キャンプ場二日目の夜
キャンプ場にきて二日目の夜を迎える・・・・
二人で戻ると、焚き火で暖を取っておりその周りにテントがあった。
「優希、お前どこに行ってたんだ?」
木村に言われるが
「ああ、準備・・・夜間監視の」
俺は答えた。そんな中
「料理できたよ、皆座ろう?」
二上と望月それに倉田先輩、由梨香さんらが料理を運んでくる。スーパーでの食材を使いつつなるべく一度に多く使わない用にしてるらしい。暖を囲むように皆で座る。トレイに夕食を盛って貰い、皆で座り夜空を見ながら夕食を食べる・・
「はぁ~あ・・これがこんな状況じゃなければキャンプなんだろうけどな・・・・」
伊坂先輩は言い
「確かに・・・これじゃァ・・リアルサバイバルだもんなぁ・・」
小野崎先輩も言っている。しかし
「でも、今生きている事に感謝ね・・・・」
和佳奈先輩が小野崎先輩の横で言った。
「しかしながら限られた物資だけで生活というのも確かに楽ではないな・・・」
井上さんらも言い
「そこはしょうがないでしょ、貴方」
由梨香さんも言っている。井上さんらの子供さんは文句一つ言わずに食べている。やはり躾の違いなんだろう・・俺はモールで感染して死んだ佐田を思い出した。皆は喋りながら食べる中
「・・・・・・・・・・・・・・」
俺は無言で黙々とご飯を食べ、それを見ている紗希や二上などほかの連中に
「秋山、食うの早いなぁ」
言われ
「軍隊は要領が全てってオヤジに言われましたし、」
俺だけじゃなく翼も夕食を食い終え
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです。」
作ってくれた人達への感謝は忘れない。そんな中
「優希、明日湖まで行ってみて釣りしてみないか?」
木村に言われ、
「確かに、焼き魚とかあるといいだろうしなぁ・・・」
俺は考え
「明日、釣りの道具作るか探してみるか?」
そう言っている中
「だったら、私らのを使えばいいだろう」
井上さんが言い
「分かりましたありがとうです」
俺は礼を述べた。そんな中
「そういえば、お風呂どうする?」
望月が言い
「準備は出来てるん?」
聞くと
「うん、とりあえず佐々木先輩やその他の人達と行って掃除もして湯も張ってるから入るのいつ頃にする?」
聞かれ
「みんなは何時頃が良い?」
聞くと
「「「「今でしょ」」」」
某お笑い芸人みたいな事を言い
「だったら、皆が飯を食い終わったら入りに行くか・・・」
それから数十分後夕食を食べ終えすぐにお風呂に入るのはよろしくないとのことで皆休憩をしている。そしてかと片付けが終わった後、最初に自分達学生組が一固まりになって風呂場に向かった。各自が拳銃をホルスターに入れたまま。風呂場に付き
「男子、覗いたらわかってるんでしょうね?」
女子が言い
「ハイハイ」
俺らは返事をして脱衣所の中に入る。
男子脱衣所
「おっ、秋山鍛えてるな・・・腹筋割れてる・・スゲーーー」
小野崎先輩は言い
「先輩には敵わないっすね」
翼も服を脱ぎ
「いや・・・お前ら二人とも・・実はマッチョだったり?」
言われるが
「いえいえ、俺や翼の親父の方がやばいっすよ・・」
俺は言うが
「いいや、十分鍛えてると思うぜ、俺も」
佐々木先輩も言った。そんな会話を来ている女子は・・・・・・・
女子脱衣所
「話し、聴こえてくるけど案外紗希の彼氏マッチョぽいわね・・・」
岡野さんが言い
「秋山は休みの日も自分の体を虐めてるらしいからな・・・あれはある意味で凄いよ」
雛子も言った。
「体育の時の優希とかすごいしね・・」
二上さんや
「うん、秋山君自身結構鍛えてるイメージあるしね・・・・」
望月が言っている中
「でも、こうして見ると案外スタイルの良い子がそろってるよね・・・・特に西条と新倉はさ・・同じ女としても嫉妬しちゃうよ・・・」
和佳奈が言い
「確かに、出る所出て、引っ込む所引っ込んでる・・・これじゃァ秋山も迫られたらころっと行っちゃうんじゃない・・・」
私とともに槍玉に挙げられた西条さんも言い
「そろそろお風呂入ろっか・・・」
皆で浴室に入った。
「はぁーーーー生き返る・・・・」
佐々木先輩は言い
「確かに極楽ですね・・・・・」
木村が言い
「お風呂なんて何日ぶりだ・・・・・」
翼が言うなか
カシャ・・・ジャキンッ
俺は拳銃をここ浴室に持ち込んだままにしていた。
「おいおい、秋山こんな所に持ち込んでこなくても」
伊坂先輩は言ったが
「連中は待ってはくれないですから、それに銃自身は水に濡れても撃てますし問題はありませんよ?」
答える。隣の浴室からは女子の声が聞こえてくるが
「変な気起こすなよ・・・・・翼」
言うと
「へ?!・・・俺ですか?!」
そう言い
「じゃぁ、今の間はなんだ?」
俺は笑いながら言った。その後
「先にあがります。」
そう言って先に上がり、外を警戒して皆が上がるまで待ち、皆と一緒に戻り
「じゃぁ、行ってくる。」
「ハイ」
俺達と交代に井上さんらが今度は風呂に入りに行った。そして
「じゃぁ、翼俺は上から監視してっから何かあったら無線頼むな?」
翼に言い
「おっけいです。」
その後紗希と二人監視所に戻りドアに鍵をかける。そしてすぐにM24SWSを置いてある窓際に行き監視につく
「紗希、交代は4時間毎にするか?」
聞き
「うん、そんな感じでいいんじゃないかな」
返事が帰って来る。時計は午後20時00分を指していた。交代は0時きっかりとなる。後ろを振り返ると紗希は交代に備え仮眠を取り始めていた。
「さて・・・やりますか・・・」
俺はM24SWSのスコープを覗いた・・・・・・
次回~キャンプ場散策~を予定しています。




