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消えていく日常~終末の世界で僕らは今を生きる~  作者: 特殊警備隊
第一章~発生壊れ行く日常
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出発

準備をできるだけ行い、ここを・・・故郷を離れる時が訪れた・・・

全員が戻ってきていた木村・翼も家で準備をしてきたようで木村はスポーツバック翼は俺と同様に軍用リュックを背負っていた。しかし、俺が浮かない顔をしているのがわかったのか


「優希、何かあったのか?」


木村に尋ねられ


「まぁ・・・」


言葉を濁すが


「俺達は仲間だろ?優希」


木村に言われ、観念し俺は銃砲店であった事を話した。すると


「そうか、いい人をなくしたな、でそのクソヤクザどもはきっちりと始末したのか?」


木村は真剣な顔で言い


「ああ、全員まとめて地獄に送ってやった。」


俺は言った。俺達が持った後、荷物の積み込みを行い、


「食料品はこっちだ」


井上さんの指示に従いMREと糧食を詰め込んでいく。結構な量があったがなんとか収まった。そして


「さてと、武器はどうするんだい?」


井上さんに言われ


「弾薬と別々に収納しようかと思います。」


現在、それぞれ個人が装備している武器を除き、武器を別々に保管する事に


「どこかに収納スペースありますかね?」


聞くと


「うーん・・・・・」


井上さんは考え


「!そうだ、座席の下の収納スペースはどうだ?元々物をいれるスペースで周りにクッションが置かれてるし問題ないだろう」


決め、各武器と弾薬を収納し全員がバックにそれぞれ武器のみとなった。


俺は家のすみずみまで見て回り最後に自分の私物をリュックに入れるサバゲーで使っていた。アタッチメントやその他着替えなどもろもろ。因みに軍用ブーツも・・・。


そして最後に家の居間に俺も両親に当てた手紙を書き、リュックを背負い玄関に鍵をかけ、裏口も確認しガス・水道・ブレーカーも確認しガレージのドアを開ける前に


「じゃぁな・・・・また戻ってくる!!」


言い残し。ドアを閉め施錠する。俺が車内に乗り込み全員が乗車完了したようで、


「とりあえず、何処に逃げる?」


翼が言い


「アウトレットモールはいいんじゃないか?」


木村が言った。それに井上さん一家も


「いいんじゃないかしら?」


奥さんの由梨香さんも言い


「じゃぁ、とりあえず島崎市のアウトレットモールに行こう」


目的地は決まり、車は動き出す。俺達は生きる、行ける所まで・・精一杯前を見て進む。どうか生き延びることが出来ます様に・・祈りを加えて。過ぎていく景色を見て俺達は動き出した事を理解する。


「・・・・・・・・・」


外の風景を見ている俺に


「どうしたの?」


紗希先輩が話しかけてきた。


「いえなんでもないです。」


俺は、また外を見る。やはり自分達の知る常識やそういった事は壊れてしまった事を理解した・・・

次回~第二章~島崎市アウトレットモール編 新たな出会い を予定しています。

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