表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

まだ頑張れる(続くかも)

作者: Jinafu

私はまだまだ頑張れる

朝 目が覚めて思い出す現実。

昼 会社で見る足元。

夜 目の前にせまる暗闇。

私の日常は今日も変わりなく続く。


*

不意に体が跳ね目が覚める。全身の痛みと頭痛で昨夜もフローリングで寝落ちしたことを自覚する。

のそのそと起き上がり、軋む関節を無視してケトルでお湯を沸かし

顔を洗いながら思う。

「疲れた…」

私がどれだけ疲れていようと、どれだけ休みを欲していても

今日は週の始まり月曜日で、昨日の休日出勤を含めて12連勤中。今週を乗り切って土曜日にある休みはとても遠く思えて、気が遠くなる。

土曜日を待ち遠しく思う学生と何一つ変わらない生活。私は、数年前に成人式を迎え大人になった。

けれどやってる事は10代の頃と何一つ変わらない。


「さぁ、行こう。」

してもしなくても変わらない化粧を済ませて、インスタントコーヒーを飲みスーツを着る。

責任と責務を鞄にぶら下げて、私は会社に向かう。

朝ごはんを食べるような健康的な生活は、学生時代から向いていなかった。時間が無いわけじゃない。早起きは得意なほうだし、自炊だってできる。

けれど、なんでか朝だけは食べる気になれなかった。

JRと地下鉄を乗り継いでビル街の端の方にある会社に到着する。今日もまだ、始まったばかり。ため息をつくにはまだ早い。



いつまで頑張ればゴールがあるの?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ