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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第二章~島崎市アウトレットモール編
28/55

流動的な状況

新たな生存者を迎え入れたグループしかし状況は刻一刻と変わり問題も起きる。

朝、目を覚ますと既にほかの連中は起床しており皆俺と二上の事を生暖かい目で見ていた。


「秋山、やっぱりお前ら出来てんだろ?」

「秋山先輩、噂通りだったんですか?」


木村、翼の両名に冷やかされ


「いいか、秋山君守るものができるというのはとても大事なことだ。もう君一人では無い事を自覚するんだぞ?」


井上さんも半分おそらく冷やかしてるだろうと思える状態で言われ


「・・・・・・・・・・・・・・」


やはり、新倉先輩は若干不機嫌と言ったように見えた。その後ろで


「モテると大変ね?」

「常にきおつけろよ~~」


雛子先輩、弥生先輩らが笑いながら意味深な事言い、井上さんの奥様の優香里さんまで


「これは・・・女の戦争ね・・・・・」


意味深な事を言い出す始末である。俺は


「二上、起きろ・・・・おい大変な事になってるぞ・・・・・」


そう言うとパチリと目を開け


「おはよ・・・・通りでいい夢見られるわけだね・・・枕がいいもの・・」


目をこすりながら言い


「優希、もう・・・お前・・二上さんを嫁さんに貰っちまえ・・・」


木村は、甘い空気はもうたくさんとでも言っているかのように言った。


「なんでそうなる・・・」


俺は反論しそして朝食になる。しかし、左に紗希先輩右に結希と周りにから見れば両手に花なのだろうが俺の場合は気が気でない・・。朝食を取り、


「疲れた・・・・・・はぁ・・・・」


ため息をついていると


「大丈夫?」


声をかけてくれたのは意外にも紗希先輩だった。先輩に対し


「なんで昨夜助けてくれなかったんですか?」


言ったら


「ゴメン・・・・」


素直に謝られ、拍子抜けし


「いえ、大丈夫ですけど・・・変ですよ?先輩」


問いかけると


「うん・・・・自分でも分かってる・・・原因も・・・」


紗希先輩は俺をまっすぐ見て言い


「??」


俺は不審に思いつつもその場を離れた。しかし、夕方またもや問題が起きた。付いているはずのソーラが機能しなくなっていたのだ


「ふむ・・・どおしたものか・・・」


皆で頭を悩ます中


「とりあえず、現場に行ってみる他ないだろう・・・・」


決まり、いつものメンバーが武装して集まる。但し、今回は機会に詳しく、器用な弥生先輩が同行する事になっている・・・・・


「じゃぁ、よろしくね」


先輩は言い


「こちらこそです。」


弥生先輩が言い俺達は地下の配電盤関連の所へと向かう。今回からショットガンに以前頂いだ器具でライトを取り付けて暗い中全身する。俺達が地下に向かう頃怪しい動きをしている三人がいた。一人は笹原、そしてもう一人はボンボンの佐田そして笹原に金魚のフンの如くついてまわるがギャルだ。


「さて・・・地下の配電盤のケーブルは俺らが切って来てやったぜ・・武器を持った主力は地下に行く因みに、地下はドアの一部を開けたから感染者のオンパレードだ如何に武器があってもあの数からは生還できなだろう。そしてサツのうちの片割れを殺してチャカ奪おうや、チャカさえあればほかの連中はどうとでもできる」


笹原はほくそ笑んでいた、そう配電盤関係は笹原の細工によるものなのだ。そうと知らない優希ら一行は配電盤のある地下方面へとまんまと陽動に引っかかった形になった・・・



三人は怪我をしている警官の一人中野さんに目を付け一人になるのを待ち巡回に行った時を見計らい


「ムグゥッ!!・・・・」


背後より口を塞ぎいきなりナイフで何度も刺され、中野が最後に見たものはナイフを片手に笑っている笹原だった・・・

次回~エマージェンシー~を予定しています。

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