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勇者vs魔王vsJK、地球の高校で最強(?)決定戦  作者: ムーンキャット


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21/41

第21話 「麗奈先生の特別補習」

放課後。

空き教室。

黒板の前に立つのは――

藤沢麗奈。

「今日は特別補習です」

机に向かい合う二人。

神崎凌。

山田次郎。

間に火花。

梓は後ろの席で見学。

(最高の見世物)

麗奈、腕を組む。

「この前のテスト、正直どっちもどっち」

魔王と勇者、同時に反応。

「40点だが?」

「39点だ」

麗奈、ため息。

「満点は100点」

沈黙。

梓、吹き出す。

「というわけで」

麗奈、プリントを配る。

「今日は英語+数学ミックス小テスト」

凌、静かに笑う。

(本気でいく)

次郎、目を細める。

(勇者を圧倒する)

麗奈「私が採点します」

梓「先生可愛い」

「梓うるさい」

テスト開始。

カリカリカリ。

空気が変わる。

凌のペンが速い。

迷いがない。

次郎も静かに追う。

額に汗。

(負けぬ)

麗奈、二人を交互に見る。

(なんでこんな真剣なの)

途中。

次郎が止まる。

数学の応用問題。

凌はすでに解き終えている。

チラリと目が合う。

無言の挑発。

次郎、拳を握る。

(魔王は知略でも負けぬ)

ペンが走る。

時間終了。

麗奈、採点。

沈黙。

梓、ドキドキしてないのにドキドキしてる。

麗奈、発表。

「神崎くん」

「……」

「92点」

梓「おお」

凌、静かに息を吐く。

次。

麗奈、山田を見る。

一瞬、間。

「山田くん」

「……」

「93点」

静寂。

凌、固まる。

梓、立ち上がる。

「また1点差!?」

麗奈もびっくり。

「え、何この二人」

山田、ゆっくり立ち上がる。

静かに。

そして。

小さく笑う。

「ふ……」

凌、警戒。

「ふははははは!!」

麗奈「やめて!」

魔王、高らかに宣言。

「見たか勇者!!」

「知略でも我の勝ちだ!!」

梓、机叩いて爆笑。

凌、静かに立ち上がる。

「魔王」

「何だ」

「次は本気で潰す」

目がマジ。

空気がピリッとする。

麗奈、慌てる。

「ちょ、ちょっと!」

「勉強で争わないで!?」

二人、同時に言う。

「こいつが悪い」

「こいつが悪い」

またハモる。

梓、涙目。

「仲良しか」

麗奈、呆れ笑い。

「もう二人で勝手にやって」

夕日が差し込む教室。

魔王と勇者。

1点の戦いは続く。

だが今回。

凌の目が少し変わっている。

(本気でやる)

魔王も気付く。

(来い、勇者)

静かな覚醒。

ラブコメの裏で、知略バトルが本格化する。

――続く。

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