生活拠点・・・
共白湖キャンプ場に訪れた一行、ここで生活拠点を確保する・・・・
その日、俺達はキャンプ場の奥に行ってみる事にした。
「優希君、このキャンプ場車で乗り付けていって大丈夫かい?」
井上さんは言い
「大丈夫です山道を上って行く所ですから奥まで行っても問題はないかと思います。」
俺は言い、皆を乗せたキャンピングカーやパトカーは奥に奥へと進んでいく。奥に行くにつれて視界がだんだん開けて来る。そこには車をおいても十分なスペースがあり、流し台もついている。周りにテントを張ることもできる。車から降り
「ふぅ・・・・翼・木村、行くぞ周囲の安全を確保。」
俺が言い、04式小銃を片手に車から降りる。周りを見ると状態はよく、近くの流し台に行っていた倉田先輩は
「お・・・水が出る!!」
言いここは一部ライフラインがまだ生きいている事を知る。
「優希、悪い・悪い」
弾帯ベルトをぶら下げた木村・翼がきて言いさらに
「俺も手伝うぜ。」
佐々木先輩が来る。
「助かります。」
言い4人でしゃがみ
「で・・どういう順番で見て回る?それとも分散するか?」
木村は言い
「この森のキャンプ場で迷子になったらお手上げだぞ・・」
佐々木先輩は言い
「二人人組で行きますか?」
俺から提案すると
「そのほうがいいかもな・・」
佐々木先輩も頷く。そして
俺・佐々木先輩
翼・木村
の組み合わせになった。
「じゃぁ、俺と先輩はこっち見てくるからお前らあっち頼むな、それと何かあったらこれで連絡を取ろう」
無線機をほおり投げる。俺と先輩はそのまま雑木林の中に入っていく
「あ・・・秋山・・・なんか何も音がないのは・・・こ・・怖いな・・・」
さっきから拳銃を握ったまま佐々木先輩は言い
「大丈夫ですよ、ここは一応山間部ですから発砲しても位置を特定はできません。山々に音が反響しますから。」
佐々木先輩に言い
「それにこの静かさなら、連中が発する音も聞こえます。逆にこっちが発する音も聞こえますけど・・・」
俺は言った。佐々木先輩と奥へ奥へと周りを見ながら進むと
「秋山・・・あれ・・・」
佐々木先輩は木の根元を指差し俺も佐々木先輩もそれに近づく
「・・・・・・・・・血だ・・・・それも・・まだ新しい・・・近くに居るかもしれないな・・・この血を流した奴が・・・・」
俺は言い
「まじか・・・どこにいるんだ・・・・」
佐々木先輩も周りをキョロキョロしている。俺も先輩も耳を研ぎ澄ます・・・すると
ガサッ・・・・ガサッ・・・
「秋山・・・・」
佐々木先輩に言われ
「ええ・・・近づいていますね・・・・・」
俺は言い
「翼達じゃないのか・・・」
佐々木先輩は言い、無線を取り出し
「{翼、そっちの状況はどうだ?それと俺達の近くに来てるか?}」
小声で聞くが
「いえ、木村先輩と指定のルートを調査しています、感染者はここにもいるみたいです・・今までに4人始末しました。」
翼から言われ
「了解、気お付けろ」
無線を切り
「佐々木先輩・・・翼達は近くにいません、それに感染者を4人始末しています・・・」
言うと
「じゃぁ・・・音の主は・・・」
佐々木先輩も言い
「ええ・・・でしょうね・・・・」
俺は言うと04式小銃を構え警戒態勢に入る。佐々木先輩も拳銃を構えどこから来ても良いように警戒する
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
そして視界にそいつは入ってきた
「イタッ・・・」
04式小銃の引き金を引き、発射された5.56mm弾が感染者の頭を撃ち抜く。
ドサッ・・・・・
その場に崩れ落ちる感染者を警戒しながら近づき、見て
「どうやらこいつみたいだな・・・・」
佐々木先輩は言った。
「ええ、」
俺も言った。そして手を合わせ、埋葬する。俺達はその後も散策を続け、感染者を5人始末し
「佐々木先輩、こんな所ですかね?」
俺は言うと
「そうだ・・・・・ん?・・・秋山アレなんだ?」
佐々木先輩は言い指をさすそして俺達も近づくと
「入浴施設」
と書かれた所がある。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「どう思います・・・」
顔を見合わせ聞くと
「うん、入ってみる価値はあると思う・・・・」
俺達も入り、安全確認を行う。どうやら使えそうだ・・・・
「先輩、今日はお風呂に有り付けそうですね・・」
言い
「ありがたいな・・・本当に・・・」
佐々木先輩も言った。再度確認を行い、驚異は無い事を確認する。そして俺達は戻り途中
「・・・・・・先輩・・・あれ・・・」
俺はとある物を見つけ近づく
「キャンプ施設内・電力配電盤」
と欠かれており、試しに降りてるレバーを上げると周りに電力が行き渡る。
「やったな」
先輩に言われ
「ええ」
俺も言った。その後戻り翼・木村と合流し
「電気が付いたけどあれ、優希か」
木村に言われ
「ああ、配電盤を見つけて電力を復旧させた・・」
言うと
「なるほど。・・・流石・・・」
木村は言い
「そっちは何かあったか?」
聞くと
「こっちは薪とあと畑を見つけた。恐らくは何かが植えられているんんだろけど・・・」
翼が言い
「優希らは?」
木村が言い
「俺達は、入浴施設を見つけた、今日は温泉に入れそうだぞ!!」
俺が言うと二人共喜んだ。そのまま拠点に戻り報告すると
「ホント!!お風呂に入れるの!!」
「よかった・・・」
「ああ、助かるわ・・」
「ふむ、衛生的に助かるな・・」
それぞれ言い、
「でも、感染者が彷徨いてるかもしれないから行く時は誰かが護衛につかないとまずいけどね」
俺は付け加えて言った。だが
「お風呂に入れるし、電気も水道も無事だし良い事ずくしね」
紗希は言い
「ああ、言い忘れたけど薪と畑も見つけて来た。」
翼は言い
「巻があれが火を灯せるな・・・・・・助かる」
井上さんは言った。その後、皆それぞれの必要な事を取り掛かった。
次回~防御策~を予定しています。




