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『普通』な僕の裏側  作者: くう
6/8

言葉の怖さを知る日

 僕はもう卒業したし

大学生活が始まるまでは暇なわけだけど

折角だから友達と遊ぼうかと予定を立てている。


友達が卒業をした子にプレゼントを渡そうかと誘ってきた。


まぁ悪くない提案だが、


僕自身も卒業した人だから、プレゼントを渡すより言葉でおめでとうを伝えるだけでいいかと思った。


だからチャットで


【君の提案に乗るのも変だから、僕は遠慮して言葉だけ贈ろうかな。】


と返す。


しかし、


返信は、どこか怒っている様だった。


【俺の提案が変だなんて酷いじゃないか】


そのメッセージを見た瞬間に息が詰まった。


違う

そうじゃない

僕が言いたいことはそうじゃない!


誤解を生んでしまったようだ。


僕は、提案に丸ごと乗っかるなんて申し訳ないと言いたかった。


でも、君の提案が変だと伝わってしまった。


僕の大事な友達を傷つけてしまったのだろうか。


弁解をすぐにしたが読んでくれない。


チャットは便利だが、言葉の受け取り方は相手次第だ。


僕はそこに気がつけなかった。


僕は大事な友達を傷つけた。


傷つけた筈の僕の心も深く傷ついた。


苦しくて

辛い。


返事はまだ無い。

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