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本日はいつもより短めです。

 



 コンコン



「誰かなー?」


 先程ガルシアの授業が終わり部屋で復習をしていると誰かがカメリアの部屋をノックした。


【待ってて、わたしが見てくるわ】


 あの夢の中以来、精霊王達はカメリアのみがいる時に人の言葉でカメリアと話すようになった。


「あやめ、ありがとう。お願い」


 精霊王だと知ったカメリアは、敬語に変えようとしたが精霊王達が今まで通りが良いと言うのでそのままである。


「リヒトも皆みたいに喋れたら楽しそうなのにね。」


 リヒトを撫でながら言うカメリアは、リヒトを猫だと信じて疑っていない。


【だそうですよ、リヒトさん】


『...』


 鳴かずに尻尾だけパタンと動かしカメリアに大人しく撫でられていた。


【カメリア、ルカだったわ。】


「ルカ?分かった、ありがとうね」


 ドアへと行き、開けるとあやめが言っていたようにルカが立っていた。


「ルカ、どうしたの?」


「え、えと、突然すみません...あの、1週間庭師見習いとして働いて明日からグレナーさんの所で騎士見習いとして働く事になりました。...それで、いつになるか、分からないんですけど、グレナーさんに認められて旦那様にも認められたらカメリア様の専属護衛として働かせて欲しくて、その、カメリア様本人にも許可を頂きたくて...あ、あの、僕では、頼りないかもしれないんですが...ぼ、僕、頑張るので...」


「まぁ!ぜひ、お願い!そうだ!ならね、3年後までに認められて欲しい。」


「3年後、ですか?」


「うん、学園には護衛1人と侍女2人と決められているからルカが来てくれると嬉しいなぁ」


 学園は寮に入る事になる為、令嬢を世話する人と護衛する人が必要である。


 公爵家、侯爵家は護衛2〜3人、侍女が3〜4人

 伯爵家は護衛1〜2人、侍女が2〜3人

 男爵家、子爵家はそれぞれ1人ずつ


 となっている。



「はい!!ぜひ、僕頑張ります!!」


 目をキラキラさせてルカは言う。


「よろしくね、ルカ」








ここまで読んで下さってありがとうございます。

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