表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/33

塵も積もれば、ヤバいレベルに辿り着く

 執筆は、とにかく続けることを第一に考えるべきだと思います。

 作品の出来以前に、書き続けること、そのものが重要とすら言えるかもしれません。

 クオリティよりもスピードを重視するのは本末転倒だと感じるでしょうか?

 かといって、延々と思い悩んで書いたものが、良策となるとは限りませんし……(アマチュアの場合)。

 書き続けるために重要なのが、毎日書くことです。


 さて、毎日やる利点です。

 昔から、毎日続けるのが重要だと盛んに言われてきました。スポーツや勉強はもちろん、ありとあらゆる趣味、職能、技能で言われているようです。

 盛んに言われているからには、それが正解なのでしょう。

 毎日やるべきなのです。


 しかし、少なくない人間が、それをできていないのも事実。

 テレビだのネットだのゲームだのマンガだの、誘惑のネタは無限にあります。

 いかに自分に打ち勝つか。

 無数の誘惑よりも、執筆が楽しくなるのが、小説家としてのブレイク・スルーの一つでしょう。


 加えて、創作家にはスランプという大敵がいます。

 筆が進まないときは、とにかく進まない。気ばかり急いてしまいます。


 ただ、例えスランプでも、毎日なにがしか書いておくと、リズムを取り戻すのに役立ちます。

 アウトプット系列や想像を司る右脳を錆びさせない役に立ちます。

 私の場合、複数作品を同時に執筆していますので、一つが行き詰まっても、それ以外の作品が進んでカバーしてくれます。

 毎日書き続けることで、作品のどれかは確実に進む。そのことが、精神的な救いとなるのです。


 また、毎日続けることで、習慣化され、それに必要とされるエネルギーが減少していきます。

 早起きだとか、日記だとか、ジョギングだとかと同じく、習慣化されて時が経てば、それをやるのはどんどん楽になっていくという理論です。

 それによって、量・質ともに向上をはかる余裕もでてくることでしょう。


 一方で、平日は忙しいとか何とかで筆を執らずに、休日どどっと書く、休日執筆派も多いことでしょう。

 しかし、人間の集中力など一時間強しかもたないもの。スタミナ的に、休日にどどっとやるのは、酷く効率で劣ります。

 何よりも、執筆スピードが毎日執筆派の七分の一でしかありません。圧倒的な数的不利です。


 毎日ちびちびやるか、休日どどっとやるか。

 一攫千金か、日々のキャッシュフローか、個々の哲学によって好みが分かれるところだとは思いますが。


 毎日やることのご利益はこれだけではとどまらないようです。

 日々の積み重ねから、スゴいことは生み出される、と某国民的スポーツ選手も言っています。

 いつ湧いてくるか予想のつかないインスピレーションすら、積み重ねで人為的に誘発できるなんてことも読んだことがあります。

 脳の神経配線が変化して、発火しやすくなって、アイディアがひらめきやすくなったりするのでしょうか?

 あり得ないことではないと思います。

 人は環境に合わせて自らを作りかえる生き物なのですから。

 そう考えると、毎日やることによってのみ、とんでもないレベルというのも、合点がいきます。


 昔からよく言われますが、一日やらないと、三日遅れるそうです。

 それでは、二日やらないと、六日遅れるのでしょうか?

 いいや、九日でしょうね。

 学習にせよ、忘却にせよ、指数関数が適用されるようです。いわゆる、複利の原則ですね。銀行の利子です。……金利がゼロでない銀行の利子です。

 やればやるほど経験が増えていって、増えた経験がさらなる経験を呼び込む。

 ある一定のレベルを超えると、増加の曲線がヤバいことになっていきます。


 私としても、まだ毎日書くというこの習慣を始めたばかりですので、何を得ることができるのか分かりません。

 しかし、収穫加速、学習高原の高み目指して、がんばっていきたいところです。ヤバいレベルというのを、この眼で見たいです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ