大和!
少なめです
「あー、疲れたー」
「何言ってるのよ。楽しかっじゃない」
「そうですよ。男の人の服を選ぶのはそう無かったので、とても楽しかったです」
「セツナは、これに耐えたのか……」
「いや、私も結構楽しかったですよ」
「そうなのか……。俺がこういうの苦手なだけなのかな……」
服を買いに行くのはとても疲れたが、自分では買わないような服を選ぶ事ができて良かった……のかな。
「ちょっと疲れたし、どこかで休憩しないか?」
「そうね。そろそろお昼時だし」
「じゃあどこに行きますか?」
「あ! それなら私いいところを知ってますよ」
「そうか! ならそこに案内してもらっていいか?」
「はい、良いですよ」
そして俺たちはセツナがおすすめする店へと向かった。
「さあ、着きましたよ。ここです」
そう言って、指を差した場所を見てみると、看板に"大和"と書かれた店が見えた。
「大和ってところか?」
「はいそうです。ここらでは珍しい、お米が食べられる店なんですよ」
「米! 久しぶりに食べるなー」
米なんて前の世界でも貴重品だったし、本当に久しぶりだ。
「えっ! ショウって食べたことあるの? 私たちは初めてよ」
「はい。美味しいとは聞いていましたが、中々食べる機会がありませんでしたから」
「なるほどな。それにしてもよくこんな場所を見つけたな」
この店は結構奥に入り込んだ場所にあった。
「はい。恥ずかしながらここで、一度道に迷ったことがありまして……その時にここの店主に助けてもらったんですよ」
「へー。優しい店主さんなんだな」
「はい、とても」
俺たちはここでは食べる機会が無いであろう、米を食べれる店"大和"に入って行った。
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