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誤字脱字報告ありがとうございます。
助かります!
それから暫くしてマリーがアランディルとルイディルが来たとレッキスに話すとレッキスは、2人と話してくると言いこの場を去った。
「ねぇねぇ、カメリア、今度は、誰のお茶会に、行くの?わたくち、なるべく、カメリアが、参加する、お茶会に、行こうと、思うの。仲良く、ない人の、お茶会に、行っても、つまらないもの。」
「わたちも、ファージーと、一緒だと、心強いわ!えっとねぇ、リーファ侯爵家だよ。」
「あ!それなら、わたくちも、お兄しゃまと、一緒に、招待状が、来てたわ!一緒に、行けましゅ。」
リーファ侯爵家は、前に王妃様のお茶会で一番にカメリアの足を踏んだりと虐めたご令嬢がいる家である。
カメリアは伯爵家なので、リーファ侯爵家より爵位は下である。今回も仲の良いファージーがいるのは心強いし、ファージーはラビート公爵家なのでリーファ侯爵家より格上だ。格上の彼女と一緒にいればその場所では虐められる事は無いだろう。
また虐められてもしも、傷が付きファージーや家族に心配を掛けてしまうのが嫌なカメリアは、利用するようで嫌だがファージーが一緒にいてくれるのは有難かった。
...ごめんね、ファージー。利用するようで本当は嫌だけど、これで傷付けられて虐められてるってバレたらもっと心配掛けちゃうもん!サーチェ伯爵家の娘なのに虐められてるって知られたら家族皆に恥をかけてしまうから気を付けないと!!
ファージーにも迷惑掛けないようにしなきゃ!!
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「アラン兄ちゃまも、ルイ兄ちゃまも、一緒なのね!」
リーファ侯爵家のお茶会当日になり、マリーとアンナに身支度を整えてもらって玄関へと向かうとアランディルとルイディルが待っていた。
「「あぁ、僕達も一緒だよ。」」
2人にエスコートしてもらい馬車へ
到着すると香水のキツイ香りと共にリーファ侯爵夫人とそのご令嬢であるレイヴィスがやってきた。
「サーチェ伯爵家の青の貴公子様、ようこそいらっしゃいました。お噂通りのお方ですわねぇ」
侯爵夫人が兄2人を交互に見ながら頬を染めて話す。
隣にいた娘のレイヴィスも話したいと母親のドレスの裾を軽く引っ張っていた。
ど、どうしよう。私、お兄様の間にいるんだけど小さいからか見つけて貰えて無いや...。ここは、私から挨拶すべきだよね?でも、相手は格上の侯爵だからあっちから声掛けて貰えないと喋れないし...でも、兄は声かけられたから良いのかな?
うーん、難しい...お兄様、助けて〜
自分はどうしたら良いのか分からなくて左右にいるルイディルとアランディルを交互に見る。
「本日はお招き下さいまして誠にありがとうございます。私が兄のルイディルと」
「弟のアランディルと申します。そして、此方にいる私達の大切な妹が」
「カメリアと、申しまちゅ。」
兄達が自分の自己紹介と共にカメリアも紹介してくれたのでちゃんと挨拶出来た。
「ご丁寧にありがとうございます。此方、娘のレイヴィスですわ。ほら、挨拶なさい。」
「ルイディル様、アランディル様、リーファ侯爵家の娘のレイヴィスと申します。」
「レイヴィスはルイディル様とアランディル様と同い年なのですわ。ぜひ仲良くして頂きたいわ。」
キラッっと双子の瞳が光ったのはカメリアには分からなかった。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
リーファ侯爵夫人
少しふくよかな女性でレイヴィスの母
香水を自分流にブレンドして全身に
多量に付ける。
レイヴィス・リーファ (7)
母に似て少しぽちゃ気味のツリ目の女の子
母の進めで甘ったるい薔薇の香りがする香水を
多量に付けている。