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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第四章~共白湖キャンプ場編
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共白湖キャンプ場到着

次なる行き先を決めた一行は共白湖キャンプ場へと向かう。

周りは少しづつ、薄暗くなってくる。あれから結構走るがまだ着く様子はない・・・・


「優希、不気味だよなぁ・・・」


一緒に外を見ている木村も言った。


「まぁ、そうだよなぁ。普通の時間帯ならもう家々に明かりが灯っていて夕食の時間帯なのに真っ暗・・人の営みもなにもない・・・」


俺も答えた。周りは薄暗く、到着してもその先で生活できるかどうか・・・インフラの一部でもいいから生きていると助かる内心はそう感じていた。


「・・・・・・今どのあたりですか?・・・・先輩・・」


俺と木村が話してると眠っていた翼が起きてしまったようだ


「ああ、すまん寝てたのに起こしちまったか・・・」


謝る


「いいっすよ、で今どの辺ですか?」


翼は俺と木村に聞くが


「正直今どのへんなのか皆目検討も着かない・・・・・」


俺達は答え、床に置いているリュックから板チョコレートを二枚取り出し


「ほれ、これでも食っとけ」


二人に渡し


「おまえ、これ何処で入手した」

「いつの間に」


二人共言っているため


「さっきの道の駅でお菓子の自販機のガラス割ってパクった。」


チョコクッキーをかじりながら俺は答えると


「全く、お前も油断の隙もない奴だな・・・」

「まいりましたよ・・先輩には・・もう・・・」


二人共銀紙を破き板チョコをかじる。俺達三人はただ変わらない風景を・・・流れていく風景を見つめる・・・


さらに周りが暗くなった時、車が止まり


「秋山君、着いたがもうこんなに日が落ちてしまった・・・今日は車内で過ごして明日、周りの確認を行うかい?」


井上さんは言い


「どうするみんな?」


俺の一存でなんか決められるわけがないため後ろの皆にお伺いを立ててみる。


「うーん、もう暗いし車両を止めるだけの場所の安全確認だけして後は明日でもいいんじゃない?」


望月が最初に言い


「暗い中無理に動く事はないしね・・・・」


二上も賛同するような形で頷き


「先輩方はどうですか?」


聞くと


「まぁ、周りが周りだから一応の安全の確認をしていたほうが良いんじゃないか?」


佐々木先輩が意見を述べ


「確かに佐々木の言う通りだ、寝てる間にやられたら目も当てられん」


伊坂先輩も言い


「今の状況じゃ確認が精一杯だろうし、下手に動くこともないだろうさ」


小野崎先輩らも、倉田先輩らも言い


「井上さん、今日はここで野営でもいいんじゃないですかね、雨風も一応凌げますし」


そう言い、皆で早速準備に入った。車両はキャンプ場の入口駐車場に停め、俺、翼、木村が周囲の安全の確認、紗希に佐藤巡査長らその他のメンバーが野営地での夕飯の準備や警戒などを行った。


「おーい・・・」


林の中にライトを付け入っていた木村が戻り


「ふぅ、遅れてすんません」


翼も戻ってきた。


「どうだった二人共?」


聞き


「「特段異常はなし、今夜くらいならば問題はないでしょ」」


二人共言い


「わかった、さっさと夕飯食って寝ようぜ・・・ドタバタで疲れて眠い・・・・」


俺達は言いながら仮野営地に戻るのだった・・・・・

次回~生活拠点~を予定しています

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