表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チキンなオレ流高校生活!  作者: 仁瀬彩波
6/106

図書室編っぽいものの完結編

図書室編っぽいものの完結編です。

少し短いですがこっちの方が読み易いと思いました。

 雪ヶ崎高校の図書室は広い。

 アニメに出てくる大量の本がある魔法図書館(?)みたいな果てしないって程じゃないが普通に広い。

 ちょっと大きめの銭湯くらいはありそうだ。…例えが下手なのは御愛嬌ということで。


 とにかく俺はドイツ語で書かれた本が読みたかった。なんとなく頭が良さそうに見えるからだ。理由はただそれだけ。というわけでいざ参らん。

 


 …実際にドイツ語で書かれた本を読むのはやめておいた方がいい。

何が書いてあるか分からず時間の無駄だし何より雪ヶ崎高校に通ってるやつがドイツ語で書かれた本を読んだところでイタイ奴としか思われないのである。


 しかし全てが悪いことという訳ではなかった。

 ドイツ語の本を返しにいく途中に可愛い女子を見つけた。

 別に天使という比喩が似合うとまでは言わないが普通に可愛い。

 ロングの髪がよく似合うメガネをかけた見た目がザ・清楚系女子だ。

めちゃくちゃ可愛い。

 どれくらい可愛いかを例えるなら万の言葉を持ってしても足りないだろう」


「声に出てるぞ凌哉」

 慎司の冷静なツッコミで気付く俺。

 癖が出ていたようだ。

 恥ずかしいでござる。


「お前馬原君と喋ってたんじゃなかったのか」

 早速友達ができて羨ましいですね、と僻む俺。

「あいつは一人でラノベ読んでる」

「そうか。そんなことよりあの子名前教えてくんない?」

 慎司に耳打ちする俺。

「あぁ小暮可奈(こぐれかな)だったような気がする」

 名前も可愛いな。

「そうかサンキュー」

「お前小暮さんのことが好きなのか?」

 気持ち悪い笑顔で質問する慎司。

 マジで永遠に無表情のままならモテそうなんだけど非常に残念だ」

「声に出てるぞ」

「ハハハ悪い悪い」


 それから慎司とじゃれあってるとチャイムが鳴り授業が終わった。

 正直全く楽しい授業ではなかったが可愛い女子の存在に気付けたので有意義な時間だったと言えるだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ