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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第四章~共白湖キャンプ場編
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共白湖での釣り

アウトブレイクから数週間優希らは共白湖のキャンプ場に身を寄せていた。

湖の真ん中に浮かぶボートに04式小銃を背負い釣竿を持った男が三人


「なぁ、優希・・・・」


木村は言い


「ん?なんだ」


俺が言い


「釣れなくないすかね・・・・・・」


翼が言った。それに対し


「そんな簡単に釣れたら面白くないだろ?釣りは待つのも大事だぞ?」


俺は言い自分の竿に目をやる。午前中に感染者の掃除を少し行い、午後からは夕食のたしになればと思い俺と翼と木村の三人でここの湖に釣りに来ていた。


「・・・・・・・・・・・!」


浮きに反応があり浮きが一気に沈む


「よっしゃッ!キター」


一気にリールを巻き


「優希、ガンバ」

「先輩っ!!」


横の二人も見ている。そして・・・・・


「うぉ・・・でかいな・・・・」


中々の大物が上がった。その後、翼も木村も粘るが当たりはなく


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


二人共自分の竿を眺めたままだ。そんな中俺は


「ん?」


川沿いをフラフラと歩く感染者を見つけ


「・・・・驚異は排除だな・・・・・」


背中に背負ったままだった04式小銃を取り出し


「装填よし・・・・安全装置解除・・・・」


感染者の方面に銃口を向け、引き金を引く。後は毎度の事だった。発射された5.56mm弾が感染者の脳天をかち割りその場に倒れこむ。しかし


「優希、勘弁しろよ」

「先輩、耳の鼓膜がイカレるかとお思いましたよ」


二人の存在を考えずに発砲してしまったのは流石にまずかった。


「悪い、悪い」


俺は謝り、また自分の竿に集中する。すると


「「「きたっッ」」」


三人同時にあたりがかかり必死にリールを巻く


「お、なかなかいいサイズだ」


「俺もだ」


木村と翼が言っている。


「うん、なかなかだ」


俺も釣った魚をクーラーボックスに放り込む。その頃


ベースキャンプ


「秋山達がどれくらい釣ってくるかね・・・・」


包丁を片手に倉田先輩は言っている。


「う~ん、優希はどれくらい釣りが上手いのかかぁ・・・」


沙希が言っていると


「優希なら林間学校の時相当此処で釣ってましたよ、同じ班だったから分かりますよあの時は助かりましたけど」


優希の同級生の二上も色々と準備しながら言う。


「秋山は本当にどんな状況にも対応出来るんだな」


水を飲みながら佐々木もいい


「まぁ、確かに今私達がこうして生き残ってるも秋山君が居るからって言うのも大きいですよね」


薪の準備をしていた望月も言った。


「まぁ、でも皆で協力してるから切り抜けて来る事が出来たのもまた事実だよな。」


伊坂先輩も言っている。その頃


「へクシッ」


くしゃみをすると


「どうした?優希」


木村に言われ


「さぁ?誰かが俺の噂でもしてるんじゃないのか?」


俺は答えた。皆が言っているとも知らずにその後も俺達は釣りを続け大量とは行かなかったが結構な量の魚を釣ることができた。

次回~消えゆく物資~を予定しています。

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