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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第三章~彷徨う俺達
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放浪の始まり~

島崎ショッピングモールを脱出した一行はまた元どうりの家なき子になってしまった。

あれからどれだけ走ったんだろう、俺達は道の駅によっていた。俺達は拳銃程度の武装でとりあえず降り


「さて、ここでトイレ休憩と給油でもしますか」


井上さんが言い


「そうですね、かなりの距離を着ましね」


佐藤巡査長も言った。俺達はトイレに行き


「翼、木村それに先輩方もトイレの中にいる可能性がありますから注意して下さい」


俺は言い


「「OK~~」」


返事が帰ってきた。そして用をたした後何気なく駐車場を見てると


「ん?・・・・・・・」


目に飛び込んできたのは自衛隊の装甲車だった。俺は


「おーい、翼・木村行ってみようぜ」


二人を伴い行ってみると


「・・・・・武器がある・・・」


俺は車内を見てドアを開け中から引っ張り出したのは


「04式5.56mm小銃だ・・・・」


直ぐにマガジンを外し残弾を確認するとフルロードの30発装填されていた。因みに04式とは言っているが簡単に言えばM4ライフルと変わりない。俺達は輸送トラック等などを調べる。


「優希、5.56mm弾が手付かずで転がってる。」


木村が言い俺も見ると、840発入のケースが20コと奥に04式小銃か数丁並べられて固定されて降り拳銃もあった。無論9mm弾もそして奥にペリカンケースがある。奥にはM24やM1500に使えるサプレッサーとその取り付け器具があった。さらに04式用のサプも転がっていた。後はバイポットに手榴弾、弾帯ベルトにマガジンを入れる為のポーチそれに2型戦闘防弾チョッキ改等。


一回報告のため佐藤巡査長と井上さんらの所に戻り


「武器を見つけたんで回収します」


報告し


「わかったわでもあまり無理はしない事」


佐藤巡査長は言った。俺達は装甲車に戻り小銃・拳銃そして狙撃銃弾薬その他の物をと取り出した。

回収装備

04式5.56mm小銃×5丁

SIG P226ピストル×14丁

M24SWSスナイパーライフル

各武器のサプレッサーアタッチメント×6

弾帯ベルトセット(ホルスター付き)

マガジンポーチ

戦闘防弾チョッキ2型改

バイポット×2

手榴弾×4個

弾薬

5.56×45mm弾×マガジン560個分

9×19mmパラべラム弾×600発分

7.62×51mm弾×400発分


そして装甲車の燃料を木村が確認してるが


「無理だ木村、自衛隊でレギュラーの燃料は使われてない・・・ほとんど・・・」


そう言い武器を持っていくと井上さんらと佐藤巡査長らが話していた。


「えっと、彼らが・・」


佐藤巡査長が言い


「秋山君だったか・・・モールの時から世話になったね僕は神田、そっちは栗本はそれぞれ家族の親戚のところへ行こうと思ってね・・・ここでお別れだ」


そう言い、俺達も互いに見て


「選別ですが持って行ってください、丸腰よりはましです。」


見つけてきた拳銃と弾薬を分けて出す。


「すまないね・・・ありがとう・・・」


そう言うと


「みなさんも生きていたらまたどこかでお会いしましょう」


そう言って神田さん栗本さんらの車はそれぞれ別の道へと消えていった。その後皆に


「自衛隊の装甲車から拳銃見つけてきたから人数分はあるはずだ、言っておくが・・仲間に銃口は向けるなよ・・」


そう言い、全員に一丁ずつ渡す。その後俺らは04式とM1500・M24にサプレッサーを取り付けこれである程度は銃声を気にする必要はなくなる。リュックからサバゲーで使っている物を取り出し04式に

「・・・ここにACOG載せて・・・左にフラッシュライト・・・下にフォアグリップ・・・いい感じだ」


小銃にアタッチメントを付け終え外に出ると


「よう、秋山」


そこには佐々木がいた。が


「さっきはどうもな、まさか俺にも拳銃くれるとか思わなくてさ・・」


言われ


「ここにとどまった以上仲間ですから」


言うと


「ああ、ありがとう」


そう言って佐々木は言ってしまった。俺は少し佐々木の先輩の事誤解していたかもしれないと思った。その後結局今日はここで泊まろうとなり、入口と出口で見張る事になり夕食を食べ終え俺が入口翼が出口となったが


「優希、私も手伝うわ」


そう言って来た紗希の腕にはM1500狙撃銃が握られていた。


「扱えるの紗希?」


聞くと


「優希が教えてくれるかと。」


紗希はいい


「わかった、じゃぁ俺の通りに構えてみ」


紗希に言い紗希は俺の言う通りに構えている。そして


「そのスコープを除いて見ろ、ちょうど前に感染者がいるだろ?見えるか・・・」


聞くと


「ええ、照準に捉えてる」


紗希はスコープを覗いたまま言い


「いま、照準の状態はどうだ?上下に揺れてないか?」


それに対し


「うん、少し揺れてる」


言い


「息を整えて・・数秒息を止めてみるんだ、照準の手ブレが軽減するどうだ?」


俺は言いながら04式小銃につけてるACOGサイトで照準し



「今の工程で前にいる感染者を撃ってみろ・・・」


俺は言うと


・・・・・・・・・プシュンーーッ


抜けたような音がし、スコープの中で頭を撃たれた感染者は倒れる。これを見た俺は


「ヒューーー紗希、初めてでヘッドショットとか素質あると思う。狙撃手の・・・」


俺は言い


「へぇ、優希に褒められた。この子私が使っても良い?」


紗希は突然言い


「まぁ、訓練してみてってところじゃないかな・・・まぁ大体さっきの見た限り最初があれなら優秀な部類に入ると思うけどね。まぁやれるだけやってみると言いよ」


俺は言い監視を続行する。その脇で先は相変わらずライフルを構えたままだ。


「眠くなったら寝てもいいから」


そう言うと


「うん、ありがとう。でもそれは貴方も同じよ言い?」


言われ


「はいはい了解です」


俺は紗希に言った。こうして夜は更けていく・・・・・

次回~希望を求めて~を予定しています。

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