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言霊使いと自称最強の狂戦士  作者: サイバーソーダ
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第1話 言霊使いのマーグ

サイバーソーダというものです。初心者です。事情により投稿が遅れる可能性がありますのでご了承ください。出来れば感想が欲しいのでよろしくお願いします。

照りつける太陽は大地に熱を与え続ける。


その中を歩く一人の男。


男はその暑さの中で自分が少し前に

体験した事をうっすらと思い出していた。


「あれから何日たっただろうか」


マグレイン歴250年

オンバル大陸のバンビバル王国の南東に

位置するこの砂岩地帯では

生命を感じさせる事は少なく、

日照りが続くこの大地に立っているのは

大抵、盗賊か賞金稼ぎぐらいだった。


男は思いにふけっていると

ふと鋭く突き刺さる様な殺気を感じる。


!!!


殺気に気がついた男は残っている

わずかな体力を使い走り出した。


「逃げたぞ!追え追えー!」


後ろから四人の賞金稼ぎ達の姿が見える

自分を追いかけて来てるのだ。


逃げても逃げても追いかけてくる

賞金稼ぎ達に対して男は力尽き

倒れてしまった。


「や〜っと捕まえたぜ。

賞金首のマーグさんよおぅ」


マーグは動こうにも動けなかった。

だがマーグからは絶望の色を

全く感じられなかった。


「これで私たちは大金持ちだよ」


「あー疲れた。こいつ手こずらせやがって、

ようやく金が手に入るぜ」


賞金稼ぎの一人が愚痴をこぼしながら

マーグの背中を足で蹴りつけた。


「うっ」


低く絞り出した声が辺りに響く。


賞金稼ぎの一人がマーグに

近づき、どんよりと光り輝く

短剣を取り出した。


「何か言い残す事はあるか?」


マーグにそう言うと

身体をゆっくりと

賞金稼ぎ達の方に向けた。


「出来るなら自分がいた

世界の景色が見たかったぜ」


そう呟くマーグの言葉に

賞金稼ぎ達は

馬鹿にしくさった顔で答えた。


「お前が見ている景色が

その世界の景色だよ」


笑いながらマーグにとどめを刺そうと

短剣を振り上げたその時、マーグは

渾身の力で声を張り上げた。


ー我に刃向けし者に、

安らかな眠りを!!ー


マーグの声に一瞬怯んだ

賞金稼ぎ達だったが、

振り下された腕は勢いを増した。


「っ!!」


短剣がマーグの胸元に

突き刺さるその瞬間だった。


突然の睡魔によって賞金稼ぎ達は

全身の力が抜けていくなか、

短剣はマーグの左手近くに刺さり

賞金稼ぎ達は安らかな眠りに

ついてしまっていた。


「相変わらずこの訳の

分からん力は、はんぱねぇな」


そう言いつつ、起き上がると

動けないでいる賞金稼ぎ達から

金になりそうな者や、金貨等を取り

その場からゆっくりと去っていった。



賞金稼ぎ達の一件から数時間がたち

マーグは砂岩地帯から脱出し、

バンビバル王国近辺の森に

たどり着いた。



森の中では草食獣や魔獣、巨大甲虫等の

生命の息吹を感じざるを

得ない所であり

なおかつ生い茂る草花が

それを物語っていた。


マーグは森の獣道を歩き

川沿いにでると向こう岸に

小さな寂れた廃屋を見つけた。


数時間前みたいに襲撃の可能性が

あったので、慎重に近づき

廃屋にたどり着く頃には

日が沈んでいた。


「はぁ〜疲れた。ったくいつになったら

元通りで平穏な生活に戻れるんだよ」


口から声が漏れつつも廃屋に入る。


廃屋の中は生き物達の住処と

なっておりかなり荒れていた。

天井も無くなっており

唯一、形を留めていたベットを

綺麗にして横たわる。


横たわると吹き抜けた天井に

満天の星空が広がる。


マーグは星空を見ながら

自分が元々いた世界の事を思い出していた。


「俺は本当に転生したのかな」


実感が持てないマーグはそのまま

吸い込まれる様に眠りに

ついたのであった。







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