表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/41

第29話「黒幕、梓」

体育館。

歓声。

勇者と魔王がステージ中央。

麗奈は頭を抱えている。

その様子を――

二階観覧席から静かに見下ろす影。

梓。

腕を組み、満足げ。

三バカがこそこそ近づく。

「梓さん」

「ここまで広がるとは」

「天才です」

梓、にこり。

「ちゃんと段取りは組んだからね」

三人「段取り!?」

梓はスマホを見せる。

校内掲示板(非公式)。

匿名アカウント:

《勇者、魔王に宣戦布告》 《麗奈、両者に好意?》 《三角関係勃発》

三バカ、震える。

「最初の火種……」

「梓さん!?」

梓、平然。

「ちょっと面白そうだったから」

「背中押してあげただけ」

視線はステージへ。

勇者が真っ直ぐ立ち、 魔王が静かにオーラを纏う。

梓、くすり。

「ほら、あの二人」

「自分からは動かないでしょ?」

三バカ、納得。

「確かに……」

「魔王様は内心ぐるぐるだし」

「勇者は勢い任せだし」

梓、優しく笑う。

「だから舞台を作ってあげたの」

カメラが魔王へ。

黒オーラの中、内心。

(なぜここまで大事に……)

(我は魔王……)

(なぜスポットライトが当たっておる)

汗一滴。

(梓……貴様か……?)

なぜか気づく。

二階を見上げる。

梓と目が合う。

にっこり。

魔王、確信。

(黒幕だ)

勇者、小声。

「なんか気づいた顔してんな」

魔王、小声。

「背後に策士がいる」

勇者「は?」

その瞬間。

マイク音。

三バカ実況。

「なお本イベントは生徒会公認!」

「安全に配慮し開催します!」

体育館後方。

生徒会長が腕組み。

「面白いから許可した」

魔王、内心。

(世界は我の知らぬ所で回っている)

ステージ脇。

麗奈が梓の元へ。

「……これ、梓でしょ」

梓、笑顔。

「何のこと?」

麗奈、ジト目。

「絶対あんた」

梓、耳元で囁く。

「だってさ」

「麗奈、ちょっと嬉しそうだったし?」

麗奈、爆赤面。

「なっ……!」

梓、満足。

「ちゃんと自分で選びなよ?」

ステージ中央。

勇者、拳を握る。

魔王、静かに目を閉じる。

観客の熱気。

梓、小さく呟く。

「さあ――」

「本気、見せて?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ