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師匠、うまい文章を書きたいです

 執筆することの醍醐味とは何でしょう?

 読者数? 好意的な感想やレビュー? ランキング上位に食い込むこと?

 いやいや……。そういうものを求めている著者さんもいるのかもしれませんが、私にとって執筆の醍醐味とは、自己の成長です。


 新作品を書こう! となると、私は第一に執筆のマクロ方面である、ストーリーや設定を組み始めます。

 そういった分野に関して、読者さんより高い評価をいただくこともございます。希に。

 つまり、この辺りは得意分野だと自覚しているわけです。


 でも、このままでいいのでしょうか?

 得意で好きなストーリー方面にばかり目を向けていても、成長は望めません。何か自分を変革して成長しようという、その心が大切なのです。


 ということで、私の苦手分野、執筆のマイクロ方面へと目を向けたいと思います。

 文章の書き方です。


 自慢じゃありませんが、私、文章がうまいと誉められたことは一度もありません。

 ここいらで、一発成長しておきたいと思います。




1 文章作法のイロハ


 文章作法なんてものは、執筆支援サイトに載っているはずなので、そちらをチャックしましょう。


 時たま、意図的に作法を無視されている方を見かけます。独創的で、凄く格好いいと思います。

(※皮肉です)





2 どうやったらうまい文章って書けるのよ?


 本題です。


 この疑問に突き当たると、私はすぐ安直に、膨大なボキャブラリーを投じて執筆することを考えます。

 とはいえ、複雑な語を用いれば高度な作品になるのか?

 いいや、下手な人間がそんな真似をしても、読むのが面倒な作品になるのがオチです。論文書いているわけじゃあるまいし。

 読みやすさというのは、小説の美徳だと考えております。


 一方で、実験的に新しい言葉を使うのは面白い試みであると感じます。

 いろいろ試してみる価値は十分にあるでしょう。新出単語がどれくらい自分の作品にしっくりくるのか、塩梅を調べるのは有用です。





 純粋に新語を記憶するほかに、文章を洗練させる方法はないものでしょうか?


 これに関しては、うまい作品を読むしかないでしょう。

 高い山を登らば、低い峠も自ずと見えてくるはずです。





 上手な作品はどこにあるのでしょう?

 ライトノベルとか、ネットノベル……にも崇高な作品があるかもしれませんが……。


 素人の作品は、統計テクニックを投じるまでもなく、感心できる程の文章技法を発揮なされていない作品が大多数でしょう。特定のジャンルの人間のみを対象とした商業作品も、文章レベルに重きを置いていないかもしれません。


 そこから、文章の師匠を探すのは、大変そうです。


 狭き門を通って出版されていて、一般大衆に受け入れられていれば、かなり精製されている作品だと思っていいでしょう。

 しかも、それが時代という名のフィルターを通じて、後世に名を残しているなら、なおよさそうです。


 私がおすすめするのは、『文学者』という感じの人が書いた作品です。

 明治でも昭和でも何でもいいのですが、高尚そうな作品だと、なおよさそうです。

 ポップカルチャーよりもレベルが上のハイ・エンド・カルチャーを狙いとするわけです。


 そういう作品は。堅くて面倒くさそうと感じていましたが、避けて通るよりも、一度経験してしまう方が、後々、高い成長率を望めるかもしれません。




 良心的なことに、版権切れの小説をキンドルで無料ダウンロードさせてくれることがあるとのことです。

 キンドルユーザーの私としては、活用しない手はありません。




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