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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第三章~彷徨う俺達
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安息の終わり・・・

博士を不審に思い後をつけた優希と紗希が見たものに二人は驚愕し皆でここを脱出する準備をする

研究所メインホール


「やっぱり気付いたか・・・・」


俺達が入るとホールのドアが突如閉じロックされる。


「?!いきなり何をするんだ!!というか野口博士こうなる事を知っていましたね」


俺と翼が04式小銃を突きつけたまま言い


「ああ、でも君達が言った「生きる希望」は見せてやれたはずだ」


野口博士は言い


「因みに、このドアは君達のあらゆる火器でも破壊することはできないぞ、手榴弾程度なんて鼻くそみたいなものだ」


そう言い


「昨日君達に見せた映像は妻だ・・・妻なら・・・私よりも優秀な妻ならこのウィルスのワクチンの開発に成功したかもしれない・・」


そう言い


「あんた一人が死ぬのは勝手だが、俺達を巻き込まないでくれ!!」


佐々木先輩は言い


「博士っ、確かに博士が自覚しているならばそうなのかも知れません。でも私達行き残っている人間にとっては博士らが最後の希望なんです。」


紗希は言い


「貴方が諦める事はすなわち皆の死を意味します。」


そう言ったが


「・・・・・・・・・・・・・」


博士は黙ったままで


「君達はこの状況を見ても生き残りたいというのか・・・・」


博士は言い


「勿論だ、行ける所まで行く、途中もしかしたら死ぬかもしれないでも何もしないで死ぬよりははるかにマシだ。それに野口博士の奥様も思っているはずだ。貴方が最後の希望だと!!」


俺は言った。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


無言の後


「わかった・・・・・私も出来るだけの事をする・・・うん・・・そうだな・・・・・」


そう言い


「残り、40分の間にここのデータを持ち出す。データがあれば別のところでも何とかなる。」


そう言い博士はドアのロックを解除し


「君達は先にシャッターの前で待って居てくれ、必ず行く。」


そう言うと博士は行ってまい俺たちは俺たちで


「行こう、シャッターの前に荷物を置いて準備だけでも完了さておこう。」


皆で入ってきたシャッターの所まで行き


「ここだよなぁ」


翼が言い


「あの博士大丈夫だろうか?」


皆それぞれ言っていた。それからどれくらいの時間がたったか解らないが博士が戻ってきた。


「済まない、データの全部をバックして書類等を回収して時間を食い過ぎてしまった。」


野口博士はバックとリュックを背負っていた。しかしここで問題が生じる。シャッターがスイッチを押してもあかないのだ


「なぜだ!!クソッ!!」


博士はいい俺も


「何とかならないのか・・・・・・・・」


周りを見るとガラスで覆われており


「翼っ、木村」


言うと俺の趣旨を理解したのか周りのガラスを椅子で殴るが弾き飛ばされる


「このガラス固っ」


「そのガラスは強化防弾ガラスだちょっとやそっとじゃ壊れない」


野口博士は言い、俺は時計を見ると自爆の時間が刻一刻と迫っていた。その時ポケットの中に入っていた手榴弾を思い出し


「皆、階段まで離れろっ」


皆に言い俺は皆が離れたのを確認し手榴弾の安全ピンを外し、窓枠に置きダッシュで皆の所に戻る。俺が伏せたのと同時に手榴弾は爆発し


「どうだっ!!」


見るとガラスが割れていた。よし、行こう。皆でその割れたガラスを全部どかしそこからみんな外に出てキャンピングカー・パトカーを目指して走りそれぞれキャンピングカー・パトカーの中に入ったとき大きな音と共に研究施設はふっとんだ・・・・


「うわぁ・・・・・」


窓から覗き込むとほとんどの跡形もなく吹き飛んでいた。その光景を見つつ俺達は研究所を後にした・・

次回~新たな場所を求め~を予定しています。

すごく短いですが三章はこれで終わりです。

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