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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第四章~共白湖キャンプ場編
55/55

物資調達前夜

一行は翌日に必要な物を調達すべく出発する準備するのだった。

共白胡キャンプ場


ここにきて時間が立つが皆それぞれが生活に順応してきていた、だがその生活はタタではないのだから


「優希、5.56㎜弾頼む」


「あいよ」


「翼、9㎜弾頼む」


「どうぞ」


「秋山、5.56㎜と9㎜の両方頼む」


「どうぞ」


俺達は翌日の出撃の準備をしていた。それぞれの銃器の弾倉に弾薬を装着していた。


チャキッ・・・・チャキッ・・・チャキッ


それぞれが弾倉に弾薬を込めてく


「優希、お前何本予備のマグ持ってく?」


木村は言い


「うーん、一旦ベースを離れると何があるか分からないからね多めの20本くらいもってこうかなと」


俺は言い


「先輩、600発分も持ってくんですか」


翼がSIG P226のマガジンに9㎜弾を装着しながら言い


「ああ、まぁな弾が少なくて困る事はないだろう」


俺は言う中


「相変わらず徹底的にしてるなぁ・・・・」


佐々木先輩は言い


「確かに過剰かもしれないですけれどもいざという時にないよりははるかにマシですよ。まぁ弾薬を多く持ちすぎるとがさばリますけれども」


俺は言い自分の04式5.56㎜小銃に使うマガジンを確認し


「よし・・・こっちはおっけーかな・・・・」


20本の弾倉を弾帯ベルトに付けているポーチに入れる。そして次に拳銃用の弾倉を確認し9㎜弾を装着していく。


「木村、手榴弾一応くれ」


「はい、どうぞ先輩」


木村が佐々木に手榴弾を渡しそれをケースに入れる。そうして準備は整って行き


「大体は出来ましたね」


俺は言い


「ああ、秋山のお陰だ」


佐々木先輩は言う中


「これどうぞ、ないよりましです」


俺は佐々木先輩に前に見つけていた戦闘防弾チョッキ2型改を渡す


「うわ・・・・重ッ」


佐々木先輩が言う中


「一応、こいつの中にはAKとかで撃たれても大丈夫なレベルの抗弾プレートが入ってます。」


説明し、着用方法を説明する。


「成る程なぁ、自動小銃で撃たれても大丈夫なレベルの防御能力がある訳か・・・・」


納得しその後ベストに付けるポーチ等の説明をし


「分かった、明日までに準備しとくよ」


佐々木先輩は言った。そして・・・・


夕食時



「いよいよ・・・明日が決行か・・・・」


井上さんが言い


「気を付けていくのよ、無理は絶対にダメだからね・・・」


優香里さんも言い


「お兄ちゃん、気を付けてね・・・」


真帆ちゃんも心配そうに言う、そして


「優希、準備の方は大丈夫そう?」


紗希が尋ね


「一応できる範囲で揃えたけれども・・・・」


俺は言い


「ヤバいと思ったら逃げろよ、命あっての日々だからな」


倉田先輩にも念を押され


「雛子の言う通りよ。みんな」


西条先輩も頷く。


「私にできる事があればいってくれよな、戦う事は出来ないけれども力にはなるからよ」


岡野先輩も言い、周りも頷く。食後に風呂に入りそれぞれがテントやキャンピングカーの中に入り1日が終わろうとしていた。


監視所


「・・・・・・・・・」


04式小銃の整備を行う中


「優希、大丈夫?本当に私も行かなくて」


ナイトビジョンを装備したスコープを装着したM24SWSを準備する紗希に聞かれるが


「大丈夫さ、それに此処の守りも必要だよ。射撃の腕が立つ紗希や二上それに井上さんらを除けば主力がごっそりと抜けるんだ、拠点の防衛のためには人員は必要だよ」


俺は言い04式小銃の清掃を終え、組付ける。


カチャ・・・・・カチャ・・・・・ジャキンッ


組付け


チャキン


弾倉を装填し安全装置をかける。


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


無言で外を見ていた紗希だったが


「・・・・・・ゴト・・・・・」


スナイパーライフルを置き、俺の方に来て


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


無言で抱きしめ


「本当なら行ってほしくない・・・でも貴方の事だもの・・・」


言われ


「皆の為、そして紗希の為でもあるんだ・・・・行かない訳には行かないよ」


俺も抱きしめ返して言い


「うん、そういう人だものね優希は・・・」


紗希は言い、それに俺は


「必ず戻るよ。必ず。」


コツン


互いにおでこを軽くぶつけ、数秒無言で過ごし


「うん、優希はもう寝なきゃダメよ」


紗希はそう言い俺から離れ再び窓の椅子に座る。この時気付かなかった、紗希が泣いている事に。

次回~ゴーストタウン~を予定しています。

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