表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/33

3. ギルドそして仲間たち

 ギルドはいかにもな外見だった。俺が思い描いたような大きいギルドだ。

「じゃあ、中に入るわよ。」


 と、シエラが言ったのを俺とマールは頷き中に入った。

 入った感想は、騒がしいこの一言だった。俺はこういうのに憧れていたため、気が急いだ。

 それから、シエラとマールにそそのかされ受付に着いた。

 そこからは簡単だった。受付嬢がほとんど全てやってくれるらしいので任せた。俺たちがやるのは魔法適性の確認だ。シエラとマールはもうすでにやっているので俺だけがやることになった。


「火、土、風、水あと無属性の5つがあります。火、土が主に攻撃魔法、風、水が主に支援魔法や回復魔法が使えます。無属性はバランス型みたいな感じでしょうか」

「なるほどー。わかりました」


 (ここで全属性つかえるなんて言われたら最高だな)


 そんなありもしない願望を見つつ集中した。この水晶みたいな玉に意識を集中するとできるらしい。

 そして現れたのが真っ白の玉が一個出てきただけだった。俺はもしかして魔法を使えないのかと心配になり、恐る恐る受付嬢を見ると水晶を見ながら呆けていた。俺は気になり


「なにか問題でもありましたか?」


 と聞いてみた。すると受付嬢が思い出したように声を上げた。


「ショウさんこれは凄いことですよ。魔法は一属性しか使えませんが、無属性の魔法が使えます。私、初めて無属性の魔法を使える人を見ました!」


 と、感激された。するとすぐに


「凄いじゃない。無属性はありえないほど珍しいのよ」

「す、凄いですショウさん」


 と2人からも褒められた。だが、俺はそこまで無属性の魔法がどれだけ凄いかわからなかった。

 手続きが終わりギルドのルールなどを教えて貰った。

 まずF〜Sのランク制であるということ。最初はどんな人でもFから始まり、受けれるクエスト自分と同じランクか、または自分より一つ上のランクが受けれるらしい。また、ギルド登録が終わった後に貰ったプレートはギルドに登録しているという証明書だから無くしてはだめだということ。


 そしてランクの上げ方はクエストを受け続けているとギルドから報告が来るらしい。のでその時にランクアップするかしないかを申告するらしい。

 今日、教わったのはざっとこんな感じだ。今日はもう遅いし明日からクエストを受けることにしよう。と思いギルドを出た。 

 その時俺は2人に呼び止められた。


「ショウ、話があるの!」

「ショウさん、話があります!」


 と2人が声を重ねて言った。


「なーんだマールも同じこと思ってたんだー」

「うん、シエラだって。じゃあ一緒に言う?」

「うん、そうしよ!」


 と2人が話していたが話についていけなかった。


(これこそ、頭の上にはてなマークがあるって感じだな)

 そんなことも思いながら聞いていた。


「じゃあ言うよ、マール」

「うん」

「「“私たちとパーティを組んでくれないかな?"」」


 俺はびっくりしながらも答えた。


「もちろんいいぞ。こちらから頼みたいくらいだ。よろしくな」

「やったわね、マール」

「うん、シエラ」


 そこで正式に仲間になった俺たちは楽しく話しながら宿に戻った。


これから土日と祝日は必ず一つは出せるように頑張ります


追記、魔法の説明を追加しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ