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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第四章~共白湖キャンプ場編
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キャンプ場の散策

夜間監視を終え夜が明けまた日常が始まる・・・殺すか・・・殺されるかの・・リアルな日非日常が・・

紗希side

「zzzzz・・・・・・・・・zzzzzzz・・・・・・・・zzzz」


後ろで優希の寝息が聞こえる。私の負担を減らそうと本来なら午前0時までなのを午前3時まで単独で監視していた・・・私がもし途中で起きなかったら一晩中やっていたかもしれない・・・


「ホントにもぅ・・・・・」


私は後ろを振り返り寝ている優希を見て思う・・・鈍感だけど、頼りになる人だと。そんな中時計を確認すると朝の7時5分前になっていた。


「{そろそろ起こした方がいいかな?・・・」


思っていると


「う・・・・う~ん・・・・」


優希が起きたようだ・・・


紗希sideアウト



目覚めはまぁまぁ・・・気分もまぁまぁ・・


「おはよう・・優希」


ライフルを置いて安全装置をかけ紗希はこっちを向く。


「ふぁ~あ・・よく寝た・・・・」


背伸びをして置き、二人で外に出て、下に降りる。下では雛子先輩や由梨香さんらが朝食の準備をしている。


「おう、秋山に新倉監視ご苦労さん」


佐々木先輩は起きて顔を洗っていた。


「木村と翼は?」


聞くと


「あいつら、よっぽどお前を信頼してるんだろうな・・・まだ爆睡してやがる」


笑いながら言い


「俺も万能じゃないんだけどな・・・」


頭を掻きながら言い、横から


「優希は人を頼る事を覚えて・・・」


コツン


紗希に軽くどつかれる。そうこうしていると皆テントから起きてきて昨日と同じように朝食を取り


「優希、今日どうする?」


木村は言い


「うーん・・・・」


俺は少し考え


「昨日の釣りも捨てがたいがここの安全をもう少し確実にしたいから・・・ここの掃除するか?」


木村に言うと


「ここの掃除・・・・感染者の始末か?・・・」


木村は言い


「ああ、そうだ鳴子に落とし穴トラップは仕掛けてあるがどれも万全と言う訳でもない・・・できるだけ脅威は排除しておくのも選択肢の一つだろ・・・ただ此処は広い、全部は無理だろう。弾がいくらあっても足りない・・・」


俺は木村に説明する。


「じゃぁ、午前中は掃除をして午後から釣りはどうだ?」


木村は言い


「良いと思う。」


俺は答えた。こうして午前中は周辺にいると思われる感染者の掃除をする事に・・・食後一旦小屋に戻り、04式小銃とマガジンを確認し


「こんだけあればいいか・・・」


ベルトにつけたマガジンポーチは小銃用が5拳銃用が2つ、後は銃本体を持って下におり、マガジンを必要な分だけポーチに入れる。掃除屋のメンバーは俺・翼・木村・佐々木先輩。今回は四人して分散してできるだけの感染者を始末する事に


「優希、結構マガジン持ったなお前」


木村が言い


「弾が足りなくなるよりマシだろ」


ポーチにマガジンを入れ


「じゃぁ、皆も気おつけようぜ、あと木村と佐々木先輩これ無線機です」


無線機を渡し


「おk」

「掃除ね・・・」

「了解だ、掃除の時間だな」


皆が林の中に入っていったのを確認し俺も雑木林の中に入っていった。


「静かだな・・・・・・」


周りを見渡しても何処も木々が生い茂り落ち葉が落ちている。林の中を歩きまわると


kdlf@


「{おいでなすったな・・・}」


声のした方に銃を構えつつ近づき、見つけるとちょうどお食事中だった。それも3体


「おい」


後ろから声をかけると三体とも振り返りそいつらの脳天に一発ずつお見舞いしてやる。


「翼、俺だこっちは3体始末した・・そっちはどうだ?」


無線で聞くと


「早いっすね・・・こっちはまだ一体です。」


翼が答え


「こちら佐々木、二体始末した。やっぱりちらほらいるなぁ・・・引き続き続行する」


佐々木先輩も言ってくる。それからも感染者を始末しつつ奥に進むと小さな小屋があり、中に入ろうとしたが


「鍵がかかってる・・・」


周りを見ると窓が空きっぱなしになっており中に入ると


「うはぁ・・・・・ここサバゲーのフィールドになってるな・・・」


床にBB弾が転がっていた。奥にもう一つドアがあり簡単な鍵ががかかっているが銃撃し破壊する。そして中に入り布が色々被っている物をへっぺがしケースを見つけ中を見ると


「油紙・・・・・・・・まさか・・・」


出てきたのは6.5mm弾だった。それも厳重に保管された状態で、全て使用可能な状態でだった。横にあるもう一つのケースを開けると


「やっぱり・・・・・・」


思わずにやっとしてしまう。出てきたのは第二次大戦時の日本の主力小銃38式歩兵銃だった。ボルトを引きチャンバー内を見て


「ヒュー・・・全然行けるよこれ・・・・」


早速、弾丸を5発装填し、弾と一緒に持っていくと窓際から感染者2体がこっちに歩いてくる


「試し撃ちにはちょうどいいか・・・・」


照準を合わせ引き金を引く・・・・軽い反動と共に弾丸は感染者の顔面を貫き、ボルトを操作し排莢・次弾装填を行いまた引き金を引く。性能に驚きつつも


「持ち帰り決定・・」


俺が38式歩兵銃を見つけ掃除を続けている頃


拠点


「な・・なんだ銃声が聞こえたぞ!!」


伊坂先輩や小野崎先輩が焦っているが


「まーた優希あたりが感染者の掃除してるんだろうね」


私は言いつつ自身のライフルに弾薬を込める。周りは


「紗希ちゃん心配じゃないの?」


聞かれるが


「優希の事だろうし、よほどの事がない限り送れは取らないでしょ」



私が言っている頃



高本翼


「まぁーた先輩一人フィーバーしてるなぁ・・・あれ?でも先輩04式小銃にサプレッサーつけてなかったっけ・・・・」


拳銃片手に首をかしげ



木村哲郎


「優希には適わんぜ・・・全く何体目だ?・・・」


小銃のマガジンを交換しつつ言い



佐々木先輩


「ヒュー・・・流石だね・・・でも銃声するような装備か・・・・秋山の?」


若干首をかしげていた。狩りという名の掃除をこなった後戻ると


「なるほどな・・・・銃声の主はこいつか」


皆に言われた。俺は弾薬をケースに入れ保管する。


「そっちはどうだった?」


翼や木村に聞き


「まぁまぁかな・・・俺は9人、翼は10人 佐々木先輩は8人・・」


木村は言い


「優希は何人だ?」


聞かれ


「12人」


答えた。


すると


「まじか・・・・」


木村は言い


「やっぱり先輩には勝てませんね」


翼も言った。午前中に掃除を行い午後から釣りの準備をする俺たちだった・・・

次回~共白湖での釣り~を予定しています。

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