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勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


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37/41

第37話「無茶と冷静と、赤面と」

騎馬戦、開始の合図。

土煙。

歓声。

怒号。

完全戦場。

勇者、前のめり。

「行くぞぉぉぉ!!」

魔王、冷静。

「右から三騎来る。左は囮だ」

だが――

勇者、聞いてない。

「真正面突破だ!!」

魔王「……は?」

◆勇者、無茶突破

勇者騎、全速力。

真正面の大将騎へ一直線。

味方「待て待て待て!!」

勇者、叫ぶ。

「見てろ麗奈ーーー!!」

校庭に響き渡る。

一瞬、時が止まる。

観客席。

麗奈。

「え」

一斉に視線が集まる。

梓、即座に横を見る。

麗奈。

顔。

真っ赤。

耳まで真っ赤。

「ちょっ……!!な、なに叫んでんのよ!!」

梓、爆笑寸前。

「名指しきたね」

麗奈「うるさい!!」

しかし目は――勇者を追っている。

◆だが無茶は危険

勇者騎、敵に囲まれる。

四方向から挟撃。

「うお!?やば!」

帽子、狙われる。

その瞬間。

横から影。

魔王騎、滑り込む。

「言っただろ、真正面は囮だ」

魔王、冷静。

一騎を横から崩す。

バランスが崩れた瞬間。

「今だ、勇者」

勇者、ニヤッ。

「ナイス連携!!」

◆共闘モード発動

背中合わせ。

勇者&魔王。

観客席ざわつく。

「共闘だ!」

「熱すぎ!」

麗奈、息を呑む。

梓、小声。

「これズルいわ」

◆クライマックス

最後の大将騎。

高い。

固い。

三段構え。

魔王、冷静分析。

「三秒後、左が浮く」

勇者「任せろ!」

三。

二。

一。

敵が僅かにバランスを崩す。

その瞬間。

勇者、跳ぶ。

魔王も同時に踏み込む。

二人の手が――

同時に帽子へ。

バッ!!

帽子が宙を舞う。

地面に落ちる。

審判、笛。

ピーーー!!

「同時奪取!!判定、ドロー!!」

校庭、爆発的歓声。

◆戦いの後

勇者、息切れ。

「はぁ……決まったな」

魔王、汗を拭く。

「決まってない」

二人、笑う。

観客席。

梓「いやー青春」

麗奈、まだ赤い。

「……叫ぶなっての」

でも。

小さく。

本当に小さく。

「……ありがと」

勇者の背中を見ながら。

魔王もそれを横目で見る。

静かな火花。

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