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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第四章~共白湖キャンプ場編
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防御策

山間部のキャンプ場に一時避難した一行だがここも完全に安全とは言えない。そこで優希はあることする事に・・・・

「カリカリ・・・・・・・・・カリカリ・・・・・カリカリ」


皆で荷物を出し終えたあと俺は拠点としている場所の見取り図を書く。


「何してるの?、優希・・」


後ろから紗希と


「ああ、新倉の言うとおりだ」


佐々木先輩が覗き込み


「いえ、少しここの見取り図を書いていまして・・・・」


二人に見せると


「おお、よく短時間で詳細に書けるな・・・すごいわ・・・」


佐々木先輩は言い


「で、優希はこれを何に応用するつもりなの?」


紗希は図を見ながら言い


「自分達が拠点を置いてるのが此処・・・で周りは殆ど180度森・・・敵からは攻め放題・・だから防御策をどうしようか・・・考えていたんだ・・・・」


二人に説明する。


「新倉・・・お前の彼氏よく此処まで頭回るな・・・」


佐々木先輩は言い


「正直私も此処まで気が回らないけどね・・・」


紗希も言っている。そこに


「優希、丈夫な紐と空き缶調達してきたぜ」


木村が戻り


「先輩、こっちもです」


翼も戻ってきた。それを見て


「なるほどな・・・・・・秋山・・お前考えたな・・・・」


佐々木先輩は言い


「どういう事?」


紗希は言い


「簡単な事さ、秋山らはセンサー替わりに鳴子を作って設置しようとしてるわけだ・・もし感染者が鳴子に引っかかれば音がなる。その音で俺達は奴らの接近を察知できるわけだ・・・」


佐々木先輩は説明し


「どうだ?秋山あってるか?」


聞かれ


「その通りです。」


答え


「よし、木村、翼作るぞ・・」


俺達は黙々と鳴子を作り始める。紗希に佐々木先輩も手伝ってくれ予想よりも早く完成した。


「どう設置するんだ?」


佐々木先輩に聞かれ


「ベースを囲む用にですかね・・・」


そう言い


「わかった。」


佐々木先輩・俺・紗希・翼・木村と鳴子の設置を始める。その頃


「二上さん・・これ使えそうじゃない?」


キャンプ用品備品庫を二人で見ていた二上と望月はあるものを見つける


「テントと・・・・着火材・・・キャンプ用具一式だね」


二人はベースに戻り、その事を井上さんや佐藤巡査長に報告し


「「使える物は使おう!!」


決まり皆で運び出す。



「ふぅ・・・終わったぞ・・秋山・・」


「優希、こっちも・・・」


「先輩、終わりました・・・」


「こっちもOKだ、優希」


皆で設置を終え


「次は落とし穴でも掘るかwwwwww」


佐々木先輩はジョークで言ったのだろうが


「それ良いですね」


木村が食いつき


「ですです、やるからには徹底的に!!」


翼も言い


「そうね・・安全には変えられないものね・・・」


紗希も賛同する形になり


「あ・・・あれ・・・ジョークのつもりだったんだが・・・」


佐々木先輩は冷や汗を垂らしてるが、俺も皆に乗り佐々木先輩に止めを刺す。


「先輩、それいいと思います。ww」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


佐々木先輩は無言で


「ハハハ・・・オワタ・・・」


そういった。追加で落とし穴を掘り、できるだけ鳴子を突破されない用に設置した。そして昼食の時に戻り倉田さんや由梨香さんが作ったMREの混ぜ飯を食べ、皆に鳴子や落とし穴について説明する。


「・・・という訳で、この拠点を囲む用に鳴子と一部落とし穴を対感染者用の防御策として設置しました。」


皆に言うと


「流石、仕事早いわぁ・・・」

「なるほど・・わかった。」

「ある程度は宛にできそうだな」


そう言い、望月達も


「こっちは、キャンプ道具一式を見つけて来た。からキャンピングカーの中だけじゃなく外にも設置できるよ。」


望月と二上は言い奥に置かれてるテントの資材など指す。


「やるな・・」


俺は言った。昼からは、テントの設置を行いキャンピングカーやパトカーの周りに設置した。そして井上さんは薪を運んできたらしくそれを真ん中に置き夜の暖を取る準備をしている。


「他には・・・・・・・・」


キャンプ場のパンフレットを見つつある事に気づく


「!!・・・なるほどな・・・・監視ポイントには絶好のポイントだ・・・・・」


俺は言うと04式小銃を片手に持ってキャンプ場パンフレット通りに進んで行くと


「あった・・・ここだな・・」


脇道から上に行く道がありそこを登っていくと小屋があり


「ふむ・・・・ここなら下を見下ろすのは絶好の場所だ・・・個々にM24SWSをおけば監視所にすることもできる・・・」


小屋のドアを開けると、中には二段ベッド・テーブル・冷蔵庫・そして窓。試しに、04式小銃で下の拠点をスコープで除いて見ると


「おお、まさにベストポジションだな・・・俺ここにしよ・・・」


荷物をおろし、一旦下に戻り自分のM1100ショットガンを背負いペリカンケース一つを持ち、12ゲージショットシェルと7.62mm弾のアモ缶を持って行く。


「優希、どこ行く?」


木村言われ


「ベスポジ・・」

「ベスポジ?・」


木村が首をかしげる中、装備品を持って先ほどの小屋に移動する。小屋の中にはいって


「個々にM24置いて・・・」


あれこれ考えながら小屋の中を掃除していた。その頃


紗希side


「木村くん、優希見なかった?」


私は木村君に聞き


「優希ならさっき自分の装備品とペリカンケースあと弾薬持ってどっかに行きましたよ。」


言われ


「もうッ!・・何処に行ったのかしら・・・」


言っていると


「新倉先輩、もしかしたら先輩はここの小屋に行ったんじゃないですか・・」


翼君はキャンプ場のパンフを取り出して言い


「ペリカンケースの中身はスナイパーライフル。この小屋はちょうど此処拠点を監視する事ができますし」


言うと


「なるほどなぁ・・・優希のやつも考えてやがんな・・・」


木村は言い


「ありがとう、私も行ってみるわ。」


私は自分の装備品を持ちその小屋に向かった・・・・


紗希sideアウト



「よし・・こんな感じだな・・・」


小屋の清掃をして銃器を置いて、早速今夜から監視できるように準備しておく。とそこに


「コンコン」


ノックが入り


「開いてます」


翼かと思ったが


「ここに居たんだ」


紗希が自分の装備品を持って入ってきた。


「バレちゃった・・・?」


聞くと


「当たり前、もう・・・」


紗希も近くに装備品を下ろし


「私もここ使って良いでしょ?」


聞かれ


「見つかちゃしょうがない・・・」


俺は言い


「ベッドも二段ベットだしこの通り二人分なら広いから十分だ」


そう言い、双眼鏡を窓際に置く。M24SWSに装備しているスコープに暗視装備を付ける。万が一の不足の自体の際に見えなければ狙撃もできないのだから・・・


準備が完了した頃。、気づけばまた日が降り始めていた


「日が暮れる・・・・」


俺は言い


「ええ・・また夜が来るのね・・・・」


窓の日が暮れる光景を見ながら俺と紗希は言った。

次回~キャンプ場二日目の夜~を予定しています。

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