終結へのカウントダウン
軽く15禁入ります。
拍手の音と共に現れたのはお約束通り王弟殿下だった。
アハン、獲物発見☆
階段を降りようと踏み出した足を風で引っ掛けて尻餅をつかせると、そのまま無様に階段を転がり落ちてもらう。
私のサポート(笑)つきなので、まっすぐ横になった身体が階段に敷いてあった赤い絨毯wwを巻き巻きしながら落ちてきてます。
下につく頃にはホラ!立派な簀巻きの出来上がりー!
そのまんまそこらにあった紐(警備兵のベルトをつなぎ合わせたもの)で逆さにして玄関ホールのド真ん中につるして差し上げた。よし、立派な蓑虫の出来上がりだ!!
ちなみにこの間の王弟殿下の反応は
ビックリ→痛い→俺を誰だと思っ以下略+罵詈雑言
で何の面白味もなかった。
「ぉい!聞いているのか貴様!!何様のつもりだっっ!」
「聞いてない。私は勇者だよ。愚かなアンタが呼び戻した勇者だ。」
「なっ…!?何故、勇者がここにいる!?」
呼び戻されたことに腹を立てて兄上を殺してくれるんじゃないのか!!??
絶叫する王弟…弟様でいっか。弟様の言い分があまりにもフザケていたので嫌がらせもかねて簀巻きをブンブン揺すってみた。
吊してある場所がシャンデリアの下なので必然的にシャンデリアもがっしょんがっしょん揺れます。この世界のシャンデリアは本物の硝子と鉄で出来てるので無茶苦茶重いんだよね。落ちてきたら確実に死ぬ。
やめろとか弟様が言ってるけど聞く訳ない。
どの道、彼は死ぬのだから。
「私は私を召喚して勇者だとかフザケたことを言って殺し合いをさせたこの世界の人間を一人として許さない。
でもね、それでも何年か過ごせば好意を持つ人もいる。
だから私は決めたんだよ。
“私は私の意志を無視して何かをさせようと企むモノを許さない。”
ってね。
魔王を倒すことと引き替えに私はこれを王様に承認させた。反対した奴やそれでもコソコソと私を利用使用とした奴らは軒並み潰してね。
あんたは私の逆鱗に触れたんだ。
この屋敷に居るものだけじゃない、一族郎党一人として生き残れると思うな。」
にっこりと笑った私に、弟様は真っ青な顔をしてブルブル震えだした。
彼の立場なら私の話は聞かされていたはず。なのにこんな暴挙に出たのは王様に罪を擦り付けるつもりだったからだろう。
「さぁ、楽しい時間の始まりだよ」
私はふふふふふ。と楽しそうに笑う。
笑って…笑って笑って笑って笑いながら……
彼の手足を折り爪をはがし生皮を剥いて血だらけの指先に針を刺した。
痛みを言霊で緩和させ狂うことは許さず、目玉を片方くり貫き泣き叫ぶ彼の口に入れてやった。
ごめんなさいももうしませんもゆるしてくださいも聞き飽きた頃に首を落として絶命させる。
そしてその場にいた私とユーゼル以外の人間の首をを一人残らず落としたあと、屋敷ごと燃やした。
「……帰りましょう」
燃え落ちる屋敷をぼおっと見ていると、ユーゼル君がそう言ってきたのでその場をあとにする。
敷地内の結界は維持しているので隣家に燃え移ることもないだろう。何より私が疲れた。
ユーゼル君の転移魔法で城に戻った私は、ぱすん。と布団に倒れ込むと丸くなって眠ったのだった。




