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勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


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40/41

第40話「黒幕を捕まえろ」

借り物競走終了直後。

校庭ざわざわ。

勇者と魔王、なぜか満足げ。

麗奈。

真ん中に立ったまま。

ぷるぷる震えている。

勇者「……麗奈?」

魔王「様子が」

麗奈、ゆっくり顔を上げる。

にっこり。

怖い笑顔。

「ねえ」

梓、遠くから手を振る。

「いやー盛り上がったね!」

ピキッ。

何かが切れた音。

◆爆発

「梓ぁぁぁぁぁぁ!!!!」

全校生徒、振り向く。

梓「来た」

麗奈、全力疾走。

スカート翻しながら本気。

勇者「速っ」

魔王「本気だな」

◆逃げる黒幕

梓も全力。

「ちょっと待って!?体育祭だよ!?」

麗奈「誰があんな紙入れたのよ!!」

梓「偶然偶然!」

麗奈「絶対嘘!!」

観客、爆笑。

実況状態。

「追いかけっこ始まったぞ!」

「第三競技!」

◆校庭カオス

梓、机の間を縫う。

麗奈、ショートカットで追う。

距離縮まる。

梓「待って話せばわかる!」

麗奈「わかりたくない!!」

勇者、呆然。

「え、俺のせい?」

魔王「違う。八割あいつだ」

◆捕獲

ついに。

梓の腕を掴む。

ガシッ。

梓「うわー捕まったー」

麗奈、肩で息。

顔、まだ赤い。

「どういうことか説明しなさい」

梓、ニヤ。

「青春演出?」

麗奈「演出するな!!」

◆核心

梓、少しだけ真面目な目。

「でもさ」

麗奈、睨む。

「嫌だった?」

一瞬。

麗奈、詰まる。

言葉が止まる。

思い出す。

二人同時に手を伸ばしてきた瞬間。

心臓の音。

視線。

(嫌……では)

梓、じっと見る。

「ほら」

麗奈「うるさい!!」

再び赤面。

◆遠くから

勇者「怒ってるよな?」

魔王「怒っている」

勇者「俺、嫌われた?」

魔王「それはない」

勇者「なんで分かるんだよ」

魔王、少しだけ笑う。

「顔を見ろ」

勇者、見る。

麗奈。

怒ってる。

でも。

泣いてない。

逃げてもいない。

勇者、ほっとする。

◆最後

麗奈、梓を解放。

「次やったら許さないから」

梓「はーい」

小声で。

「でも面白かったでしょ?」

麗奈、背を向ける。

「……ちょっとだけ」

梓、勝利顔。

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