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救出戦

 次のゲームの内容は、敵陣に捕まっている捕虜を救出して自分のチームのスタート地点まで連れて帰ってくるというものだった。

 よりによって、捕虜となったのは広瀬まりもと、南条美穂だった。

 一方でこちらが捕虜としたのは、三奈美つばさの彼女という持田明里とその姉の萌だった。

「明里を殺したら許しませんよ。」

「そっちこそ、姉ちゃんに手出してみろ、金属バットで形が無くなるまで殴りまくって最後は東京湾に沈めてやる。」

 ゲームスタート。三条神流と小岩剣はバディで敵陣を目指す。

 三条神流が陸上自衛隊89式自動小銃を打ちまくる。

「お前、列車の姉弟の実感ない理由分かるぜ。」

「記憶が消えているからでは無いのですよ。車掌車内部クリア!」

 三条がM79グレネードランチャーを発射し車掌車の中にいた敵を殲滅し、小岩が車掌車に飛び込む。

 それを見て三条も飛び込み、また砲撃する。

「例え記憶が戻ったとしても、妙な気分です。顔も分らない人と姉弟になるなんて。」

 今度はG3サブマシンガンを撃つ。

「なら俺はどうなるんだ。昨日まで赤の他人だったのに、今日から姉弟だぞ。こっちなんかマンガだマンガ!コンテナまで行くぞ!」

 車掌車の先の通風コンテナに体当りして突入。ベンチレーターから敵陣手前にあるタキ5450のデッキに向かって弾幕を張る。

「もう一つ疑問があります!もし本当に姉弟という関係だったなら、姉という人から連絡があっても不思議ではありません!なのにどうして何も来てないのですか!うわっち!」

 銃弾が飛んできて小岩は頭を下げる。

「喰らえこの野郎!姉ちゃんを返せ!そんなのお前が気付いていないだけなんじゃねえのか!?年賀状でもひっくり返してみろ!あるいわ、お前の記憶がぶっ飛んだ直後に何かやらかして連絡できなくなっているんじゃないのか!?お前だって、思い当たる節はあるって言っていただろうが!オラアーッ!」

 三条神流がタキ5450のデッキ目掛けて突っ走り、小岩も続く。

 タキにいた敵を皆殺しにして、捕虜となっていた南条美穂と広瀬まりもを救出。その際、三奈美つばさが敵陣にいるのに気がついた。

「卑怯者!」

 三条神流はM870ショットガンを構える三奈美つばさに対し、M79グレネードランチャーを至近距離で撃ち、三奈美は悲鳴を上げた。


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