軸に払い戻し倍率の高いところを絡めていけば、ワンチャンある、私は三連単を、今日の一番ジョッキーとに4番人気の馬を1着2着固定で3着流しの買い方をした、1番人気は今日の一番ジョッキーが乗っているし2、3番人気の馬は力と能力はある馬だが、4番人気の馬の方が追いきりが抜けている、4番人気だがおそらく今日勝負に出るつもりだろう。これほど美味しい買い方は無い、私は今日の儲けの半分をこの買い目に注ぎ込んで、もう半分を保険で、2番人気3番人気の馬連で買った、これなら三連単を取りこぼしても-収支にはならない、買い方自体は穴だらけだが、おそらくこの買い方が最も勝ちやすい買い方だ、
私は根拠の無い、でも確かな自信をもってレースの観戦席に向かった。
非行系恋愛が書きたいのにギャンブル小説になってしまうのは何故でしょうか?
しかもお話が全然進まない(トホホ....、)。
次話あたりから強引にでも進めていきます、(このままでは終わらない..。)
稚拙な執筆ですがまた読んで頂けたら幸いです、感想お待ちしております。