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チキンなオレ流高校生活!  作者: 仁瀬彩波
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放課後のチキン

本当に体育は名前を書くだけだった。


体育館用の靴にデカく名前を書き、残りは体育の成績のつけ方についての説明を受けて五時間目の授業は終わった。


六時間目の英語表現も同じように教科書に名前を書かされ、成績の説明を受けるだけの授業だった。



「馬原とゲーセン行くけどお前も来るか?」

そう言って誘ってくれる慎司。

ちなみに今はホームルーム前。

「暇だから行く」

ゲーセンまではそう遠くない。

自転車で学校から5分くらいだ。


そうこうしている内にHRが終了。

この小説は案外ご都合主義なのだ。


市街地の中心に近い場所にあるのこのゲームセンターはゲームの種類が豊富である。

しかし音ゲーがあまり得意ではないので俺はいつもの如く格ゲーをする予定。


「エアホッケーしようぜ」

突然馬原が提案してくる。

ふむ悪くない。

「「賛成」」

「じゃんけんで負けた2人が100円ずつ出すってことで」

これも馬原の提案。


ちなみに俺はじゃんけんは左手で出すことにしている。

若干強そうに見えるからだ。



久しぶりにやるとかなり面白い。

ハマれば時間を忘れて一つの物事に熱中する。それが男子高校生というやつだ。


結局1時間ほどエアホッケーだけをしていた。かなり疲れた。


時刻は午後5時。

俺の家は両親が共働きだから家事は俺がする。

「悪い俺そろそろ帰るわ」

「おう、また明日」

「じゃあな」


さて、今日は何を作ろうか。


エアホッケーでかなり疲れたので簡単なやつにしよう。

うどんにするか。

俺は前から一度試してみたかったカルボナーラうどんというものを作ることにした。


材料は一通り家に揃っているので帰宅。

ちなみに俺の家は13階建てマンションの8階にある。エレベーターがなければ大惨事である。階段は疲れるからな。


「ただいま」

俺は晩御飯を作るべくキッチンへ向かった。


冷凍のうどんが大量にあるので2つほど茹でる。

あとは家にあったレトルトのカルボナーラのやつをかけるだけ。

疲れた日はレトルトに頼る。

それが俺スタイル。


刻みネギとブラックペッパーと炒めたベーコンをのせて食べる。

うむ美味い。

ネギとうどんがよく合う。

…まぁ別にカルボナーラじゃなくてもネギとうどんは合うのだが。


そういえば来週は遠足だったか。

県外の小さな遊園地でバーベキューをした後に自由行動という内容だ。

月曜日が憂鬱じゃなくなるのがとにかく嬉しい。

そんなことを考えながら食後の紅茶を啜る。

俺はコーヒーが飲めないのである。

コーヒーの匂いがどうしてもダメだ。飲める人は本当に凄いと思う。


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