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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第三章~彷徨う俺達
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アウトブレイクの真相

研究所に強引?に入ることに成功したがそこで聞いた真実は驚きだった。

エレベーターで全員が地下に移動する。そして


「すまないが、採血検査をさせてくれ本当は入れてはダメな規則を破って君たちを入れたわけだしね入場チケット替わりにな・・」


博士に言われ


「それは全然構わない」


俺は言い


「で、貴方の名前は?」


聞くと


「野口・・・野口五郎だ」


そう言い、


「野口博士、ありがとう俺達を入れてくれて」


俺は礼を言った。その後皆会議室みたいな所に通され、一人一人採血を受ける。皆が採血を受けた後に案内を受け


「部屋はここを使ってくれえーと・・・俺達を見回し、二人ひと組でかな」


そう言い


「了解です。どうもです」


俺は皆を見て


「部屋順どうする?」


後ろを振り返り聞くがもう既に決まっているようなモノだった・・・俺は部屋に入り


「へぇ・・・すごい・・・」


見ててそう思ったほとんどの物が揃っていた、その後ろで


「へぇ・・・すごいわねぇ」


紗希が言った。因みに部屋割りは


優希・紗希先輩

翼・木村・佐々木先輩

井上さんファミリー

小野崎先輩・矢口先輩

伊坂先輩・加藤先輩

倉田先輩・西条先輩・岡野先輩

佐藤巡査長・二上・望月


となった。因みに部屋に入る前に


「佐々木先輩、すいません面倒かけます」


言うと


「まぁ、旅の醍醐味だろ?相部屋は・・それこそそっちも新倉とよろしくやるのはいいが配慮はしてくれよwwwwww」


言われ


「ちょっ!!、佐々木先輩ッ!!」


どうやら佐々木先輩根は悪い人間ではないようだ・・・・休憩してる時もそれとなく井上さんらの子供に気を配ってあげていて、積極的に皆の手伝いをする。本当に俺は人を見る目がまだまだだと思った。


「佐々木先輩!!早くッ」


翼と木村が言っており


「わかった、今行く」


先輩も部屋の中に入っていった。一方の早紀先輩も倉田先輩・西条先輩に何か言われているようで顔を真っ赤にしているようだった。



部屋の中に入り


「紗希、さっき先輩方何言われたの?」


聞くと


「う・・・・うん」


顔をまた赤くして


「もし、優希が手を出さなかったら襲っちゃえって・・」


「oh・・・・・・・」


俺も言ってしまい、バックから例の物を出す。モールで薬局に行った時、銃口の先にかぶせることで銃器の保全に使えると思いもってきたのだが


「ちょっ・・・・・優希・・・・それって・・・・・」


顔を赤らめ紗希、無理もない俺がバックから出したのはいわいるゴムであり一般的には避妊具である。俺自身正規の用途で使う可能性が出てくる事を全く考えてなかった・・・・・


「うん・・・ゴム・・・・」


俺も恥ずかしかった・・・・だが直ぐにご飯となり案内された所には豪華なご飯が並べられていた。


「うわー・・すげぇ・・」

「いつ以来だろ・・まっとうな飯見たの・・」

「やばい・・よだれ垂れそう」

「すごいの一言だわ」

「美味しそう・・」


皆が椅子に座り


「「「「「いただきます」」」」」」


そう言い食べだす。正直上手くて箸が止まらない。皆で騒ぎながら食べてる中


「ちょ、ポリスメンがいる前で未成年の飲酒はまずいでしょ!!」


お酒が出されるが


「今日くらい良いじゃない!!無礼講よ無礼講」


まさかの佐藤巡査長がOKを出し、警官のまん前で酒を飲むと言う滅多に体験できない事まで体験する事になった。その後野口博士が研究所のメインルームに連れてきて


「君たちにも説明しておいた方がいいだろう」


そう言い、モニターにいろいろな動画が移される。


「これは、アンデット・君達で言う感染者の事だ。彼女は被験者番号4227彼女はアンデットに噛まれた後自ら志願して経過観察に協力してくれた。」


野口博士は語り


「これは数時間後・・・・・・今見た通り彼女は死んだ・・・が」


ここで一旦切り


「そして、ここからが重要だ・・・」


博士は言い再びモニターに目をやると


「脳に信号が行き始めてるぞ?」


木村が言い


「ああ、そうみたいだな」


俺も言った。


「その通り、なぜかは解らない、今現在は。しかしこれが感染者のアンデットになったらこうなる末路を辿る。今の所残念だがワクチン類は一切ない。試作品もだ・・・」


語り、


「そもそもの発端は、突然変異のウィルスだ。アメリカが対テロ作戦中に情報を掴んだが既にテロリストの連中によりばらまかれた後だった。無論ワクチンもないから連中も今頃生ける屍の仲間入りだろうがな」


野口博士は語った。


「・・・・・・・・・・・・」


俺は言葉を失い皆同じようだった。夜ご飯を食べ終えそれぞれの部屋に戻ると


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


俺は紗希がシャワーを浴びている間に04式小銃のメンテナンスを行う。まぁやり方はオヤジに習ったことあるしその通りだが


「優希~上がったよ」


紗希が出てくるが


「ブッ・・・」


俺は吹いてしまう。それもその筈紗希はバスタオル一枚の状態で出てきてのだから、紗希のスタイル抜群のボディーは俺にとって目の毒な事この上ない。慌てて手で目を隠し


「早く服着て、服ッ」


そう言い


「えっ・・・あ・・・ゴメン」


紗希も慌てて服を着る。そして


「勘弁してよ・・鼻血でそ・・・」


少しばかり文句を言うと


「ゴメン、ゴメン」


紗希は言い


「でも、さっきの話し怖いね・・・あんな末路をたどるなんて・・・」


缶ジュースを片手に言い紗希は言い


「そうだな、ワクチンもなし・治療法もなし感染すればおしまい」


話しながら俺は銃器のメンテナンスを続ける。しかし


「それはそうとさぁ、隣にこんなに魅力的なカノジョがいるのにライフルにばっかり構っているように見えてちょっと妬けてきちゃうな・・・」


紗希が言う傍ら俺は


「紗希のライフル持ってきて、簡単なメンテナンス方法教えるから」


紗希に言うと紗希はM1500を持ってきて


「やり方はこうやるんだ、見てろ」


ボルトを分解しバレル内部に布を巻いた棒を入れてバレル内部を清掃しそれと同時にボルト部分も確認する。


「へぇ、こうやるんだ・・・でも思っていたよりも難しくないんだね」


紗希は言った。それに


「うん、こいつ(M1500)はボルトアクション式の単発式だから、ねセミオートの自動装填式のよりも構造がシンプルで整備性も楽なんだ」


説明する。そして整備が終わる。時計に目をやると夜の11時を指していた。普通なら勉強にテレビを見たりと色々あるんだろうけどなどと思ってると、紗希が隣で欠伸をし


「そろそろ寝よ?」


そう言われ


「分かりました。でも寝てる時にイタズラとかやめてくださいね?」


言うと


「それ、男の子が言うセリフじゃないよね?」


そう言いつつも俺は布団に入る。そして紗希も布団に入り俺を抱き枕にしてくる。


「貴方がモールで二上さんにされてたのを見てすごい自分でも解らないくらいに嫉妬しちゃった。でも今はしても良いよね?」


後ろから意外なことを言われ


「ええ、では夢の中で会いましょう」


俺も紗希もそのまま眠りにつくのだった。

次回~内部探索~を予定しています。

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