4.神様間違えましたー(泣)
正月の方が更新早いっ……(泣)
4.神様間違えましたー(泣)
この部屋で彼女は生命の危険と戦っていた。
心臓はいつもの50倍(当社比)働いてる。
口もいつもの5億倍言葉を発している。
手と足は職場放棄してプルプルしてるけど、おでこで体を支えてるから、もうちょっと遊んでてOK。
舌はほぼオートで動いていた。
では、思考はどうだろう?
彼女の今考えていることは……。
神様を召喚び出しちゃいましたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)!!
確かに「英雄神の召喚」の儀式はしましたよ?
でも、形だけだったじゃないですか!
私は助けて欲しかっただけなんですぅ。
うーん。でも、成功したのって私だけなんだー…。
わっ、分かってたことなんだけど、私って偉大な功績残しちゃったかなー。天才だよーー♪えへっ♪♪
ギシッ
ひぅっ、嘘つきました。ごめんなさい。
私は無能な魔王です!魔力も使えない魔王ですーーーーーー!!!
ーーーーーーこっ、これでいぃ(泣)?
ぐすっ。ずずっっ。
天罰こない?
怒ってない??
国を助けてくれる?
……私を助けてくれる??
彼と彼女、どちらの方が混乱してるのだろうか?
おそらく、誰にも判断はつかないだろう…。
この惨状も混乱から来る幼児退行が原因だと思われる。
そう信じたい。
「あのっ。」
びくっ!!
はっはっはっ……話しかけてきたーーーーーー!!!
こっ、声は怒ってない。と思う。
じゃ、じゃあじゃあお願い聞いてくれるかな♪
…お話聞いてくれるかなぁ♪きゃっ♪♪
あっ、お、お返事しなきゃっ。嫌われちゃうぅー♪
「どういうことか説明願えますか?」
あっ、紳士的ー。
なーんだ神話って、お・お・げ・さ♪
よっし!
本題にはーいろぅ♪
「……実は、私共を助けて頂きたいのです。」
初めに話しかけられたときから選んでおいた言葉を始めるため彼女は1拍置いた。
そして、静かにそう切り出した。
言葉とともに徐々に頭を上げていく。
「僕で力になれることな
「チェンジで。」
……………ら。」
彼女はくいぎみにそう言った。
彼のあまりの優男ぶりに、口をついて言葉が出てしまった。
極度の緊張からの解放。
恐怖からの脱却。
混乱からの回復失敗。
そんな状況で、彼女は確実に弛んでいたのだ。仕方がなかったと言えないこともないだろう。
ホントにいろいろと弛んでいた。
彼女は思った……。
吸水性が高くて良かったぁ♪……うぅ(泣)
何故かヒロインサイドの方が書きやすい?
いや、本当に最初はこんな子じゃ無かったんです(笑)
……小説って恐いです。
どうしてこうなった….。