イラストを描こう! ―片づけの話―
私の脳内空間は視覚イメージと直結しています。小説の展開なんてものは、さながら映画の場面を見るように、頭のなかで映像化されちゃうわけです。
右脳人間の強みですね。
(一方で、左脳側の仕事である、広げた風呂敷をまとめたり、大量の設定を組み込んだりする作業は大の苦手です)
昔は、イラストなんて描いていましたが、今はやっていません。執筆中は、無意識のうちに、頭の中で情景が映像化されて、それを忘れることはないので、絵を描くことは時間の無駄でしかありません。
(無論、これは小説の資料としてイラストを描かないという意味であり、独立した趣味としてのお絵描きを否定するものではありません)
私は、なるべく手元の資料を増やしたくないのです。
すっきりした執筆スタイルを志しています。
書き終えたら、未使用の設定を次作品に生かすためサルベージして、他は全て捨てます。
執筆の際に大量に出る資料なんてものは、老廃物のようなものです。老廃物は体に毒です。
ものを捨てるには、思い切りが大切です。
片づけ法に関しては、様々な方法が提唱されています。うまい人を見習っていきたい重要スキルです。片づけ法は、勉強する価値のある学問です。
一流の主婦は、捨てるのが実にうまい。
あと、身の回りを整理することに関しては、自衛隊隊員の右に出る人はいません。
自分で作ったものであれ、集めたものであれ、資料はどんどん溜まっていって、収拾が困難になります。
資料が有れば、速やかにそれを自分自身の心に響かせて、作品に反映させましょう。
しかる後に、必要最低限を除いて廃棄しましょう。




