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勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


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25/41

第25話「魔王、思わず告白する」

放課後。

教室には勇者・麗奈・魔王の三人。

「はい、今日はここまで」

麗奈がノートを閉じる。

勇者が伸びをする。

「はー、疲れた。サンキュな、麗奈」

自然な笑顔。

自然な距離。

自然な空気。

――その瞬間。

魔王の胸が、ぎゅっと締めつけられる。

(……まただ)

(このざわめきは何だ)

勇者がふと麗奈に顔を近づける。

「なあ、明日も教えてくれよ」

「べ、別にいいけど……」

そのやり取りを見た瞬間。

ドクン。

魔王の鼓動が跳ねる。

(……なるほど)

(理解したぞ)

目を閉じる。

内なる声が響く。

(我は魔王。魔界を統べし者)

(だが――)

(我は……)

目を開く。

ギラリ。

(麗奈を……他の者に渡したくないのだ)

教室の空気が一瞬、震える。

三バカ(遠巻き観察中)

「出たぞ……」

「覚醒モードだ」

「世界やばい」

魔王、心の中で宣言。

(そうか……これが……)

(独占欲……否)

(――恋か)

一人、静かに頷く。

(認めよう)

(我は麗奈を望む)

勇者が背中を向け、帰ろうとする。

その背に向かって、魔王は静かに呟く。

「勇者」

「ん?」

ゆっくりと立ち上がる魔王。

黒いオーラがふわりと立つ。

だが顔はやけに真剣。

「麗奈は――」

一瞬ためる。

教室全員固まる。

「我のものだ」

静寂。

勇者「は?」

麗奈「はぁ!?」

三バカ「言ったァァァ!!」

魔王、腕を組む。

「渡すつもりはない」

(言った……我は言ったぞ……)

(うわあああああああああああ!!)

内心大混乱。

(何を言っておる我ァァァ!!)

だが外見は堂々。

勇者、数秒フリーズ。

そしてニヤリ。

「面白ぇじゃねぇか」

麗奈、顔真っ赤。

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!私は物じゃない!!」

魔王、内心。

(しまった……)

(怒らせたか……)

(我、滅亡の危機)

三バカ。

「これ完全に宣戦布告」

「青春戦争開幕」

「世界より先に教室が終わる」

勇者が一歩前に出る。

「じゃあ正々堂々いくか、魔王」

魔王、目を細める。

「望むところだ」

バチバチバチ。

火花散る視線。

麗奈、頭を抱える。

「なんでこうなるのよ……」

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