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勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


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38/41

第38話「赤面爆発」

騎馬戦終了後。

校庭の隅。

勇者、水を飲んで一息。

「いやー熱かったな!」

振り向く。

そこに。

腕組み。

仁王立ち。

麗奈。

顔、まだ赤い。

勇者「……あ」

一歩、近づく。

「ちょっと」

低い声。

勇者、直立。

「は、はい!」

◆照れ怒りMAX

麗奈「なんで」

勇者「え」

麗奈「なんで名前叫ぶのよ!!」

勇者「え、あれはその、勢いで」

麗奈「勢いで!?」

周囲の視線、まだ若干残っている。

麗奈さらに赤くなる。

「みんな見てたんだからね!?」

勇者、ようやく理解。

(あ、やば)

「ご、ごめん!」

麗奈「ごめんじゃない!」

勇者、完全にたじろぐ。

一歩下がる。

「いやでも、応援してくれてるかなって!」

麗奈「してないって言ってない!」

勇者「してるの!?」

麗奈「ちがっ……!」

言葉が絡まる。

勇者、焦る。

「いや!嬉しかった!じゃなくて!嬉しいと嬉しいけど!」

麗奈「何言ってるのよ!」

◆追撃

麗奈、顔真っ赤のまま。

「目立つでしょ、ああいうの!」

勇者「ごめん!」

「恥ずかしいのよ!」

勇者「……え」

一瞬、止まる。

麗奈、自覚してしまう。

(言った)

(恥ずかしいって言った)

勇者、ぽかん。

「……俺のせいで?」

麗奈「当たり前でしょ!!」

勇者、耳まで赤くなる。

「そ、そんなに!?」

麗奈「そんなに!!」

◆逆にたじろぐ勇者

勇者、完全防御モード。

「すみませんでした!!」

頭下げる。

麗奈、びくっとする。

「ちょ、そこまでしろって言ってない!」

勇者「じゃあどうすれば!?」

麗奈「普通でいいのよ!!」

勇者「普通って何!?」

麗奈「普通は普通でしょ!!」

完全にパニック会話。

◆とどめ

麗奈、深呼吸。

少し落ち着く。

でもまだ赤い。

「……でも」

勇者、恐る恐る顔を上げる。

「……勝とうとしてくれたのは、嬉しかった」

勇者、固まる。

「え」

麗奈、視線を逸らす。

「それだけ」

勇者、顔爆発。

「じゃあ叫んでよかった!?」

麗奈「調子に乗るな!!」

勇者「はい!!」

遠くで。

梓、双眼鏡持ってる。

「青春だねぇ」

その隣。

魔王、静かに一言。

「騒がしいな」

だが。

ほんの少しだけ。

口元、緩んでいる。

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