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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第二章~島崎市アウトレットモール編
22/55

モールでの日々

暴力団との対立もひと段落し思い思いに皆過ごす。

「う~~、寒ッ・・」


俺と翼は今日の夜の寝ずの番についていた。すると


「ようあんただろ、こないだの銃撃戦でヤクザの連中を黙らせたのは」


隣の人に聞かれ


「ま・・・まぁ、」


答えると


「謙遜すんなって、アンタラはいい事をしてくれた俺達がここに来た時から奴らはいて我が物を顔でやりたい放題してたんだ、その後にお巡りさんらが来て取り決めを行ったが、まぁ宛にはしてなかったけどまさか・・白昼堂々あんな事をしようとするなんてな」


隣の人に言れ


「罪悪感を感じる必要はないよ、君はいい事をした。あの連中は今までのつけを払わされただけだ、ほんとにありがとう」


お礼を言われる。そしてその日はも寝ずの番をおえ、戻ると意外にも望月がもう起きてた。


「おはよう、望月良く眠れたか?」


聞くと


「あ・・・・おはよう・・・秋山君・・・・」


目をこすりつつ、望月は起き他の連中も起き出す。銃器をロッカーに戻し、鍵をかけ朝食を取るために集まる。


「今日は・・・・中華丼のレトルトに・・・水・・・か十分なご馳走だな」


そう言いつつも、スプーンで食べる。皆が皆このご飯に満足しているわけではないだろうが食べなければ腹が減る。腹が減ればまともな判断が出来なくなる。だから食べる。この繰り返しだ。朝食を食べ終えた後に俺はもう一箇所行く。そこは警備室と書かれており中には入り


「おい、朝飯だ」


もって行き部屋の鍵を開錠し中に入りテーブルに置く。そして


「いい加減にしたらどうだよ?あんたも・・」


俺はベッドから起きた佐田に言った。しかし


「認めない・・・認めない・・・・こんなの間違ってる。僕は君なんかより家柄も・・・お金も腐るほどあるのに・・・」


ブツブツ言っている


「{あーあ・・・コイツ多分イカれちまうかな・・}」


思いつつトレーを起きドアを締め鍵をかける。


その後、ふーどコートに行き


「お、見回りご苦労さんコーヒー飲むかい?」


おっちゃんに言われ


「是非」


カップに入れられたコーヒーを飲む。


「美味い・・・・・」


コーヒーを堪能してカップを返し


「ご馳走様でした」


お礼を述べてまた歩き出す。皆はどうやら色々なフロアに散らばっており


「さぁーて、どうすっかな・・・」


俺は言ったのち、動き出す。最初に訪れたのは一階の日用品販売コーナーで


「お、秋山お前一人か?」


倉田先輩に言われ


「ハイ、そうですが?」


答え


「あのさ、このホットプレートと、ガスボン式のコンロ持っていかない?」


提案され


「先輩、どういう理由でですか?」


首をかしげつつ言うと


「今いるここは大体の物が揃うからさ、揃えれるうちに大体の物を揃えておきたくてさ」


倉田先輩は言い


「なるほど・・いですねそれ。でも携帯ガスボンベは大丈夫なんですか?」


聞くと


「うん、奥の倉庫に相当な量を見つけたからさ、これ貰ってこ?」


倉田先輩は言い


「分かりました、料理のプロの先輩がいうのであれば持ってきましょう!!」


答え、先輩を手伝いガスボンベを相当な量を運び、ホットプレート数台と携帯ガスコンロを数台運び出した。その後先輩はまだ見たいものがあるとの事で別れ、次に二階に行き


「お、優希こっちこっち。」


木村と翼が二人でいろんな本を読んでいた。ほとんどがミリタリーだが。


「全く、お前らは・・・・」


二人に付き合い、雑誌を読みあさり、


「ふーん・・・こんなものもあるんだな・・・・」


納得しつつ


「じゃぁ俺別のところ行くからあんま遠くに行くなよ」


俺は言いニ階の方に行き


服などを見る。


「うーん、この靴もいいけど、やっぱ見てくれよりも実用性だよなぁ」


一人で言っていると


「やっほ」


後ろから声をかけてきたのは新倉先輩だった。


「今、暇?。暇だったらこれとこれどっちが似合うかさ優希君の意見を聞きたいんだけど?」


紗希先輩は言い服を交互交互に見せる。


「分かりました。ただし自分の私見ですからあまり役に立たないかもしれないですよ?」


紗希先輩について行き先輩は試着室に入り、顔だけ出して


「覗いちゃダメだぞ♫」


なんて茶目っ気出してウィンクまでした。そして


カーテンが取り払われた先にいる先輩はとても魅力的だった・・・・


「{わかっちゃいたけど・・・・先輩スタイルがいいからな出てるトコ出てて引っ込む所が引っ込んでる・・・・これどう言えばいいんだ}」


俺は思い


「どう?感想は?」


紗希先輩に言われ


「えっと、先輩の・・・その・・えっと・・ボディーラインを強調しているような感じで、とてもにあっています。」


俺的には結構キツイ。紗希先輩は部活の中でも結構な美人でその上あのあ体ときた・・・


「{やばい・・・鼻血でそ・・}」


「ふふ♫」


先輩は俺の反応に満足したらしくまたカーテンを閉める。そしてまたカーテンが開くと


「・・・・・・・・・・・・・(゜д゜)・・・」


ちょうど上のような状態になっていただろう。露出部分が多く、でも先輩だからこそ行き過ぎてもないそんな感じに見え、やはり、言葉を失う。


その反応に先輩も満足し、カーテンを閉める。


「{はぁ・・・危なかった・・・鼻血リアルで出る所だった・・・}」


なんとか危機を脱したと思っていた矢先に、紗希先輩に腕を捕まれ試着室の中に連れ込まれる。


「♫♫」


機嫌のいい先輩の顔が目の前にある。普通なら冷静に判断を下せるはずなのになぜか体が動かない・・・


「え・・・えっと・・・先輩何を・・・」


俺が言うより、


「・・・・・・・・・・」


目をつぶった先輩の顔が迫って来る


「?!?!?!?」


もう自分で判断を下すどころかパニック状態になりかけてる俺は


「すみませんッ」


先輩を押しのけて俺は服などの売り場から走り去る。その頃


紗希side


「あ~あ、逃げられちゃった・・・・・」


言っていると


「紗希ちゃん、急ぎ過ぎたんじゃないの?」


服売り場から出てくる所を弥生に会い


「見てた?!」


聞くと


「ええ、紗希ちゃんが秋山君の腕を掴んで試着室に連れ込む所をね・・・」


笑われながら言われ


「恋愛って難しいね・・・・」


私は言うと


「それもまた人生じゃない?」


私は弥生に言われていた。


紗希sideアウト


その頃、俺はひと目のつかぬ所で狼狽えていた。


「せ・・先輩な・・・・・なんであんな事を・・で・・でも」


俺が正気を取り戻したのはそれから30分先の事になるのだが先輩と顔を合わせるのが気不味く俺が昼食に合流する事は無かった。因みに夕食は出た。流石に腹が減るとしんどい・・・・

次回~異変~を予定しています。



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