表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/41

第26話「最強の女」

教室。

魔王と勇者、バチバチ。

「望むところだ」

「逃げんなよ魔王」

空気が震える。

三バカは机の陰。

「始まるぞ……」

「麗奈争奪戦……」

「歴史に残る戦いだ……」

その瞬間。

バンッ!!!

教室のドアが勢いよく閉まる。

全員ビクッ。

ゆっくり振り向く二人。

そこに立っているのは――

麗奈。

無言。

静か。

しかし目が怖い。

「……あのさ」

低い声。

勇者と魔王、同時に背筋が伸びる。

「私を」

一歩。

「勝手に」

二歩。

「物みたいに」

三歩。

机に手をつく。

ドン。

「扱うなぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォン!!

なぜか窓ガラスが震える。

三バカ。

「覇王色だ……」

「魔王より強い」

「世界の真の支配者」

勇者、冷や汗。

「いや、あれはその……」

魔王、内心。

(我、魔界より恐ろしい存在を知る)

麗奈、腕組み。

「恋愛を戦いにするな」

「張り合うな」

「勝手に決めるな」

ズバズバ刺さる。

勇者「すみませんでした」

魔王「……すまぬ」

教室、完全静寂。

麗奈は深呼吸。

そして少しだけ頬を赤らめる。

「……私は私の意思で決めるの」

その一言。

勇者、真顔になる。

魔王も静かに頷く。

三バカ、小声。

「これは名言」

「正論パンチ」

「ラスボスは麗奈だった」

麗奈、二人を睨む。

「分かった?」

勇者&魔王、同時に。

「はい」

完全敗北。

麗奈は鞄を持つ。

「今日は解散。頭冷やして」

スタスタと教室を出ていく。

残された二人。

沈黙。

勇者、ポツリ。

「……強ぇな」

魔王、腕を組む。

「うむ」

少し間。

勇者「でもよ」

魔王「うむ」

勇者、ニヤリ。

「それでも俺は譲らねぇけどな」

魔王、静かに笑う。

「我もだ」

三バカ。

「懲りてねぇ!!」

「学習能力ゼロ!!」

「第二ラウンド確定!!」

――廊下の向こう。

麗奈は一人歩きながら。

小さく呟く。

「……もう」

ほんの少し笑う。

「なんなのよ、あの二人」

顔、真っ赤。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ