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新章に入りました。

カメリア、5歳になりました。


ブックマーク、評価ありがとうございます。

ブックマーク300件いきました!!

ありがとうございますm(_ _)m

 



「カメリア、誕生日おめでとう」


「カメリア、おめでとう」


「「おめでとう」」


 私、カメリアは5歳になりました。


「お父様、お母様、アラン兄様、ルイ兄様ありがとうございます。」


「カメリア、大きなお披露目パーティをしようと思ったのにカメリアが嫌がるから辞めたが本当に良かったのか?」


「はい、お父様。私は家族や屋敷の皆にお祝いして貰えたらそれで良いのです。ですが、貴族の体裁もあると思うから、招待しなければならない方々のみでお願いします。あまり、派手なのは好きじゃくて。」


「まぁ見せびらかしたいが、可愛いカメリアに変な虫が付いても困るからな。」


「アナタ今そんなんで、カメリアが嫁ぐってなったらどうするの。もう5歳なのだし、婚約者も見つけていかなきゃなのよ。」


「っ!?!?と、嫁ぐなんて!!!」


「「...学園入ったら僕達が守らなきゃ」」


「いっそうのこと、ラビート公爵家のレッキスくんはどうかしら?昔から仲が良いんだし、カメリアもファージーちゃんと姉妹になれたら嬉しいでしょ?」


 ファージーと姉妹...それは凄く嬉しい!

 でも、レッキス様は良いのかな?もう11歳で学園でも大人気だとファージーが言ってたから将来を誓いあってる方がいるかもしれない。

 貴族だから政略結婚は仕方ないって分かってるけど嫁ぐなら好きな人のもとへ行きたいなぁ〜

 でも、前世は散々で今世は幸せでしかないからこれ以上我儘言っちゃ駄目だよね。お父様とお母様が選んだ人ならきっと大丈夫よね!


「私は、お父様とお母様が選んだ方なら信頼出来るので」


「嫌だ!カメリアが嫁ぐなんて!」


「ふふ、貴族としては完璧な答えだけれど、私の娘としてはもっと我儘言って欲しいわね。あんな人が良いとかこんな人の所に嫁ぎたいとか言って欲しいのよ〜。レッキスくんに、ザイード殿下、クリフト殿下もいるんだし!選び放題よ。」


 えー!?ザイード様やクリフト様はこの国の王子様だよ!そんな方に私なんかが嫁いじゃ駄目だよー!!!


『にゃーん』


「あ、リヒトどうしたの?リヒトもお祝いしてくれるの?」


『にゃん』


 リヒトもこの2年でだいぶ成長した。

 伯爵家お抱えのシェフが腕によりをかけて作ってくれるリヒト専用ご飯や他の子達専用のご飯のおかげで皆、毛並みがとっても美しくなっている。


「リヒト、ありがとう」


 小鳥達にも名前を付けた。私が付けて良いのか迷ったけど名前が無いと呼んであげられないから小鳥達に名前を付けて良いか聞いて鳴き声で了承してくれたので、名付けさせてもらった。


 青い小鳥は()()()、リスは()()()、ウサギは()()、犬は()()()にした。

 名前って貴重だけど自分には名前を付けるセンスが無いから前世で耳にした事がある植物の名前を付けることにした。一応みんな喜んでくれたみたいで安心!

 かえでの飼い主は結局見つからず...。なので、我が家で可愛がっている。


「カメリア、欲しい物は?せっかくの誕生日なんだから欲しい物を言ってごらん?」


「...欲しい、もの...お父様、私、街に行きたいわ!」


「えっ!!」


「あら、良いじゃない!アンナかマリーのどちらかと後は、護衛騎士を1人付けるなら私は何も言いませんよ。ガルシアからもお勉強やダンス頑張っているって聞いてるもの。誕生日プレゼントと日々の頑張ってるご褒美よ。」


「「なら僕達も」」


「お父様も」


「貴方達が着いて行ったら勉強にもならないでしょ!カメリアだって自由にお買い物したいわよね?」


「ええ、お母様。お父様もお兄様達とも行きたいのもあるけど、今回は1人で色々見てみたいの。」


「うっ...」


「「その次は、僕達と行こうね」」


「ええ!」


「ならお母様は、その次の次ね」


「はい」


 ユリシェは、笑顔で頷く娘の頭を撫でて「俺

 、最後」とガックリと項垂れる自分の旦那に苦笑いするのだった。











ここまで読んで下さってありがとうございます。




青い小鳥 あやめ

水の精霊王 ウンディーネ

カメリアの肩がお気に入り


リス もみじ

尻尾がモフモフしていて

よくカメリアの頭の上にいる。


真っ白なウサギ うめ

あやめやもみじが騒いでいると

突撃して静かにさせる。

カメリアに抱っこされるのが好き


犬(黒柴犬のようなシルエット) かえで

カメリアの後をいつも着いて歩く

カメリアが座ると足元で大人しくしている。




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